*** キロクアメ チヨウシ (10/25) ***

 きょう6時から18時まで、1時間ごとのエコー図をアニメ化すると・・・。

 千葉県にかかり続ける強いエコー。15時以降の形状の大きな変化。
 予想外のことが多く、今年1,2を争う忙しさでした。。

radar_20191025.gif

 キロクアメ チヨウシに気づいたのは、発表後、数時間経ってから――。

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千葉県記録的短時間大雨情報 第1号
令和元年10月25日13時45分 気象庁発表

13時30分千葉県で記録的短時間大雨
千葉市付近で約100ミリ
八街市付近で約100ミリ

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201910251330-00.png

 西から深い気圧の谷が近づき、東海沖を小さな低気圧が東進中。陸地から離れているものの、台風21号が北上中。
 低気圧前面では南より、台風の北側では東よりの風が吹き、関東地方に非常に湿った空気が流れ込んでいましたが、問題はどこまで内陸に入るか・・・。

 ●地上実況天気図 10月25日12時       ●AXFE578 10月25日9時
SPAS_2019102512.jpg

 下は0時初期値のMSMの950hPaの気温・風の予想で、対象時刻は12時。
 東よりの風は東京湾の西まで入り込んでいて、その先端にあたる埼玉・東京・神奈川の中部が等温線の集中帯になっています。

msm_2019102415_kanto-950t-12.png

 これに対し、実際はどうだったか?
 12時初期値のMSMのFT=0で代用すると、東よりの風は千葉県まで。等温線の集中帯は内房~東京湾と東にずれています。
 等温線の集中帯が東へずれたということは、内陸の気温がより低くなったことを示していて、北よりの風のエリアが拡大しました。

msm_2019120503_kanto-950t-0.png

 関東南部の強雨の中心は東京湾の西側(埼玉東部~神奈川東部)と予想していたのに、実際は千葉県。
 擾乱を北へ持ち上げるMSMの癖もありますが、下層の対流冷気の表現は、直近にならないとうまく表現出来ないようです。
 下層の冷気が強まるこれからの時期、シアラインの位置を補正して考える必要があるということですね(位置を補正出来たとして、ここまでの量を見積もれるかは、また別の問題――)。

 今はまだ、北よりの風と東よりの風の境界≒強雨域――ですが、冬の南岸低気圧なら、雨雪の境界になるわけで・・・。
 記録的な大雨を振り返りつつ、別な意味で憂鬱になってきました。。


 ※ レーダーエコー図・天気図は気象庁HP、
   MSM予想図はWeather Modelsより引用しました。

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