『新版 日本をダメにした九人の政治家』 浜田幸一 (講談社+α文庫) 頭が働かない状態でも読める本――といっても、やはり時間はかかりました。 ハマコーが議員を引退した約半年後、1993年12月に発行された『新版 日本をダメにした九人の政治家』。 日本をダメにした九人の名前は、浜田幸一本人+中曽根康弘、竹下登、三塚博、宮沢喜一、梶山静六、小沢一郎、田辺誠、宮本顕治。 のちの首相・森喜朗… トラックバック:0 コメント:0 2020年07月16日 続きを読むread more
『小説総裁選 中曾根が笑った日』 大下英治 (角川文庫) 先月末にあげた『落日の王子 蘇我入鹿(下)』の中で書いたこと――。 来月の帰省時は、同じ黒岩重吾の『紅蓮の女王』と東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを持ち帰る予定。あとは、きのう亡くなった大勲位関連で、大下英治の『中曽根が笑った日 』でしょうか。 そんなわけで、最初に読んだのは『小説総裁選 中曾根が笑った日』。 千葉へ戻る車… トラックバック:0 コメント:0 2019年12月22日 続きを読むread more
『検証 海部内閣』 毎日新聞政治部 (角川文庫) 先週、帰省した時に持ち帰った一冊は『検証 海部内閣』。 時代は先月の『小沢一郎の挑戦』と重なります。 海部内閣が1990年(平成2年)12月29日から1991年(平成3年)11月5日まで続いた内閣。 本書の発行は平成3年の8月なので、当然、その終わりまでは描いていません。 第1部は内閣成立から湾岸戦争への対応、都知… トラックバック:0 コメント:0 2017年11月28日 続きを読むread more
『小沢一郎の挑戦』 大下英治 (徳間文庫) 少し前に読んだ内田康夫の『軽井沢殺人事件』。 著者本人の解説にはこんなことが書かれていました。 この「解説」を書いている現在、イラクのフセイン大統領がクエートに侵攻して、中東は危機的状況にあります。石油依存度の高い日本は一喜一憂し、不安に脅えています。大きな変動を前にすると、日本の政治家の世界観がいかに脆弱であるかが露呈さ… トラックバック:0 コメント:0 2017年11月07日 続きを読むread more
『政治家の条件 ―イギリス、EC、日本―』 森嶋通夫 (岩波新書) 夜勤二日目と三日目の間。 昼過ぎに目が覚めたので、久しぶりに国会中継を聴きました。 衆議院TPP特別委員会で、質問者は民進党の玉置雄一郎。 答弁に立つのは主に、石原伸晃内閣府特命担当大臣。 交渉の過程をどこまで明らかにするかが焦点ですが、話がかみ合わないこと・・・。 話をはぐらかそうとしているのか、あまり理解出… トラックバック:1 コメント:0 2016年04月07日 続きを読むread more
『共和党と民主党 二大政党制のダイナミズム』 松尾弌之 (講談社現代新書) 今月、本についての記事をすでに10冊分エントリーしていて、これが11冊目。 ただし、読んだのは三週間以上前。 アメリカ大統領選の年ということで、久しぶりにページを開きました。 もっとも、21年前の本なので、現在とだいぶ様相が違うような・・・。 ・・・というか、今回が特別なのでしょうか。。 27日に見つけた記事―… トラックバック:1 コメント:0 2016年01月30日 続きを読むread more
『マニフェスト 新しい政治の潮流』 金井辰樹 (光文社新書) 先週、カ×イさんから依頼されていた課題を提出したので、読んでみました。 再読した動機は、おとといエントリーした『仕事で「一皮むける」』(著・金井壽宏)と同じ。 光文社新書なのも、10年以上前なのも、共通点です。 -----------------------------------------------------… トラックバック:1 コメント:0 2015年03月07日 続きを読むread more
『平成不況の政治経済学 成熟化社会への条件』 佐和隆光 (中公新書) 何冊か持っている佐和隆光の新書。 例によって散逸しているので、正確に何冊あるのか分かりませんが・・・。 本書が初めて読んだ佐和隆光の本――とも思ったのですが、カール・ポパーの名前も、「反証不可能な理論は科学的とはいえない」も登場していないので、違うようです。 ・・・とすると、『市場主義の終焉――日本経済をどうするのか』… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月20日 続きを読むread more
『湛山除名 小日本主義の運命』 佐高信 (岩波現代文庫) 7年前にアップした『石橋湛山評論集』(松尾尊兌・編 岩波文庫)の記事より――。 話がそれました―――。この短い番組の中でも石橋湛山の思想・信条を推し量ることはできますが、もっと深く・・・となると、こんな本なんでしょうね。数年前、佐高信の『湛山除名 小日本主義の運命』を読んだときに刺激され、古本屋で買った本です。 39の評論… トラックバック:1 コメント:0 2014年05月16日 続きを読むread more
『東欧革命 ―権力の内側で何が起きたか―』 三浦元博・山崎博康 (岩波新書) アジアの次はヨーロッパ・・・ということで、『アジア冷戦史』の中で アジアを読んだので、次は『東欧革命』を・・・と思ったのですが、行方不明。 と書いていましたが、意外と簡単に(?)見つかりました。 そして、意外にすんなり読み終えることができました。 ------------------------------… トラックバック:0 コメント:0 2014年04月16日 続きを読むread more
『アジア冷戦史』 下斗米伸夫 (中公新書) カバーに書かれている本書の概要――。 アジアの近代は、国民国家の成立を待たずに帝国主義の支配に従い、次いでただちに社会主義の洗礼を受けた。このため、ヨーロッパでの東西対立のような国家関係が存在しなかった。こうした、この地域独特の多極的な力関係や歴史的背景を抜きにしてアジアの冷戦は語れない。本書は、ソ連崩壊前後に公開された機密文… トラックバック:1 コメント:0 2014年04月09日 続きを読むread more
『戦後史のなかの日本社会党』 原 彬久 (中公新書) 『日本の社会民主主義』を買うきっかけになったのが、この『戦後史のなかの日本社会党』。 二つ続けて社会党絡みの記事ですが、こんな機会でもないとアップ出来ないので・・・。 なにしろ、最終保存時刻は2008/12/12 15:56。目次を書いただけで、5年以上も放置したままでした。。 ---------------------… トラックバック:0 コメント:0 2014年01月24日 続きを読むread more
『日本の社会民主主義』 清水慎三 (岩波新書) 5年以上前、古本屋で買った本――。 初版は50年以上まで、私が持っている中で、一番古い本かもしれません。 値段は100円! ですが、内容はけっこうヘビーでした。 --------------------------------------------------------------------------- Ⅰ … トラックバック:0 コメント:0 2014年01月23日 続きを読むread more
『日本政治の決算 角栄vs.小泉』 早野透 (講談社現代新書) 関東に接近中の台風26号――。 出社前、朝5時のNHKニュースでは、類似台風として2004年22号(気象庁HP) が示されていました。 2004年は台風の当たり年で、これまで(1951年以降)で最多の10個が上陸。 この2004年22号は伊豆半島の上陸しましたが、今回は上陸するとしても房総半島。その後の進路も、200… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月15日 続きを読むread more
『政友会と民政党 戦前の二大政党制に何を学ぶか』 井上寿一 (中公新書) 第46回衆議院議員総選挙が公示されました。 3年前の前回は政権選択選挙と呼ばれましたが、今回はどうなんでしょうか? 民主党の大敗は避けられそうになく、政権の行方はほぼ決まったような・・・。 きのう(6日)の朝日新聞の一面トップには、衆院選序盤情勢調査の結果が載っていました。 -------------------… トラックバック:0 コメント:0 2012年12月07日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第六部 田中軍団』 戸川猪佐武 (角川文庫) 半年前に読んだ『小説吉田学校』。 最後の第八部まで読み終えていましたが、一つだけ抜けていたのが、この第六部。 1ヵ月ほど前に見つけたので、ようやく読んでみました。 舞台は昭和52年から53年にかけて。当時の首相は福田赳夫でした。 どうしても気になるのは、所々に現われる天気に関する記述。 そして五十一年、三木… トラックバック:0 コメント:1 2012年07月13日 続きを読むread more
『歴代アメリカ大統領総覧』 高崎通浩 (中公新書ラクレ) (日付が変わったので)きのうの夜のNHK、22時からの番組にマイケル・サンデルが出ていました。 『究極の選択』のお題は「格差拡大 あなたはどこまで許せますか」。 いくつかの事例を議論した後、ロールズの「無知のベール」に触れて終わったのは意外でした。 サンデルはロールズの正義論や「無知のベール」の概念に批判的立場だったはず。… トラックバック:0 コメント:2 2012年03月20日 続きを読むread more
『サンデルの政治哲学 <正義>とは何か』 小林正弥 (平凡社新書) 一年半ほど前(!?)、書店にはマイケル・サンデルの関連本が平積みにされていました。 あのブームは一過性だったのかもしれませんが、当時はなぜか盛り上がったんですね。 そんなブームの中から生まれたのが、この新書。 帯の推薦文にはサンデル本人が写真入りで登場。気合が入っています。 日本の読者に私の考えを紹介してくれてい… トラックバック:1 コメント:4 2012年03月15日 続きを読むread more
『現代政治学の名著』 佐々木毅・編 (中公新書) 『現代政治学の名著』というタイトルですが、20年以上前の本。 なので、「現代」というのは厳しいかもしれません。 『ケインズとハイエク――貨幣と市場への問い』を読み終えた後、ほかにハイエクが載っている本は――ということで、本棚から探し出し、久しぶりにページを開きました。 紹介されているのは、ハイエクの『隷従への道』を含む… トラックバック:0 コメント:0 2012年02月24日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第八部 保守回生』 戸川猪佐武 (角川文庫) 『小説吉田学校』の第八部を読み終わったのは、一週間ほど前・・・ですが、なかなか記事を書く時間がなくて、2月になってしまいました。 最後の第八部ということで、巻末には著者のあとがきが載っています。一部引用すると――。 ただし小説という形をとったために、一部のひとびとから「どこまでがフィクションであり、どこまでがノンフィクショ… トラックバック:0 コメント:0 2012年02月01日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第七部 四十日戦争』 戸川猪佐武 (角川文庫) 『小説吉田学校』は第六部を飛ばして、第七部へ――。 第一部の記事の中で、 本棚を整理していたら、『小説吉田学校』は全八巻のうち、最後をのぞく七冊が見つかった と書きましたが、見つからなかったのは第八部ではなく、第六部だったので・・・。 昭和54年10月、衆院選自民党惨敗。グラマン・鉄建公団不正事件など… トラックバック:0 コメント:4 2012年01月19日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第五部 保守新流』 戸川猪佐武 (角川文庫) 年末から読み始めた『小説吉田学校』、いよいよ後半戦――。 この第五部は保守新流のタイトルがついています。表紙のイラストは三木武夫と中曾根康弘のツーショット。三木総理時代は、自民党総裁&幹事長のコンビでした。 田中・大平・福田ら、吉田学校系列の保守本流に対する、保守新流。中曾根首相時代のタカ派的発言が印象に残っているせいか、三木… トラックバック:0 コメント:0 2012年01月12日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第四部 金脈政変』 戸川猪佐武 (角川文庫) 『小説吉田学校』の第四部は金脈政変。 表紙のイラストは当然、田中角栄で、なぜかヘルメットをかぶった姿。 土建屋をイメージさせる意図があったのかもしれません。 ------------------------------------------------------------ 熱い夏――徳島代理戦争 不器用な男―… トラックバック:0 コメント:0 2012年01月10日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第三部 角福火山』 戸川猪佐武 (角川文庫) このシリーズ、表紙カバーに主役のイラストが描かれていて、第一部は吉田茂、第二部は鳩山一郎と河野一郎のツーショットでした。 『第三部 角福火山』もツーショットですが、田中角栄と福田赳夫ではありません。佐藤政権下のライバルで、後継を争う立場でしたから・・・ということで、ツーショットに収まっているのは佐藤栄作と福田赳夫。佐藤総理が後継に… トラックバック:0 コメント:0 2012年01月09日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第二部 党人山脈』 戸川猪佐武 (角川文庫) 『小説吉田学校』の第二部のタイトルは党人山脈。 党人に対するのは官僚出身者。当時は党人派と官僚派という対立軸があったんですね。 自由党内に人脈がほとんどなかった吉田首相は人材を官界に求める必要があり、1949年の総選挙では5人の次官経験者(佐藤栄作・池田勇人・岡崎勝男・吉武恵市・坂田英一)が当選。 官僚から政治家への転身は… トラックバック:0 コメント:0 2012年01月05日 続きを読むread more
『小説吉田学校 第一部 保守本流』 戸川猪佐武 (角川文庫) 約2年ぶりに『ローマ人の物語』を通読し始めようと思ったのですが、ほかにも全部読みきっていないシリーズがありました。『小説吉田学校』と『小説十八史略』です。 本棚を整理していたら、『小説吉田学校』は全八巻のうち、最後をのぞく七冊が見つかったのに対し、『小説十八史略』は全六巻のうち、見つかったのは(一)(四)(五)(六)の四冊だけ。 … トラックバック:0 コメント:2 2011年12月30日 続きを読むread more
『小泉革命 ――自民党は生き残れるか』 読売新聞政治部 (中公新書ラクレ) ちょうど10年前のきょう、えひめ丸の沈没事故がありました。時の首相は森喜朗――。 2001年2月10日朝。東京・瀬田の私邸を午前9時前に出発した森喜朗首相は、弾む気持ちを抑えられなかった。前年の大みそかを最後に我慢していたゴルフにようやく出かけることができたからだ。 (略) 15番ホールに入った午前10時50分、森… トラックバック:1 コメント:0 2011年02月10日 続きを読むread more
『総理執務室の空耳 -黒河小太郎政治小説集-』 田勢康弘 (新潮文庫) 23時現在、Yahoo!の国内アクセスランキングの第2位の見出しは――。 女子学生へのセクハラ 田勢早大教授が「解職」 田勢って、もしかして・・・。この姓は珍しいですが、あの人? あの人でした。。。 J-CASTニュースの記事より、一部引用すると・・・。 日経の客員コラムニストとして知られる早大大… トラックバック:0 コメント:0 2010年04月08日 続きを読むread more
*** 謎が解けました。。。 *** 今、オバマと並んでもっとも注目されてる政治家といえば、もちろん中川昭一。前の記事で、 酒か薬か分かりませんが、あの状態で会見に臨むとは考えられません。いったいどういうつもりだったのでしょうか? 事務方など、周りの人はなぜ誰も止めなかったのでしょう? と書きましたが、以下の毎日新聞の記事で、疑問が氷解しました。 --… トラックバック:0 コメント:2 2009年02月20日 続きを読むread more
『豊かな国の貧しい政治』 田勢康弘 (新潮文庫) 第1部 政治家の偏差値 Ⅰ 糸を切られた操り人形(海部政権) Ⅱ 教養人首相の稚拙な手腕(宮沢政権) Ⅲ 「投げ出した」首相と「投げ出された」首相(細川、羽田政権) Ⅳ 「反小沢」政権の限界(村山政権) 第2部 豊かな「日本」と貧しい「日本人」 Ⅰ 貧しい政治 Ⅱ 貧しい日本人 第3部 二十一世紀前夜の世界か… トラックバック:0 コメント:0 2009年02月19日 続きを読むread more