『教会で死んだ男』 アガサ・クリスティー 宇野輝雄 訳 (クリスティー文庫)
夜勤初日の木曜日、泳ぎに行ったついでに買った『教会で死んだ男』。
きのう読み終えるはずが、微妙に残してしまい、読了はきょう夕方でした。

(画像はHayakawa Onlineより)
計13篇の短篇が収録されていますが、その成り立ちは複雑。
Wikipediaから一部引用すると――。
収録されなかったのは、The Under Dog and Other Storiesでは負け犬(『クリスマス・プディングの冒険』に収録)。
Double Sin and Other Storiesでは、クリスマス・プディングの冒険(ここでは "The Theft of the Royal Ruby" という別題、『クリスマス・プディングの冒険』に収録)・グリーンショウ氏の阿房宮(『クリスマス・プディングの冒険』に収録)・最後の降霊会(『死の猟犬』に収録)の3篇。
さらに、「他作品との関係」について、このように書かれています。
潜水艦の設計図に既読感を覚えたのは、『死人の鏡』を読んだのが3か月前だったから。
でも、マーケット・ペイジングの怪事件は気づかなかったです。『死人の鏡』を読んだのは3か月前なのに・・・。
当然、プリマス行き急行列車と『青列車の秘密』の関連に気づくはずもなく・・・。帰省した時に持ち帰ることにします。。
この短篇集の成立や他作品との関係について、Wikipediaより詳しく書かれているのが、Amazonのこのレビュー。勉強になります。
その意味で、関口苑生の解説はざっくり過ぎ・・・。
短篇集の発行が1951年・1961年なのはその通りですが、洋裁店の人形・教会で死んだ男以外の9編が発表されたのは1920年代なので・・・。
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人の初登場が二重の手がかりだったのも、今回初めて知りました。
で、次に出会ったのがビッグ4だったということですね。
これも当然忘れてしまっているので、要再読です。。
些末なところで見つけたのは、料理人の失踪の冒頭部分。
朝刊の見出しに銀行員、五万ドル相当の有価証券を拐帯とありますが、その後ろの部分には五万ポンド相当の有価証券をすでに横領――。
朝刊の見出しの五万ドルが誤っているようです。
きのう、泳ぎに行ったついでに買ったのは『娘は娘』。
マリンピアの書店に置いてあるので未読なのは、これだけになりました。
残り10冊ほどは、もっと大きな書店で探さないとだめですね。
----------------------------------------------------------------------------------
戦勝記念舞踏会事件 潜水艦の設計図
クラブのキング
マーケット・ベイジングの怪事件 二重の手がかり 呪われた相続人
コーンウォールの毒殺事件 プリマス行急行列車 料理人の失踪
二重の扉 スズメ蜂の巣 洋裁店の人形 教会で死んだ男
解説/関口苑生
(2003年11月15日発行 2016年10月15日4刷)
----------------------------------------------------------------------------------
きのう読み終えるはずが、微妙に残してしまい、読了はきょう夕方でした。

舞踏会の最中に殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消失した機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する。ポアロもの11篇のほか、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。クリスティーが短篇の名手ぶりを発揮した傑作集(解説 関口苑生)
計13篇の短篇が収録されていますが、その成り立ちは複雑。
Wikipediaから一部引用すると――。
本作は1951年に刊行された『The Under Dog and Other Stories』(『「負け犬」ほか』)と、1961年に刊行された『Double Sin and Other Stories』(『「二重の罪」ほか』)を底本とする早川書房オリジナルの短編集である。拾遺集である『マン島の黄金』を除いて、早川より出版された最後のクリスティ短編集であり、既に出版済みの短編集収録作品との重複を避けるため、底本と比較して以下の作品が収録されなかった。
収録されなかったのは、The Under Dog and Other Storiesでは負け犬(『クリスマス・プディングの冒険』に収録)。
Double Sin and Other Storiesでは、クリスマス・プディングの冒険(ここでは "The Theft of the Royal Ruby" という別題、『クリスマス・プディングの冒険』に収録)・グリーンショウ氏の阿房宮(『クリスマス・プディングの冒険』に収録)・最後の降霊会(『死の猟犬』に収録)の3篇。
さらに、「他作品との関係」について、このように書かれています。
収録されたいくつかの話の中には、ほぼ同一プロットの別作品が存在する。
・潜水艦の設計図 - 短編「謎の盗難事件」(短編集『死人の鏡』収録)
・プリマス行き急行列車 - 長編『青列車の秘密』
また、「マーケット・ペイジングの怪事件」は短編「厩舎街の殺人」(短編集『死人の鏡』収録)と非常によく似ている。
潜水艦の設計図に既読感を覚えたのは、『死人の鏡』を読んだのが3か月前だったから。
でも、マーケット・ペイジングの怪事件は気づかなかったです。『死人の鏡』を読んだのは3か月前なのに・・・。
当然、プリマス行き急行列車と『青列車の秘密』の関連に気づくはずもなく・・・。帰省した時に持ち帰ることにします。。
この短篇集の成立や他作品との関係について、Wikipediaより詳しく書かれているのが、Amazonのこのレビュー。勉強になります。
その意味で、関口苑生の解説はざっくり過ぎ・・・。
それぞれの短篇の発表年代は(略)五篇が一九六一年。あとは一九五一年と、比較的中期の作品が収められている。
短篇集の発行が1951年・1961年なのはその通りですが、洋裁店の人形・教会で死んだ男以外の9編が発表されたのは1920年代なので・・・。
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人の初登場が二重の手がかりだったのも、今回初めて知りました。
「ほんとに非凡な女性だ。あの女性にはまた出会うことになりそうだ、という予感がする。かなり確固たる予感だ。どこで出会うか、それはわからんがね」(P163)
で、次に出会ったのがビッグ4だったということですね。
これも当然忘れてしまっているので、要再読です。。
些末なところで見つけたのは、料理人の失踪の冒頭部分。
朝刊の見出しに銀行員、五万ドル相当の有価証券を拐帯とありますが、その後ろの部分には五万ポンド相当の有価証券をすでに横領――。
朝刊の見出しの五万ドルが誤っているようです。
きのう、泳ぎに行ったついでに買ったのは『娘は娘』。
マリンピアの書店に置いてあるので未読なのは、これだけになりました。
残り10冊ほどは、もっと大きな書店で探さないとだめですね。
----------------------------------------------------------------------------------
戦勝記念舞踏会事件 潜水艦の設計図
クラブのキング
マーケット・ベイジングの怪事件 二重の手がかり 呪われた相続人
コーンウォールの毒殺事件 プリマス行急行列車 料理人の失踪
二重の扉 スズメ蜂の巣 洋裁店の人形 教会で死んだ男
解説/関口苑生
(2003年11月15日発行 2016年10月15日4刷)
----------------------------------------------------------------------------------
この記事へのコメント