『首都水没』 土屋信行 (文春新書)
広島で記録的大雨による土砂災害が起こってから一週間――。
本棚に『土石流災害』というタイトルの新書があったはずですが、見つからず・・・。
たまたま、書店で出たばかりのこの本を目にしたので、読んでみました。
近畿から中国地方に分布する真砂土は花崗岩が風化したもので、粒子が粗く、非常にもろくて崩れやすく、山砂とも言われます。鹿児島県のシラスは火山噴火で降下した軽石・火山灰でできており、比重が軽く、土粒子の中に小さな気泡が含まれています。雨が降ると流されやすく、急傾斜地では大雨によって崩壊し、土石流災害を起こします。
これらの土は、いずれも土砂災害の原因となっています。(P126)
真砂土が出てくるのはこの1ヵ所だけですが、なんというか、タイミングが良すぎます。。
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まえがき……世界一危ない首都東京
第1章 山の手にも洪水は起こる
第2章 東京は世界一危ない場所にある
第3章 地球温暖化で首都は壊滅する!
第4章 利根川の東遷事業が東京を危険都市にした
第5章 雨が降らなくても洪水になる「地震洪水」
第6章 なぜ東京は世界一危ないのか
第7章 東京の三大水害に学ぶ
明治43年の「東京大水害」/大正6年の「大海嘯」/昭和22年の「カスリーン台風」
第8章 洪水は流域一帯で起こっている!
第9章 強靭な日本を創るために
あとがき……美しい日本、安全な首都へ(災害を文化にする)
参考文献
(2014年8月20日 第1刷発行)
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ゼロメートル地帯が4割を占め、多数の地下鉄が走る東京は、きわめて水害に弱い構造である。
仮に利根川で氾濫が起きれば、浸水区域内人口約230万人、死者数約6300人という
膨大な数になると予想されるのだ。首都水没、驚愕のシミュレーション!
カバーに書かれている、本書の内容紹介――。
利根川の東遷事業・荒川の西遷事業はあまり深く知らなかったのですが、川の流れを変えても、本来の地形そのものまでは変えられないわけで・・・。
現実的には東遷事業により、日本最大の流域面積を持つことになった利根川の水を、堤防一枚で東京から銚子の方へ無理矢理流しているのです。洪水になれば水は昔の川筋に従って流れます。なぜならばそこが自然地形として一番低い場所だからです。川だったという事は、もともとそこが周辺よりも低かったことを示しています。低い場所をつなげて流れるのが川なのです。
ですから利根川で洪水が起これば、必ず東京にやって来ます。洪水が起これば首都東京は水没するしかない地形なのです。(P84)
高層の建築物が立ち並び、本来の地形が分かりにくくなってしまっていますが、防災を考えるうえでは、川をはじめとした地理的環境をおさえておかないといけません。
よく分かっていない部分もあるので、今さらながら、まずはWikipediaから・・・。
利根川
江戸川
中川
荒川
第7章にあげられている「東京の三大水害」についても・・・。
明治43年の大水害
大正6年の高潮災害
カスリーン台風
<9月2日追記>
●水位基準面
(国土交通省 国土技術政策総合研究所 河川研究部 水害研究室の河川用語集より引用)
河川名 基準面 東京湾中等潮位(T.P.)との関係
北上川 K.P -0.8745m
鳴瀬川 S.P -0.0873m
利根川 Y.P -0.8402m
荒川・中川・多摩川 A.P -1.1344m
淀川 O.P -1.3000m
吉野川 A.P -0.8333m
渡川 T.P.W +0.113m
琵琶湖 B.S.L +84.371m
・河川・水路・港湾の基準面について
本棚に『土石流災害』というタイトルの新書があったはずですが、見つからず・・・。
たまたま、書店で出たばかりのこの本を目にしたので、読んでみました。
近畿から中国地方に分布する真砂土は花崗岩が風化したもので、粒子が粗く、非常にもろくて崩れやすく、山砂とも言われます。鹿児島県のシラスは火山噴火で降下した軽石・火山灰でできており、比重が軽く、土粒子の中に小さな気泡が含まれています。雨が降ると流されやすく、急傾斜地では大雨によって崩壊し、土石流災害を起こします。
これらの土は、いずれも土砂災害の原因となっています。(P126)
真砂土が出てくるのはこの1ヵ所だけですが、なんというか、タイミングが良すぎます。。
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まえがき……世界一危ない首都東京
第1章 山の手にも洪水は起こる
第2章 東京は世界一危ない場所にある
第3章 地球温暖化で首都は壊滅する!
第4章 利根川の東遷事業が東京を危険都市にした
第5章 雨が降らなくても洪水になる「地震洪水」
第6章 なぜ東京は世界一危ないのか
第7章 東京の三大水害に学ぶ
明治43年の「東京大水害」/大正6年の「大海嘯」/昭和22年の「カスリーン台風」
第8章 洪水は流域一帯で起こっている!
第9章 強靭な日本を創るために
あとがき……美しい日本、安全な首都へ(災害を文化にする)
参考文献
(2014年8月20日 第1刷発行)
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ゼロメートル地帯が4割を占め、多数の地下鉄が走る東京は、きわめて水害に弱い構造である。
仮に利根川で氾濫が起きれば、浸水区域内人口約230万人、死者数約6300人という
膨大な数になると予想されるのだ。首都水没、驚愕のシミュレーション!
カバーに書かれている、本書の内容紹介――。
利根川の東遷事業・荒川の西遷事業はあまり深く知らなかったのですが、川の流れを変えても、本来の地形そのものまでは変えられないわけで・・・。
現実的には東遷事業により、日本最大の流域面積を持つことになった利根川の水を、堤防一枚で東京から銚子の方へ無理矢理流しているのです。洪水になれば水は昔の川筋に従って流れます。なぜならばそこが自然地形として一番低い場所だからです。川だったという事は、もともとそこが周辺よりも低かったことを示しています。低い場所をつなげて流れるのが川なのです。
ですから利根川で洪水が起これば、必ず東京にやって来ます。洪水が起これば首都東京は水没するしかない地形なのです。(P84)
高層の建築物が立ち並び、本来の地形が分かりにくくなってしまっていますが、防災を考えるうえでは、川をはじめとした地理的環境をおさえておかないといけません。
よく分かっていない部分もあるので、今さらながら、まずはWikipediaから・・・。
利根川
江戸川
中川
荒川
第7章にあげられている「東京の三大水害」についても・・・。
明治43年の大水害
大正6年の高潮災害
カスリーン台風
<9月2日追記>
●水位基準面
(国土交通省 国土技術政策総合研究所 河川研究部 水害研究室の河川用語集より引用)
河川名 基準面 東京湾中等潮位(T.P.)との関係
北上川 K.P -0.8745m
鳴瀬川 S.P -0.0873m
利根川 Y.P -0.8402m
荒川・中川・多摩川 A.P -1.1344m
淀川 O.P -1.3000m
吉野川 A.P -0.8333m
渡川 T.P.W +0.113m
琵琶湖 B.S.L +84.371m
・河川・水路・港湾の基準面について
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