*** キロクアメ クマモト × 2 + キロクアメ オオイタ × 2 (7/8) ***

 夜勤初日は西日本~東海がかなりシビアな状況。
 本来は北日本担当でしたが、新潟・関東まで受け持つことなりました。
 ほかのエリアよりはましとはいえ、途中で臨時報を発表したり、発表を検討しなければならない状況になったり・・・。なかなか大変でした。
 横目で西を見つつ――と思っていたら、それどころでなかったです。

 未明に記録的短時間大雨情報が発表されていたのに気づいたのは、2時間後。
 きのうと朝と同様、熊本県と大分県のペアでした。

熊本県記録的短時間大雨情報 第3号
令和2年7月8日01時15分 気象庁発表

1時熊本県で記録的短時間大雨
高森町付近で約110ミリ

大分県記録的短時間大雨情報 第2号
令和2年7月8日01時27分 気象庁発表

1時20分大分県で記録的短時間大雨
竹田市竹田付近で約110ミリ

熊本県記録的短時間大雨情報 第4号
令和2年7月8日01時27分 気象庁発表

1時20分熊本県で記録的短時間大雨
高森町付近で120ミリ以上

大分県記録的短時間大雨情報 第3号
令和2年7月8日01時44分 気象庁発表

1時30分大分県で記録的短時間大雨
豊後大野市緒方付近で約110ミリ


 強いエコーが熊本・大分県境にあるは、きのうの朝と同じですが、位置は少し南に下がっています。
 何より大きな違いは、九州西海上がすっきりしていること――。

202007080120-00.png

 梅雨前線はきのうに比べると、東シナ海で大きく南下。
 南北にのびるトラフの後ろ側に入ったことが関連しています。

SPAS_2020070803.jpg

 トラフの影響で、梅雨前線上で擾乱が予想以上にまとまり、その結果として、強雨のタイミングやエリアも変わりました。
 下は8日0時初期値MSMの降水量・風の予測と、実況の風分布・レーダーエコー図を並べたものです。

●8日4時
kinki-precip1-4_2020070715msm.png
202007080400-00.png

●8日7時
kanto-precip1-7_2020070715msm.png
202007080700-00.png

●8日10時
kanto-precip1-10_2020070715msm.png
202007081000-00.png

 一見して分かるように、実況はMSMの予測より風の循環が明瞭で、強い降水域の東進が早くなっています。関連して、擾乱後面で降水が終わるタイミングも早くなりました。
 また、擾乱の中心付近では対流雲が発達し、かなりの降水強度となりました。ここ数日ですでに雨量が多くなっているところへの強雨・大雨。
 朝、岐阜県と長野県には大雨特別警報が発表されました(昼前に警報に)。

記録的な大雨に関する岐阜県気象情報 第16号
令和2年7月8日06時33分 岐阜地方気象台発表

(見出し)
飛騨地方、中濃、東濃に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。

(本文)
なし

記録的な大雨に関する長野県気象情報 第16号
令和2年7月8日06時45分 長野地方気象台発表

(見出し)
松本地域、乗鞍上高地地域と南部に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。

(本文)
なし

 中枢にあたる名古屋地方気象台・気象台予報部の発表――。

記録的な大雨に関する東海地方気象情報 第13号
令和2年7月8日06時32分 名古屋地方気象台発表

(見出し)
岐阜県に大雨特別警報を発表しました。岐阜県飛騨地方、中濃、東濃では、これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。

(本文)
なし

記録的な大雨に関する関東甲信地方気象情報 第13号
令和2年7月8日06時46分 気象庁予報部発表

(見出し)
長野県の松本地域、乗鞍上高地地域と南部に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。

(本文)
なし

 もう一つ、気象庁予報部発表――。
 こちらは地方気象情報ではなく、全般気象情報です。

記録的な大雨に関する全般気象情報 第17号
令和2年7月8日06時43分 気象庁予報部発表

(見出し)
岐阜県と長野県に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。

(本文)
なし

 きょうも雨の記録が更新されていますが、風も・・・。
 観測史上1位はないですが、関東を中心に10地点で7月の1位の最大風速。
 アクアラインも風で通行止めになりました。

 擾乱が予測以上にまとまり、(上のアメダスで見るように)紀伊水道や伊勢湾などでの強風を観測していたことを考えると、もう一段強めるべきでした。
 ――というのが、ハインドキャストのストーリーです・・・。


 ※ レーダーエコー図・アメダスは気象庁、天気図は北海道放送、
   MSMの画像はWeather Modelsのサイトから引用しました。

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