『リスタデール卿の謎』 アガサ・クリスティー 田村隆一 訳 (クリスティー文庫)

 先週の土曜日に買ったクリスティの短編集・『リスタデール卿の謎』。
 日曜日、仙台までの車中で半分読み、夜に残り半分の半分を読み・・・。
 月曜日に読み終える勢いでしたが、寝落ちが続き、読了したのは昨夜になりました。

 昨夜、ちょっと気になって検索していて見つけたのが、このサイト
 タイトルは、英国秘密工作員「ジェームズ・ボンド」命名の由来
 なぜこんな検索をしたかというと、ラジャのエメラルドにジェイムズ・ボンドという名の人物が登場したから。
 『リスタデール卿の謎』が発行されたのは1934年。007シリーズより、30年近く前のことです。
 このサイトには次のように書かれています。

第3は、英作家アガサ・クリスティの短編小説『ラジャのエメラルド』(日本では『リスタデール卿の謎』早川文庫、2003年)に登場するジェームズ・ボンドが、フレミングの脳裏に残っていて、命名に影響を与えたとする説。クリスティの著作を読むことが楽しみであったことから、フレミングはこの本に影響されたとする。


 第3の説なので、本命とは言えませんが、興味深いです。
 クリスティ自身、登場人物の名前はどのように決めていたのでしょうか?

 ・・・と少し考えたのは、ジェイムズ・ボンドだけでなく、この短編集の中にエドワードが4人も登場したから。
 エドワード・ロビンソンは男なのだは当然として、六ペンスのうたのサー・エドワード・パリサー、日曜日はくだものをのエドワード・パルグローブ、ラジャのエメラルドのエドワード・キャムピオン卿。

 このうちの一人、サー・エドワード・パリサーが引用したマザーグースの一節――(171ページ)。

"六ペンスのうたをうたおうよ、ポケットにはライ麦がいっぱい。二十四羽の黒ツグミはパイに焼いて――"


 そういえば、『ポケットにライ麦を』の中で、こんなことを書いていました。
 
 
6ペンスの唄』(Wikipedia)の詩の通りに進む見立て殺人。
 クリスティーはほかの2つの短編でも用いていますが、どちらの短編集も持っていないのは残念です。


 まったく意識せずに買いましたが、この短編集がそのうちの一つだったんですね。
 もう一つの二十四羽の黒つぐみが収められているのは、
クリスマス・プディングの冒険』なので、クリスマスが近くなるまで待ちます。。

 次に選んだのは、『フランクフルトへの乗客』。
 「まえがき」があるのは初めて見たような・・・。
 どういう意味で評価BOMB!なのか、楽しみです。。

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リスタデール卿の謎
ナイチンゲール荘
車中の娘
六ペンスのうた
エドワード・ロビンソンは男なのだ
事故
ジェインの求職
日曜日にはくだものを
イーストウッド君の冒険
黄金の玉
ラジャのエメラルド
白鳥の歌
 解説/福井健太
   (2003年12月15日発行 2018年7月25日4刷)
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