*** Re: あす(26日)の関東の強風 ***
下は二つ前の記事で載せた25日12時初期値のMSMの風速の予想で、対象時刻は26日9時~21時。
17日と総観場も似ているので、26日の関東南部は強風になると予想していたのですが・・・。
26日9時~21時のMSMの解析値。
前日のMSMの予想に比べると、南よりの風が弱まっていて、北へ行くほどその傾向が顕著です。
それでも、都心周辺までは南風が届きそうに見えます。
実況はというと、南よりの強風が吹いたのは千葉県南部と三浦半島だけ。
風の予想が外れたので、気温も大きく外し、都心周辺は予想を10度前後も下回りました。
電力需給が逼迫するなどの影響が出たためか、「チーム森田の"天気で斬る!"」の「気温の外れ」で触れられているように、気象庁はきのう、気象振興協議会向けに解析資料を発表しました。これは珍しいことと思います。
資料の中で、南よりの風が吹かず、気温を外した要因として、「低気圧に伴う降水により、内陸部には冷たい空気が滞留した」ことを挙げていますが、低気圧に伴う降水より前に、その要因があったかもしれません。
下は強い南風が吹いた17日と26日のAXFE578を並べたもので、26日・17日ともに、中国東北区~朝鮮半島付近がトラフで、本州付近が西谷である傾向は似ています。
●AXFE578 左:11月17日9時 右:11月26日9時
ただ、関東周辺を詳しく見ると、500hPa等高度線の走向は若干違っていて、南西風が強まった17日は南成分を持っていたのに対し、26日はほぼ真西。これは、西から進んでくる擾乱の北上成分が17日ほど強くないことを示唆しています。
そうはいっても、地上付近に冷気がたまらなければ、強い南風はいずれ都心周辺まで入りそうなものですが、朝の風の分布を比較すると、17日と26日とでは大きく異なっていました。
16日夜間(~17日朝)は一貫して南西風が東京湾の中まで入っていて、千葉県や神奈川県などの気温は高めで経過しました。
一方、25日夜間(~26日朝)は千葉県南部に一時的に南よりの風が入ったくらいで、全般に北より。
17日朝と26日朝の気温を比較すると、関東北部の気温に大差はないのに対し、南部は26日のほうが大幅に低く、南よりの風が入りにくい場だったと考えられます。
朝の時点での気温・風向の分布差は日中も埋まることはなく、さらに拡大しました。
17日の日中は南風のエリアが茨城県南部や埼玉県の一部まで北上。
関東南部の多くの地点で、最高気温は15度以上まで上がりました。
これに対し、26日は南よりの風が中まで入らず、ほとんどのエリアの気温は朝から横ばい。
昼の時点でMSMなどとの違いは明らかでしたが、昼過ぎに観音崎などで南風が強まり始めたことに加え、低気圧の接近でもう少し南風のエリアが北へ拡大するかも・・・と考え、舵を大きく切れませんでした。
結局、南風が入ったのはアクアライン付近まで。その風向が西よりに変わった時点で、完全に終了・・・。
26日朝の風向分布として関連付けられるかもしれないのが、26日未明~明け方に関東南部を東進した下層シアに伴うエコー域。このエコー域は朝には東へ抜けましたが、関東地方はこれに向かう風の流れもあり、南よりの風が入りにくい場だったと考えられます。
ただし、このような風の分布だったため、雨雲が発生したとも説明可能で、雨雲の存在が南よりの風が入らなかった主要因とは言い切れません。にわとりが先か、卵が先か・・・という話ですね。
関東南部を通過する雨雲は前日から予想されていましたが、想定以上にしっかり降りました。
26日に出社する時、路面が濡れていたのは想定外。
千葉市内はぱらつくくらいと思っていたので、ちょっと違和感がありました。
(房総まで走りに行った隣人は、ザーザー降りだったとか・・・)
この違和感と、朝の風向分布に感じた違和感を、どのように活かせたか・・・。17日と似ている場だったことを押さえたまではよいとして、類似点と相違点をどうバランスさせることが出来たか、課題です。
※ AXFE578は北海道放送のHPから引用しました。
また、アメダスはtenki.jpのブログパーツを利用しています。
17日と総観場も似ているので、26日の関東南部は強風になると予想していたのですが・・・。
26日9時~21時のMSMの解析値。
前日のMSMの予想に比べると、南よりの風が弱まっていて、北へ行くほどその傾向が顕著です。
それでも、都心周辺までは南風が届きそうに見えます。
実況はというと、南よりの強風が吹いたのは千葉県南部と三浦半島だけ。
風の予想が外れたので、気温も大きく外し、都心周辺は予想を10度前後も下回りました。
電力需給が逼迫するなどの影響が出たためか、「チーム森田の"天気で斬る!"」の「気温の外れ」で触れられているように、気象庁はきのう、気象振興協議会向けに解析資料を発表しました。これは珍しいことと思います。
資料の中で、南よりの風が吹かず、気温を外した要因として、「低気圧に伴う降水により、内陸部には冷たい空気が滞留した」ことを挙げていますが、低気圧に伴う降水より前に、その要因があったかもしれません。
下は強い南風が吹いた17日と26日のAXFE578を並べたもので、26日・17日ともに、中国東北区~朝鮮半島付近がトラフで、本州付近が西谷である傾向は似ています。
●AXFE578 左:11月17日9時 右:11月26日9時
ただ、関東周辺を詳しく見ると、500hPa等高度線の走向は若干違っていて、南西風が強まった17日は南成分を持っていたのに対し、26日はほぼ真西。これは、西から進んでくる擾乱の北上成分が17日ほど強くないことを示唆しています。
そうはいっても、地上付近に冷気がたまらなければ、強い南風はいずれ都心周辺まで入りそうなものですが、朝の風の分布を比較すると、17日と26日とでは大きく異なっていました。
16日夜間(~17日朝)は一貫して南西風が東京湾の中まで入っていて、千葉県や神奈川県などの気温は高めで経過しました。
一方、25日夜間(~26日朝)は千葉県南部に一時的に南よりの風が入ったくらいで、全般に北より。
17日朝と26日朝の気温を比較すると、関東北部の気温に大差はないのに対し、南部は26日のほうが大幅に低く、南よりの風が入りにくい場だったと考えられます。
朝の時点での気温・風向の分布差は日中も埋まることはなく、さらに拡大しました。
17日の日中は南風のエリアが茨城県南部や埼玉県の一部まで北上。
関東南部の多くの地点で、最高気温は15度以上まで上がりました。
これに対し、26日は南よりの風が中まで入らず、ほとんどのエリアの気温は朝から横ばい。
昼の時点でMSMなどとの違いは明らかでしたが、昼過ぎに観音崎などで南風が強まり始めたことに加え、低気圧の接近でもう少し南風のエリアが北へ拡大するかも・・・と考え、舵を大きく切れませんでした。
結局、南風が入ったのはアクアライン付近まで。その風向が西よりに変わった時点で、完全に終了・・・。
26日朝の風向分布として関連付けられるかもしれないのが、26日未明~明け方に関東南部を東進した下層シアに伴うエコー域。このエコー域は朝には東へ抜けましたが、関東地方はこれに向かう風の流れもあり、南よりの風が入りにくい場だったと考えられます。
ただし、このような風の分布だったため、雨雲が発生したとも説明可能で、雨雲の存在が南よりの風が入らなかった主要因とは言い切れません。にわとりが先か、卵が先か・・・という話ですね。
関東南部を通過する雨雲は前日から予想されていましたが、想定以上にしっかり降りました。
26日に出社する時、路面が濡れていたのは想定外。
千葉市内はぱらつくくらいと思っていたので、ちょっと違和感がありました。
(房総まで走りに行った隣人は、ザーザー降りだったとか・・・)
この違和感と、朝の風向分布に感じた違和感を、どのように活かせたか・・・。17日と似ている場だったことを押さえたまではよいとして、類似点と相違点をどうバランスさせることが出来たか、課題です。
※ AXFE578は北海道放送のHPから引用しました。
また、アメダスはtenki.jpのブログパーツを利用しています。

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