*** 関東南部の強雨・大雨 (3/13) ***

 きのうは11時前にキロクアメ ツについて書き、その後、11時30分頃にうまくいけば、自転車で出かけられそうですと書きましたが、大外れ・・・。
 13時の出社前には再び雨脚が強まり、午後は予想以上の強雨・大雨。
 そして、こんな時に限って、関東が担当だったりして・・・。
 11時~20時のレーダーエコー図は、こちらのツイートに動画があります。

 雨のピークは15時前後の数時間。
 特に強かったのは、神奈川東部~東京23区~千葉北西部・埼玉南東部。
 時間50ミリ以上の激しい雨を観測した地点もありました。
 850hPaの相当温位は312~315K前後で、可降水量は時間30ミリ未満。
 可降水量の2倍以上の強度が出たことになります。
 下の図は、13日15時初期値のMSM(FT=0)の可降水量です。

msm_2021031306z_pw.png

 なぜ、このような激しい雨になったのか?
 東京湾周辺には、低気圧が接近する前から、東よりの風と内陸の北よりの風との間にシアラインがあり、次第に強まっていました。
 12時に伊豆諸島北部にあった低気圧は、シアライン上を北東進。
 地上(+下層)の収束が強まったことに加え、東からの水蒸気の補給が増したことが、想定以上(可降水量以上)の強雨をもたらしたと考えられます。
 13日15時初期値のMSM(FT=0)の水蒸気フラックスです。

msm_2021031306z_wvf.png

 15時の地上実況天気図と9時のAXFE578。
 低気圧は閉塞しながら、関東南部を通過中。
 寒冷渦の影響もあり、対流雲が発達しやすい状況ではありました。
 とはいえ、暖湿気の軸は東へ抜けたので――という見立てだったのに・・・。

SPAS_2021031315.jpg

 15時の衛星画像――。
 「暖湿気の軸は東へ抜けたので」と書いたのは、伊豆諸島南部から北にのびる雲のことを指しています。

cloud_2021031306z.png

 午後の降水量は、多くのモデルで午前より弱まる傾向。
 雨量強度・強雨エリア・ピークのタイミング、どれも外してしまった感じ。
 どのくらい前から言及出来た現象なのか・・・難しい事例でした。

 半ばやけ気味に(⁉)、きのう更新された3月1位の記録――。
 関東南部では、世田谷や日吉で日降水量が100ミリ超。
 局地的には、総降水量が200ミリ近くに達しました。

record_20210313.png

 繰り返しですが、ここまでの強雨・大雨になるとは予想外。
 きのう(13日)の事象としては、朝の甲信の降雪について振り返るはずだったのですが、こうなるとは思わなかったです。


 ※ 可降水量・水蒸気フラックスの画像はWeatherModels、
   天気図・衛星画像・3月1位の記録は気象庁のHPより引用しました。

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