『メインテーマは殺人』 アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭 訳 (創元推理文庫)

 先週の日曜日、イオン幸町店の書店で買った『メインテーマは殺人』。
 本当はクリスティーを読みたかったのですが、思ったより小さい書店で、既読のが数冊しかなく、代わりに選びました。
 著者の名前は『カササギ殺人事件』で知っていて、この作品がクリスティーへのオマージュと称されているのも知っていて・・・。
 本作でも、何ヵ所かクリスティーの名前が出てきました。

 すばらしい題名の多くは、どこからか借りてきたものが多い。(略)アガサ・クリスティもその多くの著作のうち、多くの題名を聖書やシェイクスピア、テニスン、はてはオマル・ハイヤームの『ルバイヤート』から借りている。(P162-163)


「だったら、もういい。さっさと失せろ。そこのアガサ・クリスティも、忘れずに連れて帰ってくれ」
゛そこのアガサ・クリスティ゛とは、わたしのことだ。クリスティはわたしの尊敬してやまない作家ではあるが、それにしても腹の立つ言いぐさではないか。(P258)


 そんなできごとを口頭で説明しようとしても、どうにも曖昧、あやふやで……ときには退屈にさえ聞こえてしまう。アガサ・クリスティの作品のあらすじを、誰かに話してきかせるところを想像してみてほしい。(P287)


 クリスティーはともかく、ほかにも人名・作品名など固有名詞がもりだくさん。
 そういうバックボーンがないもので、やたらと時間がかかりました。
 470ページほどを一週間なので、全体としてはまあまあですが、最初の数十ページがなかなか・・・。
 でも、逆にいうと後半は加速出来たわけで、前半の伏線を回収しつつ謎が解けていくのは、爽快でした。

 とはいえ、知らない固有名詞が多すぎるので、あれこれ調べないと・・・。
 そして、『カササギ殺人事件』も――。

 でも、その前に、アガサ・クリスティー。
 おととい、休業直前のブックオフで5冊買ったので・・・。
 どれから読むか、迷いますね。。

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1 葬儀の手配 2 ホーソーン 3 第一章をめぐって 4 犯行現場 5 損傷の子
6 関係者への聞きこみ 7 ハロー・オン・ザ・ヒル 8 傷んだ家 
9 スターの華 10 脚本会議 11 葬儀 12 血の匂い 13 死人の靴
14 葬儀屋の家 15 ヒルダとの昼食 16 メドウズ警部 17 カンタベリー
18 ディール 19 ティブス氏 20 役者の人生 21 RADA 22 仮面を外す
23 面会時間 24 リヴァー・コート
  解説 杉江松恋
   (2019年9月27日初版 2019年12月13日5刷)
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