『死が最後にやってくる』 アガサ・クリスティー 加島祥造 訳 (クリスティー文庫)

 三週間前、ブックオフで買った5冊のラストは『死が最後にやってくる』。
 古代エジプトが舞台という、異色作です。

傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から一族のなかには反目や憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から謎の転落死を遂げた。これで平和が戻ってくるかに思われたが――紀元前二千年のナイル河畔で起こった恐るべき惨劇! エジプトの古代都市を舞台に華麗な世界が展開する異色ミステリ。

 古代エジプトなので、人名は馴染みがない響き。最初は時間がかかりました。
 でも、途中からはペースが上がり、登場人物が亡くなる間隔も狭まり・・・。
 ノフレトの後、サティピイ→ソベク→イピイ→エサ→ヘネットと亡くなり、最後はヤーモス。カバー記載の14人のうち、7人が亡くなるという・・・。『そして誰もいなくなった』につぐ死亡率50%! もう一人、名前が分からない「家畜番の子供」もいましたね。

 結末をどうまとめるのかと思っていたら、登場人物の一人は紀元前二千年とは思えない論理性を持っていました。特に、序盤の伏線に触れる部分は見事ですね。。
 「作者のことば」で「場所も年代も物語自体にとっては付随的なもの」と言い切っているのは、このような論理性の部分を含んでいるのでしょう。

 これで、ブックオフで買った5冊をすべて読了。
 仙台に来てからの40日で買い足したのは衣類少々と本だけなのに、荷物はキャパオーバー気味——というか、はっきりキャパオーバー。
 この5冊を含む10冊ほどは、実家に持ち帰らなければ・・・。

 と言いつつ、先ほどブックオフで2冊購入。
 未読のものはメジャーではないので、買える時に買っておかないと・・・(言い訳)。

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 作者のことば
第一部 洪水季
 第一章 洪水季第二月二十日  第二章 洪水季第三月四日
 第三章 洪水季第三月十四日  第四章 洪水季第三月十五日
 第五章 洪水季第四月五日
第二部 冬季
 第六章 冬季第一月四日    第七章 冬季第一月五日
 第八章 冬季第二月十日    第九章 冬季第四月六日
第三部 夏季
 第十章 夏季第一月十一日   第十一章 夏季第一月十二日
 第十二章 夏季第一月二十三日 第十三章 夏季第一月二十五日
 第十四章 夏季第一月三十日  第十五章 夏季第二月一日
 第十六章 夏季第二月十日   第十七章 夏季第二月十五日
 第十八章 夏季第二月十六日  第十九章 夏季第一月十七日
  解説/深堀骨
  (2004年4月10日印刷 2004年4月15日発行)
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