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zoom RSS 『この世をば (上)』 永井路子 (新潮文庫)

<<   作成日時 : 2018/08/25 20:10   >>

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 実家から持ち帰った『この世をば』の上巻を読み終えました。
 私にとって、初めて読んだ永井路子の小説。
 買ったのは高校一年か二年の時と思っていたのですが、奥付を見ると三年の時。
 理系の受験生が何をやっていたのでしょうか・・・。
 完全に現実逃避ですね。。

 主人公は藤原道長。
 タイトルはもちろん、道長が詠んだこの歌から――。

   この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧たることも なしと思へば

 傲岸としか言いようがないですが、本書の道長像はまったく別。
 道隆・道兼の影に隠れ、「人間味溢れる平凡な男」として描かれています。

 上巻は姉・詮子の後押しで伊周との争いに勝ち、内覧を許されたところまで。
 下巻も500ページ弱あるので、ゆっくり楽しみます。

 それにしても、巻頭の系図のことはすっかり忘れていました。
 「藤原氏系図」と「帝王・源氏系図」の二枚。
 しかも、両者が婚姻関係で複雑に絡んでいるわけで・・・。

画像

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 本文には所々、これより数段簡単な系図が載っています。
 なので、こんな大仰な系図が必要なのかと思いますが、なければないで意外と不便。
 下巻には二枚の系図がないので、上巻とセットで持ち歩くしかなさそうです。

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男とは/首よりも/今宵来る人/深泥が淵/風の精/影絵/あしのうら/
離洛帖/花と地獄の季節/後宮明暗/腥風の荒野/「一声ノ山鳥」
         (昭和61年9月15日印刷 昭和61年9月25日発行)

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