『死人の鏡』 アガサ・クリスティー 小倉多加志 訳 (クリスティー文庫)

 金曜日にブックオフで買ったクリスティー2冊のうち、『死人の鏡』を読了。
 土曜日の帰省は普通列車で3時間弱だったので、半分くらい読んでいたのですが、帰ってからあまり進まず、読み終えたのはけさ――。
 まあ、これで1冊実家に置いて帰れます。

 短篇集とはいえ、100ページ超が3作。
 短篇としては長めで、読み応えがありました。
 中でも、表題作の死人の鏡は怪しい人が多すぎて・・・。

 クリスティーの鏡と言えば『鏡は横にひび割れて』ですが、死人の鏡にもこの一節が――。

<鏡は左右にひび割れた。゛はやもわが身は呪われぬ!゛とシャロット姫はなげきいう>(テニスン一八三三年の作『シャロット姫』の中の一句)(P282)


 『鏡は横にひび割れて』は1962年なので、こちらのほうが先なんですね。
 訳としては、「左右に」より「横に」のほうがよいような・・・。
 訳者も当然知っているはずで、この辺りのこだわりは私には分かりません。。

 死人の鏡には、ちょっとだけサタースウェイトが登場。
 巻末の解説でも触れられています。

 上級。本書の「死人の鏡」にはサタースウェイトという人物が登場する。この人は『謎のクィン氏』に出てくるワトソン役サタースウェイトと同一人物なのか?


 何の疑いもなく、同一人物と思っていたのですが・・・。

 出題者にもわかりません。研究家には諸説があるようだ。


 そうなんですか。諸説を何一つ知らないので・・・。
 同一人物でない説を探してみますか。。

 帰りは新幹線なので、1時間。
 東野圭吾を少しだけ――。


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厩舎街の殺人
謎の盗難事件
死人の鏡
砂に書かれた三角形
 解説/野崎六助
  (2004年5月10日印刷 2004年5月15日発行)
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