Untidy Bookshelves

アクセスカウンタ

zoom RSS 『新源氏物語(中)』 田辺聖子 (新潮文庫)

<<   作成日時 : 2018/12/05 23:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 先月、実家の本棚から持ち帰ったのは『よみがえる万葉人』と『先手三間飛車破り』の2冊。
 これだけならいつもより少なめですが、古書店で買った3冊も持ってきたので計5冊。
 三浦綾子1冊+田辺聖子2冊で、田辺聖子は『新源氏物語』の中・下巻です。

画像

 想像力と数百円のコピーは一緒ですが、帯はだいぶ違います。
 中巻は消費税導入前の昭和59年の初刷なのに対し、下巻は平成3年の第21刷(宮沢りえが懐かしい)。
 新古書店に持ち込まれたのは、別々なんでしょうね。
 (上巻はなく、都合のよいことに、持っていない中・下巻だけありました)

 上巻を読んだのは今年1月。
 1年近く経ちましたが、何となく覚えている所もあり・・・。
 複雑な人間関係はもともと覚えていられないので、その都度確認するしかなく・・・。
 四日ほどかけて、何とか読み終えました。
 
 (このような贈答の消息というもの、書いた人の身分や書きかたなどに捕われて、そのときは、みごとな文章、歌などに思われるが、後日、あらためて本に書くと、その折の風趣は消えてしまう。その情緒をたしかに伝えることができぬのは筆者として残念である) (P152)

 女の身で、漢詩などをわけ知り顔にあげつらうのは見苦しく、憎らしいことと世の人もいうから、ここには記さないことにしよう。 (P184)


 この2ヵ所は読んでいて、若干引っかかった部分。
 原文にあったのか、田辺聖子によって追加されたのか・・・。
 さすがにゼロから追加することはないはずなので、原文に何らかの表現があるのでしょう。
 後者は、藤本泉が指摘する「はげしさとつつましさ、両極端に分かれた文章」に通じるものがあります。
   (『源氏物語99の謎』の92ページ)

 その藤本泉、何年かぶりでWikipediaで見たら、少し追記されていました。

   75歳で死去したとの情報もある。といった情報が見られるものもあった。
   2016年のアドレナライズからの、初期作品の電子書籍での復刊は、
   子息の著者権管理人としての対応によるものとのことである。

 で、このツイート・・・。

   「えッ! あの藤本泉?」ハイ、そうです。
   「連絡が取れたの?」いえ、未だに行方不明であるため、ご子息に連絡を取りました。
   もしご本人がご存命だとしても93歳だそうなので、著者権管理人として対応していただきました。
   …というのが事情を知っている方へのお返事。


 謎は深まるばかり・・・。
 これ以上はどうしようもないので、下巻を読み始めることにします。。


------------------------------------------------
露しげき蓬生に変わらじの心の巻
古き恋にめぐり逢坂の関屋の巻
春の梅壺に風流をきそう絵合の巻
久しき別れに松風のみ空を通うの巻
入る日の峰に薄雲は喪の色の巻
恋の夏すぎてあるかなきかの朝顔の巻
初恋は空につれなき雲井の少女の巻
恋のわすれがたみ日影の玉蔓の巻
幼なうぐいすの初音惜しまじの巻
春の夜の夢に胡蝶は舞うの巻
恋の闇路にほのかなる蛍の巻
常夏の夕映えに垣根なつかしき撫子の巻
野分の風に垣間見し美しき人の巻
雪ちる大原野にめでたき行幸の巻
露じめりして思いみだるる藤袴の巻
愛怨の髪まつわる真木柱の巻
     (昭和59年5月15日印刷 昭和59年5月25日発行)

------------------------------------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『新源氏物語(中)』 田辺聖子 (新潮文庫) Untidy Bookshelves/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる