『フランクフルトへの乗客』 アガサ・クリスティー 永井淳 訳 (クリスティー文庫)

 きのうあげた『巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」の謎に迫る』は、仙台で買った2冊目。
 1冊目は先週火曜日、エスパルのくまざわ書店で買った『フランクフルトへの乗客』でした。
 イズミヤに続き、プレナの店もなくなったので、くまざわ書店は久しぶり。
 財布にポイントカードが残っていたのは、整理し切れていないからです。。

 先週のうちに読み終わっていたのに、記事にしていなかったのは、評価というか、解釈が難しすぎるから。
 『アガサ・クリスティー完全攻略[決定版]』での評価がBOMB!となっているのが謎でしたが、それも分かるような・・・。
 確かに、★の数では計れないものがあります。。

パスポートとマントを貸してほしい――空港で出会った謎の女の申し出は、変わり者の外交官スタフォード・ナイを国際的陰謀の渦中へと巻き込んだ。彼を尾け狙う不気味な影、世界各地で頻発する暴動、そしてドイツ山中の巨大な城に棲む謎の老嬢……はたしてナイの運命は? 壮大なスケールで魅せるスパイ・スリラー。


 国際的陰謀、ナチ的なものの再興、ベンヴォ計画・・・。
 登場人物が多すぎるのは、まあよいとして、主人公のスタンフォード・ナイとヒロインのメアリ・アンが終盤しばらく姿が見えなくなり、その間に真相が発覚――というのも冴えません。

 クリスティーも寄る年波には勝てなかったというのは簡単ですが(本書が出たのは80歳の年)、この後に『復讐の女神』や『象は忘れない』があるし・・・。
 ミステリーとスリラーでは、違うということでしょうか。

 繰り返しになりますが、★の数では評価不能。確かにBOMB!です。

 あまりに難解なので、もう一度読まないとダメですね。

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まえがき
第一部 中断された旅
 1 フランクフルトへの乗客 2 ロンドン 3 クリーニング店からきた男
 4 エリックとの夕食 5 ワグネリアン・モチーフ 6 ある貴婦人の肖像
 7 マチルダ大おばの助言 8 大使館のディナー 9 ゴダルミング近くの家 
第二部 ジークフリートへの旅
 10 城に住む貴婦人 11 青年と美女 12 お抱え道化師
第三部 国内で、そして国外で
 13 パリ会議 14 ロンドン会議 15 マチルダおばの温泉治療
 16 パイカウェイは語る 17 ヘル・ハインリヒ・シュピース
 18 パイカウェイの解説 19 サー・スタンフォード・ナイの客
 20 提督、旧友を訪問する 21 ベンヴォ計画 22 ジュアニータ
 23 スコットランドへの旅
エピローグ
 解説/森薫
    (2004年10月15日発行 2013年10月15日3刷)
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