『ある閉ざされた雪の山荘で』 東野圭吾 (講談社文庫)

 『ある閉ざされた雪の山荘』を読了。
 きのう定時にあがれれば、「三日連続の東野圭吾」になったところですが・・・。

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女七名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、一人また一人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!

 地の文と登場人物の一人・久我の独白が交互に繰り返される構成。
 必然性があるのか否かが分からなかったですが、そういうことでしたか。

 今や私の視点は神ではなくなった。私もまた登場人物の一人になったのだ。

 地の文は三人称と思っていたら、一人称。
 そして、この人物には「制限」があるため、別の視点が欠かせません。
 そんなわけで、「交互に繰り返される構成」が必要だったんですね。

 神の視点だった人物の「制限」については、読書メーターにあったワンコメントが秀逸。

障子にメアリ―

 これにつきますね・・・⁉

 それにしても複雑なプロットで、よくこんなことを考えつくものと・・・。
 地の文と久我の独白の「役割分担」については、(いつになるか分かりませんが)再読の時に改めて吟味したいと思います。

 法月綸太郎の解説も適度に濃くて、よいです。
 叙述トリックに関連して、東野圭吾のほかの作品も紹介されていますが、既読のものも忘れていて・・・というか、その観点で読んでいないので・・・。
 すべて再読は出来ないので、該当箇所だけ確認したいと思います。

    ・Wikipedia


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第一日目  第二日目  第三日目  第四日目
 解説 法月綸太郎
     (1996年1月15日第1刷発行 2009年12月1日第51刷発行)
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