『不連続殺人事件』 坂口安吾 (角川文庫)
3年前にエントリーした、アガサ・クリスティーの『魔術の殺人』。
――の中で引用した、由良三郎の『ミステリーの泣きどころ トリック・ワナの裏をかく』の一文。
二人の犯人(殺意ある人々)が表面では仲違いを装い、実は毒殺劇に協力していたというところは、これもよくある手だ。わが国では、坂口安吾の『不連続殺人事件』、海外ではアガサ・クリスティーの『魔術の殺人』に用いられたことがある。(P71)
こんなことを書いていたのをすっかり忘れていましたが、少し前にブックオフで発見。
読み始めたのはよいのですが、冒頭に示される登場人物の多さ・複雑さに眩暈が・・・。
途中で何度も戻って確かめることになりました。
読み終わってからネットで検索すると、相関図がけっこう引っかかります。
需要が多いということですね。
一番分かりやすいと思った、このツイートの画像を貼っておきます。
完全に手順前後ですが・・・。

このうち、8人が殺害され、1人は瀕死の重態――。
最初の殺人から最後の殺人まで、約三週間。
警察が詰めていたはずなのに、これだけ犯行が重ねられるとは・・・。
解決するのは警察ではなく探偵――というのはお約束(?!)なので仕方がありません。
・・・が、ちょっと解せないのは犯人の心理状態。
警察が詰めている中で、ここまで犯行を重ねようと思えるものでしょうか。
探偵役の巨勢博士が「心理の足跡」を強調すればするほど、引っかかります。
ところで、この文庫のカバーはなかなか強烈。
画像はこちらのブログからの引用です。

Wikipediaによると、映画化されたのは1977年。
松橋登演じる海老塚医師が、宮下順子演じる諸井琴路を拷問にかけているところ――のようです。
なぜ、このシーンなのか分かりませんが、問題はそこではなく・・・。
今のカバーはごく穏健な感じで、こういうのはある意味、貴重ですね。
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一 俗悪千万な人間関係 二 意外な奴ばかり 三 招かれざる客 四 第一の殺人
五 猫の鈴 六 第二の犯罪 七 探偵小説狂の老政客 八 アリバイはただ一人
九 火葬の帰り道 十 気違いぞろい 十一 火葬場からの戻り道
十二 セムシ詩人はなぜ殺されたか 十三 聖処女も嘘がお上手
十四 聖処女と最後の晩餐 十五 砂糖壺とピカ一の手品 十六 歌川家の秘密
十七 不連続殺人事件 十八 七人目 十九 アリバイくらべ 二十 第一級の容疑者
二十一 密会と拷問と拘引 二十二 「八月九日・宿命の日」 二十三 最後の悲劇
二十四 犯人現わる? 二十五 致命的な手違い 二十六 絶体絶命の悪戦苦闘
二十七 心理の足跡 二十八 ぬきさしならぬ物的証拠
解説 高木彬光
(昭和49年6月10日初版発行 平成6年7月20日第36刷発行)
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――の中で引用した、由良三郎の『ミステリーの泣きどころ トリック・ワナの裏をかく』の一文。
二人の犯人(殺意ある人々)が表面では仲違いを装い、実は毒殺劇に協力していたというところは、これもよくある手だ。わが国では、坂口安吾の『不連続殺人事件』、海外ではアガサ・クリスティーの『魔術の殺人』に用いられたことがある。(P71)
こんなことを書いていたのをすっかり忘れていましたが、少し前にブックオフで発見。
読み始めたのはよいのですが、冒頭に示される登場人物の多さ・複雑さに眩暈が・・・。
途中で何度も戻って確かめることになりました。
読み終わってからネットで検索すると、相関図がけっこう引っかかります。
需要が多いということですね。
一番分かりやすいと思った、このツイートの画像を貼っておきます。
完全に手順前後ですが・・・。

このうち、8人が殺害され、1人は瀕死の重態――。
最初の殺人から最後の殺人まで、約三週間。
警察が詰めていたはずなのに、これだけ犯行が重ねられるとは・・・。
解決するのは警察ではなく探偵――というのはお約束(?!)なので仕方がありません。
・・・が、ちょっと解せないのは犯人の心理状態。
警察が詰めている中で、ここまで犯行を重ねようと思えるものでしょうか。
探偵役の巨勢博士が「心理の足跡」を強調すればするほど、引っかかります。
ところで、この文庫のカバーはなかなか強烈。
画像はこちらのブログからの引用です。

Wikipediaによると、映画化されたのは1977年。
松橋登演じる海老塚医師が、宮下順子演じる諸井琴路を拷問にかけているところ――のようです。
なぜ、このシーンなのか分かりませんが、問題はそこではなく・・・。
今のカバーはごく穏健な感じで、こういうのはある意味、貴重ですね。
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一 俗悪千万な人間関係 二 意外な奴ばかり 三 招かれざる客 四 第一の殺人
五 猫の鈴 六 第二の犯罪 七 探偵小説狂の老政客 八 アリバイはただ一人
九 火葬の帰り道 十 気違いぞろい 十一 火葬場からの戻り道
十二 セムシ詩人はなぜ殺されたか 十三 聖処女も嘘がお上手
十四 聖処女と最後の晩餐 十五 砂糖壺とピカ一の手品 十六 歌川家の秘密
十七 不連続殺人事件 十八 七人目 十九 アリバイくらべ 二十 第一級の容疑者
二十一 密会と拷問と拘引 二十二 「八月九日・宿命の日」 二十三 最後の悲劇
二十四 犯人現わる? 二十五 致命的な手違い 二十六 絶体絶命の悪戦苦闘
二十七 心理の足跡 二十八 ぬきさしならぬ物的証拠
解説 高木彬光
(昭和49年6月10日初版発行 平成6年7月20日第36刷発行)
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