『数字の国のミステリー』 マーカス・デュ・ソートイ 冨永星 訳 (新潮文庫)

 今年5日目にして、初のオフ――。
 年末出来なかった大掃除をするはずでしたが、のんびり過ごしてしまい・・・。
 代わりに(?)一週間前に買った『数字の国のミステリー』を読み終えました。

 マーカス・デュ・ソートイは『素数の音楽』・『シンメトリーの地図帳』に続き、3冊目。
 かなり難しかった前の2冊に比べると、比較的スラスラと読めました。
 勤務でなければ大晦日には読了できたかも・・・。
 それもそのはずで、訳者あとがきから一部引用すると――。

 この作品は、二〇〇年近い歴史を持つ英国王立研究所のクリスマス・レクチャーで一一歳から一四歳の子供に向けた特別講義を行い、BBC4のチームに加わって数学の歴史に関する一般向けのシリーズ番組を作るといった著者自身の啓蒙実践に支えられているといえそうだ。

 そのわりには難しかったですが・・・。
 まあ、各章の締めくくりは「ミレニアム問題」(Wikipediaなので・・・。
 とりあえず、Wikipediaのリンクを張っておきます。

  第一章 リーマン予想
  第二章 ポアンカレ予想
  第三章 P≠NP
  第四章 バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
  第五章 ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ

 本書で取り上げられていない残り二つは――。

     ・ヤン–ミルズ方程式と質量ギャップ問題
     ・ホッジ予想

 「比較的スラスラと読めました」と言いつつ、飛ばしてしまったこれも――。

     ・フェルマーの小定理

 数学の奥深さ・面白さを分かりやすく伝えようとする、著者の意図がくみ取れる本です。
 手ごたえあり過ぎの前の2冊とあわせ、再読するしかありませんね。

画像 ところで、右の部分、一部誤りがあるような・・・(P358)。

 式の左辺は「yの2乗」。
 式の右辺は「xの3乗 - 43*x + 166」。
 xとyがともに整数・分数になる点として7つ挙げられて
いますが、(0,0)は???

 y=0ならば、式の左辺は当然、0。
 x=0ならば、式の右辺は当然、166。

 原書の問題なのか、訳の問題なのか・・・。
 いずれにしても、謎過ぎます。。


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 はじめに
 参考になるウェブサイト
第一章 果てしない素数の奇妙な出来事
第二章 とらえどころのない形の物語
第三章 連勝の秘訣
第四章 解けない暗号事件
第五章 未来を予測するために
 謝辞
 訳者あとがき
 文庫版訳者あとがき
               (平成28年1月1日発行)

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