『源頼朝の世界』 永井路子 (中公文庫)

 今年初の帰省から、いつもより4,5時間早い新幹線で帰宅。
 明るいうちに着くのはわりと新鮮です。。

 岩手までの車中で読んだのは『十字軍物語 第一巻 神がそれを望んでおられる』。
 その中で触れた「中公新書の日本史もの」は、『源頼朝――武家政治の創始者』。

   きのう、岩手に向かう車中で読んでいたのは『十字軍物語』の第一巻。
   先月の『承久の乱』に続き、中公新書の日本史もの――という手もありましたが、自重。


 ――ということで、車中で読むのに実家の本棚から選んだのは、『源頼朝の世界』。
 各誌に書かれたエッセイを集めたもので、タイトルから受ける印象ほど、源頼朝に絞られてはいません。

 鎌倉時代は日本史上稀にみる大きな変革のなされた時代だが、これは決して源頼朝個人の力で行なわれたものではない。変革の真の担い手は東国武士団であり、正確には、あの時期行なわれたのは東国武士団の旗揚げだというべきであろう。

 あとがきから引用した永井路子の認識は、本文やほかの著書にも現れています。
 なので、頼朝で1冊なんて思いもよらないこと。
 ・・・にしても、比企尼と阿波局、源通親などは日本史の教科書には(たぶん)出てこない名前。
 永井路子の著書を読んでなければ知らなかったです。

 もっとも、永井路子の著書をたくさん読んだのは25~30年くらい前なので、ほぼ忘れていましたが・・・。
 去年の春の『炎環』から再読開始。
 鎌倉時代は少なかったとはいえ、先月読んだのは『つわものの賦』。
 この本の「東国の豪族たち」の地図は、本書巻末の<東国武士の分布図>とほぼ同じでした。
 さらに中公新書の『承久の乱』。
 だいぶ固有名詞が結びついてきました。

 実家の本棚からもう一冊持ってきたのは『相模のもののふたち』。
 『源頼朝――武家政治の創始者』を買うかどうかは、検討中。
 読みかけの本の進捗次第ですが、たぶん買うことになると思います。。

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 頼朝とその周辺のひとびと
  源頼朝/北条政子/比企尼と阿波局/頼家と実朝/北条義時
 逞しき東国武者
  三浦一族/伊豆の軍団/武蔵七党
 西国の権謀家たち
  後白河法皇/源通親/後鳥羽院と藤原定家
     あとがき
     解説 尾崎秀樹
       源氏三代の乳母関係図/東国武士の分布図
          (昭和57年10月25日印刷 昭和57年11月10日発行)

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