テーマ:日本史

『悪霊列伝』 永井路子 (新潮文庫)

 実家の本棚にある永井路子の『悪霊列伝』。  先月、最初の吉備聖霊を読み、今月は不破内親王姉妹から――。  このブログに『悪霊列伝』が登場するのは、2006年以来。  ブログを始めて10日後くらいのことでした。  次に京都へ行くときは上の何人かがまつられている御霊神社へ行って見たい。  14年経つのに、実現…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『北条政子』 永井路子 (文春文庫)

 半月ほど前、積まれた諸々から出てきた『北条政子』。  実家の本棚にあった文庫本ですが、いつ持ち帰ったかすら思い出せません。  記憶にないくらいなので、2、3年前? と思っていたら・・・。  去年の12月4日にあげた、鎌倉宮について書いた記事から——。  Wikipediaを見ると、「文覚または遠藤盛遠が登場する作品」に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像』 石原比伊呂 (中公新書)

 木曜日に2冊買ったうちの1冊は、『北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像』。  思った以上に興味深く、ほぼ二日で読了しました。        (画像は中公新書のHPより)  南朝と北朝の対立だけでなく、北朝の間でも微妙な関係だった、後光厳の流れと崇光の流れ。そして、伏見宮家がこの時代に成立していたことを再認識。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『逆説の日本史22 明治維新編』 井沢元彦 (小学館文庫)

 4~6月に発行されるイメージが強い『逆説の日本史』。  2012年以降の発行月を並べると、2012年~2014年(⑮~⑰)は6月、2015(⑱)は7月、2016・2017年(⑲・⑳)は4月、2018・2019年(21・22)は5月。2015年をのぞき、4~6月に発行されています。  ・・・が、今年はまだ書店に並びません。  去年…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『公家源氏――王権を支えた名族』 倉本一宏 (中公新書)

 おとといこんなことを書きましたが――。  ページを開くことなく行方不明になった『筋肉の栄養学 強いからだを作る食事術』。きのう、別の本を捜索中、数ヵ月ぶりに見つけました。  捜索中だったのは『公家源氏――王権を支えた名族』。  大晦日に買った本を元日に捜索なんて、どうかしていますが、きのう発見。  2020年読了、2冊目の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『紅蓮の女王 小説 推古女帝』 黒岩重吾 (中公文庫)

 先月末にあげた『落日の王子 蘇我入鹿(下)』の中で書いたこと――。  来月の帰省時は、同じ黒岩重吾の『紅蓮の女王』と東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを持ち帰る予定。あとは、きのう亡くなった大勲位関連で、大下英治の『中曽根が笑った日 』でしょうか。  『中曽根が笑った日 』に次いで、『紅蓮の女王 小説 推古女帝』を再読。   (画…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『「忠臣蔵」の決算書』 山本博文 (新潮新書)

 先月の太陽研例会の際、Mさんからいただいた『「忠臣蔵」の決算書』。  大石内蔵助が残した『預置候金銀請払帳』を中心に赤穂事件を考察した、異色の(?!)一冊です。  決算書の類は苦手なうえ、金・銀・銭の交換比率が分かりづらく、金の単位比率が十進法でない・・・。次々と出てくる数字に圧倒されました。  当然、読むスピードもなかなか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『落日の王子 蘇我入鹿(下)』 黒岩重吾 (文春文庫)

 先ほど、落日の王子』の下巻を読了。  カバーに書かれているあらすじが不自然なのは、上巻の続きだから――ですが、何も「一方、」から始めなくても・・・。 一方、蘇我氏の専横をにくむ中大兄皇子と中臣鎌足らの連合勢力は、皇位を窺う入鹿の野望を挫き、唐にならった中央集権国家を樹立しようと謀っていた。両者の激突は乙巳のクーデター=大化改新…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『落日の王子 蘇我入鹿(上)』 黒岩重吾 (文春文庫)

 先週の帰省で実家から持ち帰ったのは、東野圭吾と黒岩重吾。  吾が重なったのは、まったくの偶然です。。  約1年ぶりの黒岩重吾は、『落日の王子』の上下巻。  けさ、上巻を読み終えました。  カバーのあらすじが不自然なのは、下巻とセットになっているから――。 政治的支配者たる皇帝と、祭祀の支配者たる大王の権威を併せ持つ座…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」』 瀧浪貞子 (中公新書)

 夜勤初日のおととい、泳いだ後にマリンピアの未来屋書店へ。  目的は未読のクリスティーでしたが、出たばかりの中公新書も一冊――。  『持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」』。飛鳥時代は久しぶりです。  冒頭の系図はかなり複雑ですが、この時代おなじみの人物ばかり。  ちょっと謎なのは、藤原不比等の名前がないこと。  弓削皇子の右…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』 呉座勇一 (中公新書)

 10日前、30冊処分したそばから、3冊買いましたと書きました。  このうち2冊は前の記事で書いたようにアガサ・クリスティーで、残る1冊がこの『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』。  『観応の擾乱』や『承久の乱』は読んでいたのに、一番最初に出たこれが最後になりました。。  ブックオフには2冊並んでいて、1冊は帯ありで、1冊は帯な…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『古代天皇はなぜ殺されたのか』 八木荘司 (角川書店)

 先週、奈良で垂仁天皇陵と開化天皇陵を見て思い出した『古代天皇はなぜ殺されたのか』。  十数年ぶりに読んでみました。  殺された古代天皇といっても、文字通り暗殺された崇峻天皇や安康天皇のことではありません。  日本書紀や古事記に載っているけれど、実在を否定されている天皇を指しています。  神武天皇の始まり、第二代~第九代…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『相模のもののふたち 中世史を歩く』 永井路子 (文春文庫)

 今年5度目の帰省で、新幹線の車中。  『相模のもののふたち 中世史を歩く』をようやく読み終えました。  1月に実家から持ち帰りましたが、しばらく手につかず・・・。  先週末、三浦に行くということで、やっと読み始めたわけです。  もっとも、相模の――なので、三浦半島がメインなのは最初の一章だけですが・・・。  小説…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『源頼朝の世界』 永井路子 (中公文庫)

 今年初の帰省から、いつもより4,5時間早い新幹線で帰宅。  明るいうちに着くのはわりと新鮮です。。  岩手までの車中で読んだのは『十字軍物語 第一巻 神がそれを望んでおられる』。  その中で触れた「中公新書の日本史もの」は、『源頼朝――武家政治の創始者』。    きのう、岩手に向かう車中で読んでいたのは『十字軍物語』の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『藤原氏――権力中枢の一族』 倉本一宏 (中公新書)

 著者の本は昨年11月の『蘇我氏――古代豪族の興亡』以来。  当時、お気に入りに登録しましたというtwitterの通知があり、しかも著者自ら!――ということで、びっくり。  さらに、藤原氏もあるのツイートつきとは・・・。  知っています――ということで、今年初めて買ったのは『藤原氏――権力中枢の一族』。  前書で「濃さ」は分…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『つわものの賦』 永井路子 (文春文庫)

 一週間前にエントリーした『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』。  実朝暗殺についての記述で、102ページに永井路子の名前が出てきました。  公暁の乳母夫三浦義村を黒幕とみる作家永井路子氏の説もある。公暁の門弟駒若丸は義村の子、義村自身はこの日に限って姿をみせていない。永井氏は、実朝・義時の殺害を公暁に任せ、義村は北条氏の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』 坂井孝一 (中公新書)

 おとといのツイートで本書の存在を知り、きのう電車に乗る前に購入しました。  車中で読む本は決めていたのですが、予定変更。  承久の乱そのものだけでなく、そこに至る背景まで描かれていて、よかったです。  実朝像は少しだけ、後鳥羽像はだいぶ変わりました。  帯に書かれている本書の紹介ーー。 一二一九年、鎌倉幕府三…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『蘇我氏――古代豪族の興亡』 倉本一宏 (中公新書)

 3年前に出た本ですが、ようやく読みました――というか、ようやく買いました。  買ってからは、一気読み。  出た時にすぐ買うべきでした。  ちょっと引っかかったのは、131ページの以下の箇所。  皇極(斉明)天皇が「非蘇我系」と書かれていること。  吉備女王は蘇我系のはずですが・・・。  以下のリンクはWikip…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『裸足の皇女』 永井路子 (文春文庫)

 『噂の皇子』の次は、『裸足の皇女』。  舞台は『噂の皇子』より遡り、飛鳥時代~奈良時代が中心ですが、短編集であることが共通点。  解説が磯貝勝太郎であることも共通しています。  表題作の『裸足の皇女』とは、山辺皇女。  夫の大津皇子が自害した時、裸足で飛鳥の道を走り続けた――。  小説の描写かと思っていたら、日本書紀にそ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『噂の皇子』 永井路子 (文春文庫)

 先月、帰省した時に持ち帰った永井路子の短編集・『噂の皇子』。  初出は以下の通りです。   噂の皇子   「別冊文藝春秋」148号・1979年4月   桜子日記   「小説セブン」1970年2月号   王朝無頼   「オール讀物」1986年1月号   風の僧     「歴史読本」 1967年9月号   双頭のƓ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『上皇の日本史』 本郷和人 (中公新書ラクレ)

 二年前、今上天皇が譲位の意向を示され、その日程が来年4月30日に決まりました。  譲位後の敬称も上皇に決まり、関連する本が何冊が出ています。  新書では『上皇の日本史』(中公新書ラクレ)と『国民が知らない上皇の日本史』(祥伝社新書)。  ページあたりの価格は後者のほうがお得で(?)迷いましたが、タイトルがシンプルな前者を選びまし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで』 中公新書編集部 編 (中公新書)

 順序が逆になりましたが、『永久機関で語る現代物理学』より前に読み終えた本。  12時間前と同じようなことを書いていますが、これは24年前ではなく、先月発行されたものです。。    鎌倉時代は「いい国つくろう」の1192年に始まる、という時代区分はもはや主流ではない。    日本史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『日本史真髄』 井沢元彦 (小学館新書)

 読みかけの本があるので、まだ買っていない中公新書の『日本史の論点』。  近くの書店の新書の棚には、3列並べて目立つように置いています。  きのう行ったら、その隣に井沢元彦の『日本史真髄』があり、帯を見て驚きました。    紫式部が平氏政権絶頂期に「源氏物語」を書けた謎    画像はヤフオク!からの引用です。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『この世をば (下)』 永井路子 (新潮文庫)

 きのう、『この世をば』の下巻を読み終えました。  30年以上前に読んだ時に印象に残っていたのは、道長と三条天皇との暗闘。  ・・・ですが、三条天皇として登場するのは、魔の翼と恋しかるべきの二章だけでした。  考えてみれば、在位は一条天皇の25年に対し、三条天皇は5年足らず。  綏子とのエピソードは、東宮時代のもの。  こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『この世をば (上)』 永井路子 (新潮文庫)

 実家から持ち帰った『この世をば』の上巻を読み終えました。  私にとって、初めて読んだ永井路子の小説。  買ったのは高校一年か二年の時と思っていたのですが、奥付を見ると三年の時。  理系の受験生が何をやっていたのでしょうか・・・。  完全に現実逃避ですね。。  主人公は藤原道長。  タイトルはもちろん、道長が詠んだこの歌…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『美貌の女帝』 永井路子 (文春文庫)

 少し前に読んだ『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』。  6人登場するナンバー2のうち、もっとも恐るべしと思ったのは、やはり藤原不比等です。  彼がじつにあざやかに天武・持統朝に報復し、亡父鎌足の描いた世界を再現したことには誰ひとり気づかなかった。憲法改正、外交路線の変更、そして遷都――。天武・持統の路線を徹底的に打ちの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』 永井路子 (文春文庫)

 一週間前にエントリーした『安全のカード』の中でこんなことを書きましたが・・・。    ・・・ということで、千葉に戻ってまず読むべきは、アシモフの『空想自然科学入門』ですね。  『空想自然科学入門』に手をつける前に、『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』を読了。  はじめは駄馬のごとくは北条義時の章のサブタイトルで、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『銀の館 (下)』 永井路子 (文春文庫)

 『銀の館』の下巻を読み終えました。 変転極まりない時代が来た。戦火、飢餓、暴動……足利幕府は崩壊に向うが、将軍義政は無為の生活のなかにいる。富子はわが子の行く先を案じて画策するうち、自分の財政の才能に気づいた。やがて、幕府も天皇家も、武家も公家も、彼女なくしては立ちゆかなくなるがそれは富子にとって果して幸福なことだったか。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『銀の館 (上)』 永井路子 (文春文庫)

 先月、帰省した時に持ち帰ったのは吉川英治の『三国志』2冊と『銀の館』2冊。  『三国志』に続き、きのう『銀の館』の上巻を読み終えました。  主役は日野富子――。 "女傑"日野富子の意外な実像――康正元(1455)年秋、純白の裲襠に包まれて、将軍足利義政のもとに嫁いできた十六歳の花嫁は、将来政治に無関心な夫に代って幕政を切り盛…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『流星 お市の方 (下)』 永井路子 (文春文庫)

 『流星 お市の方』の下巻を読み終えました。  『乱紋』と同様、手書きの系図が挟んでありましたが、まったく記憶になく・・・。  25年ぶりか30年ぶりか・・・なので、無理もないですね。  登場人物は、最近読んだ『乱紋』・『朱なる十字架』と一部重なります。  系図にはないですが、『朱なる十字架』の冒頭に登場した三淵藤英が一…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more