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zoom RSS 『茜さす (上)』 永井路子 (新潮文庫)

<<   作成日時 : 2018/10/04 23:58   >>

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 先月の帰省で持ってきた永井路子・2冊は『茜さす』の上下巻。
 1986年9月21日から1988年1月25日まで、「読売新聞」朝刊に連載された長編小説です。
 実家で購読していたのが読売新聞だったので、連載中に時々読んだことがありました。

 新潮文庫として刊行されたのはその3年後。
 帯には著者初の長編現代小説とあります。
 現代小説ですが、著者が永井路子で、題材として取り上げられているのが飛鳥時代。
 これは読むしかありません――ということで、買ったのでしょう。
 「現代小説」とはいえ、30年以上前の話で、いろいろと価値観が違いますね。
 なにしろ、「昭和五十×年、男女雇用機会均等法制定前」という設定なので・・・。

 タイトルの『茜さす』は、もちろん額田王の歌から――。

   茜指す紫野行き標野行き野守見ずや君が袖振る

 対する大海人皇子の歌――。

   紫の匂へる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我恋ひめやも

 第二章のむらさきでは、万葉集のゼミという設定で、二つの歌に対してかなり突っ込んだやりとりがあります。
 おかげで(?!)この二つは、数少ないそらで言える歌になりました。
 もっとも解釈は大ざっぱな所しか覚えていません。
 むらさき草が「夏に白い花が咲く」ということすら、忘れていました・・・。
 これでは、主人公・友田なつみ以上に突っ込まれること、確実です。。

 当然、主人公の名前が万葉集の歌にちなんでいることも忘れています。
 湯原王の名前にもまったく記憶がなく・・・。
 天智天皇の孫でしたか・・・。   (Wikipedia

   吉野なる夏実の河の川淀に鴨そ鳴くなる山陰にして

 ルーツとなる吉野川・菜摘を訪ねるなつみ。
 山田寺の回廊の一部が発掘されたのに刺激され、再び明日香村へ――。
 さらに、下巻の再読したところまでで、もう一度、明日香村へ行っています。
 
  ※ 実際に東回廊の一部が出土したのは昭和57(1982)年。  (Wikipedia

 私が山田寺へ行ったのは1998年だったか、2000年だったか・・・。
 20年ほど経ってしまいましたが、また訪れてみたくなりました。
 自転車で入りまわる体力が残っているかが問題ですが・・・。

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優雅なる喪服/むらさき/夏の川辺/斜光/鍵/山茶花/
白いコート/霧の夜/沈める寺/行く人なしに/街路樹
      (平成3年10月25日発行)

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