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zoom RSS 『AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能』 小林雅一 (集英社新書)

<<   作成日時 : 2018/08/08 20:55   >>

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 著者の本を読むのは『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』以来、3年ぶり。
 『AIが人間を殺す日』とは、『AIの衝撃』よりさらに衝撃的なタイトルです。
 カバーには以下のような要約が書かれています。

 飛躍的な進化を遂げる人工知能(AI)。明るい未来が語られる一方で、「AIに雇用が奪われる」という見方や、超越的な進化を遂げたAIが人類を支配する「二〇四五年問題」などのAI脅威論も少なくない。
 しかし著者はむしろ、目前に迫る危機として、車、医療、兵器の三つを挙げる。共通するのは、私達の命に直結する分野であること。ここに今、最先端のAIが導入されようとしているが、中身の見えないブラックボックスであるうえに、ときに暴走の危険性をはらむ。
 世界の制御権が人間からAIへと移譲されたとき、その先に見えるのは自ら判断する機械・システムが人の命を奪う衝撃の未来。AIの真の脅威が明らかに!


 車・医療・兵器のうち、(今のところ)一番身近なのは車。
 自動運転車の話題は、比較的多く触れる機会が多いですし・・・。
 でも、完全な自動運転には違和感が拭えません。
 フェールセーフいうか、いざという時には制御可能な設計のほうがよいように思います。
 ・・・が中途半端な「自動」はかえって危ないという話もあり・・・。
 開発当初は「Human in the Loop」だったグーグルが「Human out of the Loop」に切り替えたのは、このような背景があったようです。
 どちらが正解かは分かりませんが、利用する人間側にもそれなりのリテラシーが求められますね。。

 本書と一緒に『2022年の次世代自動車産業』を買いました。
 AIは一歩後ろに引きますが、作る側の思想を読んでみようと思います。
 ただし、500ページ弱と新書にしてはかなりのボリューム。
 時間がかかりそうです。。

 「Human in the Loop」か「Human out of the Loop」かの問題は、医療・兵器にも共通する問題。
 医療の問題については、いつか弟に聞いてみたいですね。

 刺激的なタイトルの本書の最後は――。
 「人間を殺す」ではなく、「人間性を殺す」とは、含みのある言葉です。

 AI(あるいは、それを搭載したマシン)はまた、人間のような心を持たない。人の生死や運命を左右する重大な事柄において、その帰趨を決定するのは、往々にして当事者を取り巻く人々の心だ。
   (中略)
 いつの日か私達がそうした本来の心を失い、AIによるスーパー・オートメーションに全ての判断を委ねるとき、人は人であることを止め、人の姿をしたロボットになる。
 AIがもたらす真の脅威とは、それが人間を殺すことではなく、むしろ人間性を殺すことなのかもしれない。私達はこれを警戒する必要があるのだ。(P233-234)


 あとがきは意表をついて、『フランケンシュタイン』。
 名前だけで内容を分かっていなかったので、とりあえずWikipediaを読みますか・・・。

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  はじめに
 第一章 AI脅威論の虚実
 第二章 自動運転車の死角
 第三章 ロボ・ドクターの誤診
 第四章 自律的兵器の照準
 第五章 スーパー・オートメーションの罠
  おわりに
     (2017年7月19日第1刷発行)

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