テーマ:日本史

『古代天皇はなぜ殺されたのか』 八木荘司 (角川書店)

 先週、奈良で垂仁天皇陵と開化天皇陵を見て思い出した『古代天皇はなぜ殺されたのか』。  十数年ぶりに読んでみました。  殺された古代天皇といっても、文字通り暗殺された崇峻天皇や安康天皇のことではありません。  日本書紀や古事記に載っているけれど、実在を否定されている天皇を指しています。  神武天皇の始まり、第二代~第九代…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『相模のもののふたち 中世史を歩く』 永井路子 (文春文庫)

 今年5度目の帰省で、新幹線の車中。  『相模のもののふたち 中世史を歩く』をようやく読み終えました。  1月に実家から持ち帰りましたが、しばらく手につかず・・・。  先週末、三浦に行くということで、やっと読み始めたわけです。  もっとも、相模の――なので、三浦半島がメインなのは最初の一章だけですが・・・。  小説…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『源頼朝の世界』 永井路子 (中公文庫)

 今年初の帰省から、いつもより4,5時間早い新幹線で帰宅。  明るいうちに着くのはわりと新鮮です。。  岩手までの車中で読んだのは『十字軍物語 第一巻 神がそれを望んでおられる』。  その中で触れた「中公新書の日本史もの」は、『源頼朝――武家政治の創始者』。    きのう、岩手に向かう車中で読んでいたのは『十字軍物語』の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『藤原氏――権力中枢の一族』 倉本一宏 (中公新書)

 著者の本は昨年11月の『蘇我氏――古代豪族の興亡』以来。  当時、お気に入りに登録しましたというtwitterの通知があり、しかも著者自ら!――ということで、びっくり。  さらに、藤原氏もあるのツイートつきとは・・・。  知っています――ということで、今年初めて買ったのは『藤原氏――権力中枢の一族』。  前書で「濃さ」は分…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『つわものの賦』 永井路子 (文春文庫)

 一週間前にエントリーした『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』。  実朝暗殺についての記述で、102ページに永井路子の名前が出てきました。  公暁の乳母夫三浦義村を黒幕とみる作家永井路子氏の説もある。公暁の門弟駒若丸は義村の子、義村自身はこの日に限って姿をみせていない。永井氏は、実朝・義時の殺害を公暁に任せ、義村は北条氏の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』 坂井孝一 (中公新書)

 おとといのツイートで本書の存在を知り、きのう電車に乗る前に購入しました。  車中で読む本は決めていたのですが、予定変更。  承久の乱そのものだけでなく、そこに至る背景まで描かれていて、よかったです。  実朝像は少しだけ、後鳥羽像はだいぶ変わりました。  帯に書かれている本書の紹介ーー。 一二一九年、鎌倉幕府三…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『蘇我氏――古代豪族の興亡』 倉本一宏 (中公新書)

 3年前に出た本ですが、ようやく読みました――というか、ようやく買いました。  買ってからは、一気読み。  出た時にすぐ買うべきでした。  ちょっと引っかかったのは、131ページの以下の箇所。  皇極(斉明)天皇が「非蘇我系」と書かれていること。  吉備女王は蘇我系のはずですが・・・。  以下のリンクはWikip…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『裸足の皇女』 永井路子 (文春文庫)

 『噂の皇子』の次は、『裸足の皇女』。  舞台は『噂の皇子』より遡り、飛鳥時代~奈良時代が中心ですが、短編集であることが共通点。  解説が磯貝勝太郎であることも共通しています。  表題作の『裸足の皇女』とは、山辺皇女。  夫の大津皇子が自害した時、裸足で飛鳥の道を走り続けた――。  小説の描写かと思っていたら、日本書紀にそ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『噂の皇子』 永井路子 (文春文庫)

 先月、帰省した時に持ち帰った永井路子の短編集・『噂の皇子』。  初出は以下の通りです。   噂の皇子   「別冊文藝春秋」148号・1979年4月   桜子日記   「小説セブン」1970年2月号   王朝無頼   「オール讀物」1986年1月号   風の僧     「歴史読本」 1967年9月号   双頭の&#403…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『上皇の日本史』 本郷和人 (中公新書ラクレ)

 二年前、今上天皇が譲位の意向を示され、その日程が来年4月30日に決まりました。  譲位後の敬称も上皇に決まり、関連する本が何冊が出ています。  新書では『上皇の日本史』(中公新書ラクレ)と『国民が知らない上皇の日本史』(祥伝社新書)。  ページあたりの価格は後者のほうがお得で(?)迷いましたが、タイトルがシンプルな前者を選びまし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで』 中公新書編集部 編 (中公新書)

 順序が逆になりましたが、『永久機関で語る現代物理学』より前に読み終えた本。  12時間前と同じようなことを書いていますが、これは24年前ではなく、先月発行されたものです。。    鎌倉時代は「いい国つくろう」の1192年に始まる、という時代区分はもはや主流ではない。    日本史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『日本史真髄』 井沢元彦 (小学館新書)

 読みかけの本があるので、まだ買っていない中公新書の『日本史の論点』。  近くの書店の新書の棚には、3列並べて目立つように置いています。  きのう行ったら、その隣に井沢元彦の『日本史真髄』があり、帯を見て驚きました。    紫式部が平氏政権絶頂期に「源氏物語」を書けた謎    画像はヤフオク!からの引用です。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『この世をば (下)』 永井路子 (新潮文庫)

 きのう、『この世をば』の下巻を読み終えました。  30年以上前に読んだ時に印象に残っていたのは、道長と三条天皇との暗闘。  ・・・ですが、三条天皇として登場するのは、魔の翼と恋しかるべきの二章だけでした。  考えてみれば、在位は一条天皇の25年に対し、三条天皇は5年足らず。  綏子とのエピソードは、東宮時代のもの。  こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『この世をば (上)』 永井路子 (新潮文庫)

 実家から持ち帰った『この世をば』の上巻を読み終えました。  私にとって、初めて読んだ永井路子の小説。  買ったのは高校一年か二年の時と思っていたのですが、奥付を見ると三年の時。  理系の受験生が何をやっていたのでしょうか・・・。  完全に現実逃避ですね。。  主人公は藤原道長。  タイトルはもちろん、道長が詠んだこの歌…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『美貌の女帝』 永井路子 (文春文庫)

 少し前に読んだ『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』。  6人登場するナンバー2のうち、もっとも恐るべしと思ったのは、やはり藤原不比等です。  彼がじつにあざやかに天武・持統朝に報復し、亡父鎌足の描いた世界を再現したことには誰ひとり気づかなかった。憲法改正、外交路線の変更、そして遷都――。天武・持統の路線を徹底的に打ちの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』 永井路子 (文春文庫)

 一週間前にエントリーした『安全のカード』の中でこんなことを書きましたが・・・。    ・・・ということで、千葉に戻ってまず読むべきは、アシモフの『空想自然科学入門』ですね。  『空想自然科学入門』に手をつける前に、『はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学』を読了。  はじめは駄馬のごとくは北条義時の章のサブタイトルで、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『銀の館 (下)』 永井路子 (文春文庫)

 『銀の館』の下巻を読み終えました。 変転極まりない時代が来た。戦火、飢餓、暴動……足利幕府は崩壊に向うが、将軍義政は無為の生活のなかにいる。富子はわが子の行く先を案じて画策するうち、自分の財政の才能に気づいた。やがて、幕府も天皇家も、武家も公家も、彼女なくしては立ちゆかなくなるがそれは富子にとって果して幸福なことだったか。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『銀の館 (上)』 永井路子 (文春文庫)

 先月、帰省した時に持ち帰ったのは吉川英治の『三国志』2冊と『銀の館』2冊。  『三国志』に続き、きのう『銀の館』の上巻を読み終えました。  主役は日野富子――。 "女傑"日野富子の意外な実像――康正元(1455)年秋、純白の裲襠に包まれて、将軍足利義政のもとに嫁いできた十六歳の花嫁は、将来政治に無関心な夫に代って幕政を切り盛…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『流星 お市の方 (下)』 永井路子 (文春文庫)

 『流星 お市の方』の下巻を読み終えました。  『乱紋』と同様、手書きの系図が挟んでありましたが、まったく記憶になく・・・。  25年ぶりか30年ぶりか・・・なので、無理もないですね。  登場人物は、最近読んだ『乱紋』・『朱なる十字架』と一部重なります。  系図にはないですが、『朱なる十字架』の冒頭に登場した三淵藤英が一…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『流星 お市の方 (上)』 永井路子 (文春文庫)

 おとといから読み始めた『流星 お市の方 (上)』を読了。  宇都宮線の車中では終わらず、小山駅でした。  上巻は姉川の戦いの直前まで。  小豆の袋はエピソードとしては知っていますが、いつのことだったのか?  朝倉攻めの時だったんですね。  4年ぶりの両毛線。  下巻は後で・・・景色を見ながら・・・。  ボックスシ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『朱なる十字架』 永井路子 (文春文庫)

 『乱紋』・『山霧』と戦国時代(~江戸初期)が続いたので、その流れで『朱なる十字架』――。  主人公は細川ガラシャです。 細川ガラシヤ――その父は謀反を起こした明智光秀。夫は冷やかに父を無視した細川忠興。純な魂とたぐいまれな美貌を持った彼女に課せられた運命は過酷であった。そして、深い苦悩のすえ、救いを禁制のキリスト教に見出したの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『逆説の日本史21 幕末年代史編Ⅳ』 井沢元彦 (小学館文庫)

 『逆説の日本史』もいよいよ21巻。  前巻までは⑳のように環境依存文字が使えましたが、ついに・・・。 木曜日に書店で見つけ、一気読み。  ⑳までの流れをすっかり忘れていたことは気にせずに・・・。  夜勤明けの働かない頭でしたが、先ほど読み終えました。  思い出したこともあれば、初めて知ることもあり・・・。  初…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『山霧 毛利元就の妻 (下)』 永井路子 (文春文庫)

 きのう・きょうの二日間で、『山霧 毛利元就の妻』の下巻を読み終えました。  とりあえず、次の帰省で実家に持ち帰ることが出来ます。  別のを実家から持ち帰るので、焼け石に水な感じもしますが・・・。  上巻の冒頭を再掲――。    これは乱世の梟雄、毛利元就の物語ではない。    中国山脈の山裾の霧の中を這いずりまわりつ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『山霧 毛利元就の妻 (上)』 永井路子 (文春文庫)

 『乱紋』の次は『山霧 毛利元就の妻』。  奥付からすると、千葉に来て間もなく買った本で、二十数年ぶりの再読です。    これは乱世の梟雄、毛利元就の物語ではない。    中国山脈の山裾の霧の中を這いずりまわりつつ、    十六世紀を生きた若い男と女の話である。  冒頭に書かれているように、毛利元就だけでなく、その妻を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『乱紋(下)』 永井路子 (文春文庫)

 エントリー遅れましたが、『乱紋』の下巻も再読完了。  下巻に挟んでいた、登場人物の系図を手書きしたメモ。  4枚のうち2枚は上巻の記事に載せたので、ここでは残る2枚。  「豊臣一族」の左側になぜ「矜持」の文字があるのか? はまったくの不明・・・。  それにしても、浅井三姉妹をめぐる系図はかなり複雑。  日本史の教…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『乱紋(上)』 永井路子 (文春文庫)

 きのう書いた、読みかけの本を50~60ページ読む予定・・・は思ったより進んで100ページほど――の一冊。  寝る前にさらに100ページ以上読み、気づいたら午前3時!  この勢いで、先ほど『乱紋』の上巻を読み終えました。  『異議あり日本史』に比べると字が小さいうえに、400ページ弱とやや厚め。  これほど一気に読めるとは思わな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『異議あり日本史』 永井路子 (文春文庫)

 先週の帰省で持ち帰ったのは、クリスティー2冊に永井路子1冊。  『親指のうずき』を読み終わり、『運命の裏木戸』の前に気分転換に『異議あり日本史』を選びました。  びっくりしたのは、その活字の大きいこと!  クリスティーの2冊に比べても、一週間前にエントリーした同じ文春文庫の『炎環』に比べてもだいぶ違います。  活字が大きければ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『炎環』 永井路子 (文春文庫)

 おととい再読完了した『陰謀の日本中世史』に登場したので、かなり久しぶりに読んでみた永井路子の『炎環』。  平安末期~鎌倉初期を描いた短編集です。  それぞれの主役は、一般的にはマイナーな人物。  梶原景時・北条義時はともかく、阿野全成・阿波局の夫妻が教科書に出てくるなんて、考えられません。   悪禅師  阿野全成 源頼朝の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『陰謀の日本中世史』 呉座勇一 (角川新書)

 きのうエントリーの『世界は四大文明でできている』と同時に買った『陰謀の日本中世史』。  とっくに読み終わっていたのに、そのままにしていたので、1ヵ月ぶりに再読。  面白く読めました。  『応仁の乱』の著者がこの本を書いた理由は、帯のフレーズから十分伝わります。  トンデモ説が溢れる世界の中でも、「誰かが猫の首に鈴をつけ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』 亀田俊和 (中公新書)

 歴史ものの新書としては異例のヒットとなった中公新書の『応仁の乱』。  二匹目のどじょうを狙ったのかどうかは知りませんが、1ヵ月ほど前に出たのは『観応の擾乱』。  日本史の教科書では(たしか)数行の記述しかなかった事件が、まさか一冊の新書になるとは!  『応仁の乱』は完全に出遅れたので、おそるおそる『観応の擾乱』を買ってみました。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more