『追いつめられて』 小池真理子 (祥伝社ノン・ポシェット)

 火曜日の夜――というか、水曜日の未明に眠れなくなり、実家の本棚から取り出した短編集。
 二編読み、かえって眠れなくなりそうだったので、西村京太郎の『第二の標的に乗り換え。
 木曜日、千葉へ戻る車中で『第二の標的』を読了後、さらに二編読み、帰宅してからさらに一編。
 きのう、最後の『予告された罠』を読み終えました。

 二十年ほど前に読んだきりでしたが、私には珍しく、ある程度は読んでいるうちに思い出しました。
 とはいえ、ラストはよい意味で裏切られ――さすが、短編の名手です。

 恐怖はどこにでも生まれ得る。ちょっとした時間のずれ、運命のいたずらが、人を突然、落とし穴につきおとす。後には何も残らない。はい、おしまい。ジ・エンド。救いもなく、希望もない。かろうじて残されるのは、皮肉だけ。私が短編ミステリーで好んで書くのは、そうした物語だ。

 「あとがきに代えて」(目次では「あとがき」になっていますが――)からの引用。
 こういう物語、嫌いじゃありません。
 最近、この手のを書いていないと思いますが、また読んでみたいですね。

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 窓辺の蛾
 悪者は誰?
 追いつめられて
 泣かない女
 隣の女
 予告された罠
   あとがき
     (平成5年1月31日初版第1刷発行)

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