『再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章』 塩野七生 (文春文庫)

 前の記事は3年前の話でしたが、今回はちょうど20年前(!)に出た本について・・・。

 1年ちょっと前に、『男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章』の記事を書いたきっかけは、日本の男たちのロリコン趣味は病理的というしかないの新聞広告。
 今回の『再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章』には、そんなきっかけはなく、文庫本発行20周年を記念して(?)――の意味しかありません。

 もっとも、前の記事に時間がかかり、日付が11日は変わってしまいました。
 ・・・が、世界標準時ではまだ10日ということで、ご了承ください。。

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第1章 清潔度ということ  第2章 人材について  第3章 容貌とは  第4章 混迷について
第5章 帰宅拒否症なる現象について  第6章 愛人考  第7章 開国か鎖国か  第8章 鎖国
第9章 続・鎖国  第10章 開国  第11章 政治家とは  第12章 政治改革  第13章 歴史について
第14章 人事について  第15章 フランス革命二百年・自由  第16章・フランス革命二百年・平等
第17章 フランス革命二百年・博愛  第18章 女の反乱  第19章 台所感覚  第20章 イタリア魂
第21章 帰国子女  第22章 帰国子女の親たち  第23章 ワールド・プロブレム(その一)
第24章 ワールド・プロブレム(その二)  第25章 ワールド・プロブレム(その三)  
第26章 女たちへ  第27章 外圧について  第28章 ノーブレス・オブリージュ  
第29章 共産主義(その一)  第30章 共産主義(その二)  第31章 共産主義(その三)  
第32章 好感度について  第33章 百年の計  第34章 実力主義のプラスとマイナス  
第35章 自己満足も程度しだい第36章 国際人  第37章 国際化について  第38章 軽蔑  
第39章 再びワールド・プロブレム  第40章 期限を切ることの大切さ  第41章 自由化  
第42章 草の根・国際交流  第43章 人種差別(その一)  第44章 人種差別(その二)  
第45章 書記長の涙  第46章 ヨーロッパ・ヨーロッパ  第47章 愛しきアメリカ  
第48章 勝者の混迷  第49章 再びヨーロッパ  第50章 子供心の愉しさについて  
第51章 企業と文化(その一)  第52章 企業と文化(その二)  第53章 企業と文化(その三)  
第54章 執事の効用  第55章 虚と実  第56章 グルメ考  第57章 権力と知性  
第58章 帽子の愉しさ  第59章 衰退の因  第60章 スポーツ、それ以上のもの  
第61章 知識人  第62章 善と悪  第63章 無題
  解説 吉田直哉
                       (1994年3月10日第1刷)

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天国へ行くのに最も有効な方法は地獄へ行く道を熟知することである――開国か鎖国か、実力主義のプラスとマイナス、人種差別、帰国子女、帰宅拒否症なる現象について、「湾岸戦争で観客席にとどまる方を選んだ日本人」に、塩野七生が独特のユーモアをこめて贈る“大人のための知恵のエッセンス63篇”。

 天国へ行くのに最も有効な方法は地獄へ行く道を熟知することである

 最後の第63章(なぜか、無題)の一番最後が、マキアヴェッリのこの言葉。
 塩野七生が書いた『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』(保阪正康・著 新潮新書)への推薦の言葉は微妙に違っていましたが・・・。

 「天国への道を知る最良の方法は地獄への道を探究することである、とマキアヴェッリは言ったが、
  戦後日本はそのことをしてこなかった。この本はそれを教えてくれる」


 いったい、この微妙な違いは何なのでしょう?

 それはともかく、眠れない時にちょっとだけ読むには、(1章区切りなので)適当な分量。
 久しぶりに見つけたので、適当にページを開いて読んでいます。
 『ローマ人の物語』や『わが友マキアヴェッリ』などを読んだ後だと(・・・もうだいぶ忘れました・・・)、10年前、20年前とは違った印象を受けます。
 題材が20年以上前のものなので、古く感じるのは仕方がないにしても、時代を超えた真理が含まれているような・・・。

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