『むかし僕が死んだ家』 東野圭吾 (講談社文庫)

 前の記事で少し触れたように、新幹線待ちの時間から読み始めた東野圭吾。
 300ページ弱を一気読みで、東京駅に着くまでにエピローグをのぞいて読了。
 京葉線に乗り換えて間もなく、エピローグも読み終えました。
 4か月ぶりの東野圭吾は、『むかし僕が死んだ家』――。

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 帯に「あらすじ」があるのは珍しいかも――。

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 帯の表表紙側には、登場人物は二人だけ――。さらに、彼女の記憶がすべての鍵の文字。
 彼女の記憶のほかに、二十数年前の小学生・御厨佑介の日記。そして、家の中にある様々な物が手がかりなわけですが・・・。
 張り巡らされた伏線が多すぎて・・・この展開は予想出来ませんでした。
 (いつも予想出来ていませんが・・・)

 彼女の言葉の中で強く私の心を捉えて離さないのは、我々二人が似すぎていたというフレーズだった。それは私も感じていたことだった。それは単に性格や考え方、価値観が同一というだけではない。我々二人のアイデンティティーを支える何か、心の奥底に流れるものに共通点を見いだしていたのだ。(P212)

 ついでに、この部分も伏線と思い、深読みし過ぎてしまいました。

 タイトルは『むかし僕が死んだ家』ですが、これは二人が訪れた家ではありません。
 二人が訪れたのは、むかし○○が死んだ家
 意味合いが違うとはいえ「むかし……死んだ家」が共通しているので、我々二人のアイデンティティーを支える何か、心の奥底に流れるものに共通点を見いだしていた――ということになるのでしょう。

 ある意味ネタバレですが、ネタバレと分かっていても読めない展開。
 張り巡らされた伏線が多すぎるので・・・(二度目)、ネタバレがあっても十分楽しめると思います。

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プロローグ  第一章  第二章  第三章  第四章  エピローグ
  解説 黒川博行
      (1997年5月15日第1刷発行 2010年6月9日第54刷)

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