『魔球』 東野圭吾 (講談社文庫)

 昨夜から読み始めた、東野圭吾の『魔球』。
 残り100ページになっていたので、郡山を過ぎたあたりで読み終えました。



9回裏二死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた! すべてはこの一球に込められていた……。捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理。

 北岡明に続き、須田武志の死体も発見され・・・。しかも、右腕なし。
 一方で、地元の電機会社の爆破未遂と誘拐騒ぎ。
 二つの流れがどう結びつくのかと思ったら、そういうことでしたか。
 しかし、これで殺してしまうのか? というのが率直な感想。

 舞台は東京オリンピックが行われる半年ほど前、昭和39年の春。
 時代は高度経済成長期ですが、その流れに乗れない人々もいるわけで・・・。
 せめてもの救いは、最後の十数行に描かれた、須田武志の弟と母の姿。
 須田武志の願いは叶った――ということでしょうか。

 それにしても、Wikipediaに魔球のページがあり、しかも、こんなに充実しているとは! この『魔球』についても触れられていました。

作中で主人公・須田武志が投げる揺れる魔球アシ・ボールも決して現実離れしたものではなく、魔球誕生のエピソードはアトランタ・ブレーブスのボブ・ウィックマンと共通のものである。

 ただ、ボブ・ウィックマンがシカゴ・ホワイトソックスに入団したのは1990年で、この作品の単行本発行(1988年)より後。
 ほかにも、同じような投手がいたのかもしれませんが、東野圭吾はどこからこの発想を得たのでしょうか?

 冒頭の場面で思い出したのが、小学生の時に読んだ『二死満塁』という小説。
 40年前ですね・・・。



 こちらも、Wikipediaが充実し過ぎていて・・・。
 思わず、読み入ってしまいました。。


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序章 挿話 捕手 証言 伝言 追跡 約束 右腕 終章
 解説 権田萬治
     (1991年6月15日第1刷発行 2009年12月17日第58刷)

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