『数学的センス』 野﨑昭宏 (ちくま学芸文庫)

 先週の帰省で『嘘をもうひとつだけ』とともに持ち帰った『数学的センス』。
 少し時間がかかりましたが、おととい読了。
 式が少ないのでもっと速く読めてもよいはずですが、センスが足りないので・・・。

 たまにはこの手の本を読んで、センスを磨くしかないですね。。

 各章の冒頭には、様々な本から引用された一文が載っています。
 著者のセンスが現れるわけですが、その幅広さが凄いです。
 私が知っている本はない――と思ったら、米長邦雄!

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 そして、アガサ・クリスティー!

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 さらに、本文でも・・・!

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 本書が日本評論社から出たのは1987年なので、この3人になるのでしょう。
 今ならどんな言葉が選ばれるのか? を考えてみるのも興味深いです。

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第1話 命名のセンス
 1.誕生のとき 2.ツルカメ算について 3.循環連分数について
第2話 判断のセンス
 1.「である」と「らしい」 2.士官36人の問題 3.判断と結果
第3話 分析のセンス
 1.説明欲、分析欲 2.分析のテクニック 3.分析の実際
第4話 集中のセンス
 1.天才伝説 2.トランプの切りかた 3.固体混合の問題
第5話 「わからない」ということ
 1.「わからない」ことへのおそれ 2.感性からの出発 3.感性からの離陸
第6話 「わかりやすい」ということ
 1.「わかりやすさ」をめざして 2.具体例との格闘 3.置換の一般的な性質
第7話 言語のセンス
 1.言葉と理解 2.再び置換について 3.グラフ理論の応用
第8話 空間のセンス
 1.4次元空間の幾何学的イメージ 2.4次元空間の代数的イメージ 3.センスとは「ただ足ることを知る」こと
第9話 美的センス
 1.「美しい」ということ 2.「わかる」ことの喜び 3.より深く「わかる」ために
第10話 知的センス
 1.センスと個人差 2.一般化のセンス 3.証明と好奇心
第11話 公理について
 1.証明と発見 2.証明の前提 3.公理と構造
第12話 構造について
 1.再び好奇心について 2.ブルバキと構造主義 3.図形の世界にひそむ構造
第13話 「無限」のセンス
 1.無限の恐怖 2.無限の効用 3.無限への飛躍
第14話 論証のセンス
 1.無限についての論証 2.命題のいいかえ 3.ヘンペルのカラス
第15話 「遊び」のセンス
 1.考える楽しみ 2.パズルのいろいろ 3.言葉の遊び
第16話(番外) 確率のふしぎ
 1.確率のふしぎ 2.ベルトランのパラドックス 3.「真実はひとつ」か? 4.ペテルブルグのパラドックス
  あとがき  文庫版あとがき
   (2007年3月10日第1刷発行 2010年5月20日第3刷発行)
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