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zoom RSS 『氷った果実』 黒岩重吾 (角川文庫)

<<   作成日時 : 2018/11/02 12:37   >>

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 『恐山殺人事件』・『殺人列車への招待』・『七福神殺人事件』に続き、黒岩重吾の『氷った果実』。
 1989年のカドカワ・ミステリーコレクションの4冊目です。

 黒岩重吾についてのエントリーは2年ぶり。
 古代史の真相の中で書いた「現代もの」はこれでした。
 確かめるのにだいぶ時間がかかりましたが・・・。

   黒岩重吾の本は学生時代、何冊か読みました。
   古代史小説としては、『紅蓮の女王 小説推古女帝』と『落日の王子 蘇我入鹿』。
   現代ものも1冊は読んだはずですが、Wikipedaを見ても分かりません。
   実家の本棚で確かめるしかないですね。


 『氷った果実』のカバーには次のようにあらすじが書かれています。
 前回読んだのは30年近く前なので、まったく思い出せません。
 目次を見ても、まったくピンと来なくて・・・。

 特殊ベッド販売会社の社長河内大作の一人息子で小学校三年生の治夫が誘拐された。誘拐されて二日後、犯人から治夫をもらったと電話があっただけで、その後金銭の要求等もないまま一月たった。警察は河内夫婦に恨みを抱く者の仕業ではないかと捜査をその方面に拡げた。河内は彼の会社自体を軍隊組織に仕立て、セールスマンに厳しい訓練をし成功させた人物であった。彼自身、戦争中は関東軍にいて東満州に勤務し終戦の時は二十八歳で大尉だった。軍隊時代は鬼のような男であった河内も子供には弱い父親であった。捜査当局は治夫はすでに殺されていると判断したが、河内はあきらめず新聞に懸賞広告を出した。
 人間の暗い深淵を描く問題作。


 読み始めて20ページ。
 河内大作が登場しないまま、一つの事件が終わりそうな・・・。
 そして、終わりました――って、短編集だったんですね。。
 前の3冊と同様、勝手に長編ミステリーと勘違いしていました。

 目次に並んでいるのは短編のタイトル。
 ピンと来ないのも当たり前です。。

   匂わない女     『週刊文春』 昭和38・1・21
   セールスマン消ゆ 『週刊新潮』 昭和37・5・7
   黒い鳥       『面白倶楽部』 昭和35・12
   煙と炎の底    『オール讀物』 昭和41・1
   鼓笛隊        『小説新潮』 昭和42・1
   赤い肉は固い   『講談倶楽部』 昭和36・4
   優しい男      『週刊文春』 昭和37・5・14
   氷った果実     『小説新潮』 昭和42・11

 1989年のカドカワ・ミステリーコレクションとして刊行されましたが、初出は昭和35年〜昭和42年。
 いったい、どういうわけで選ばれたのでしょうか?

 すべて私が生まれる前の作品で、当時の世相を反映したような表現も見られます。
 BG=ビジネスガールは分かったのですが、見当がつかなかったのがアルサロ
 Weblio辞書にありました。

  〔アルバイト-サロンの略〕
  アルバイトの主婦・学生などがホステスをしているキャバレーを称した語。昭和20年代後半に流行。


 「ミナミのアルサロ処女群」とか、「大阪難波のアルサロ・バージン」とか・・・。
 アルサロといえばこんな名前だったのでしょうか? 
 複数回出てくる「わきがの匂いのする女性」とあわせ、 黒岩重吾の癖(!?)なのかもしれません。。

 それはともかく――。
 古代史への旅では、こんなことを書いていました。

   今月の帰省では、この本の代わりに『落日の王子 蘇我入鹿』を持ち帰る予定。
   先月、見つからなかった『紅蓮の女王 小説推古女帝』も探してみようと思います。


 2年たっても実現していませんが、今度こそ・・・!?

   その前に――。
   完全に積読になっていた『百人一首 恋する宮廷』を思い出したので、読み始めようかと・・・。


 その前に――。
 『百人一首 恋する宮廷』が見つかったので、少しずつ読んでみようと思います。

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匂わない女/セールスマン消ゆ/黒い鳥/煙と炎の底/
鼓笛隊/赤い肉は固い/優しい男/氷った果実
   解説 山前譲
     (平成元年12月10日初版発行 平成2年2月10日再版発行)

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