*** キロクアメ ナガサキ × 2 + トクシマ (10/14) ***
おとといは18時~のシフト。
起きて昼のニュースを見ていたら、長崎で時間100ミリを超える雨、とのこと――。
さっそく(?)チェックすると、キロクアメ ナガサキが発表されていました。
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長崎県記録的短時間大雨情報 第1号
平成23年10月14日11時25分 長崎海洋気象台発表
11時長崎県で記録的短時間大雨
五島市付近で約110ミリ
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長崎県記録的短時間大雨情報 第2号
平成23年10月14日11時41分 長崎海洋気象台発表
11時30分長崎県で記録的短時間大雨
新上五島町有川郷で109ミリ
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下は9時から16時のレーダーエコー図。
11時と12時、五島列島には時間100ミリ以上の強度を示す強いエコーがかかっていました。
●レーダーエコー図 左:10月14日9時~12時 右:10月14日13時~16時
キロクアメ ナガサキの後、今度はキロクアメ トクシマが入電しました。
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徳島県記録的短時間大雨情報 第1号
平成23年10月14日12時24分 徳島地方気象台発表
12時徳島県で記録的短時間大雨
小松島市付近で約100ミリ
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小松島市は徳島市の南で、紀伊水道に面しています。
11時と12時のレーダーエコー図には、徳島県の南東部に紫色のエコーが見られます。
●レーダーエコー図 左:10月14日9時~12時 右:10月14日13時~16時
以下は、日本経済新聞の記事からの引用。
キロクアメ ナガサキの電文では実測109ミリでしたが、結局、120ミリが観測されたようです(~11時44分)。
アメダス地点名は有川で、1989年9月12日の108ミリを破り、観測史上最多の1時間雨量となりました。
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東海や西日本、週末大雨の恐れ 土砂災害警戒を
2011/10/14 12:10 (2011/10/14 18:51更新)
前線を伴った低気圧の影響で14日、西日本は局地的に記録的な大雨となった。気象庁は、西日本の太平洋側と東海は15日にかけ激しい雨の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。台風12号の豪雨に見舞われた紀伊半島では、新たな土砂災害が発生する恐れもある。
長崎県新上五島町では14日午前、この地点の観測史上最多となる1時間に約120.0ミリの猛烈な雨を観測。徳島県美波町でも、10月としては最多の同82.5ミリを記録した。紀伊半島にも雨雲がかかり、弱い雨が降り始めた。
同庁によると、東シナ海に延びる前線上に発生した低気圧が、14日夜に九州付近に進む見込み。日本海でも低気圧が発生すると予想される。前線や低気圧に南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定になるとみられる。
西日本の太平洋側と東海は1時間に50~60ミリの非常に激しい雨が降る見通し。15日朝までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で、近畿300ミリ、東海250ミリ、四国200ミリ。15日は、大雨の範囲が北日本に広がる可能性がある。
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地上天気図は下の通り。
低気圧はまだ東シナ海ですが、すでに湿った空気の流れ込みは強まっていました。
●地上実況天気図 左:10月14日9時 右:10月14日15時

ですので、この日のシフトはかなりシビアと思っていたのですが、確かにシビアでした。
それでも、14日夜間の四国や近畿は、予想ほどの強雨・大雨にはならず・・・。
代わりに(?)予想以上に降られたのが広島県北西部(千代田JCT周辺)。
22時過ぎには時間40ミリ前後の激しい雨となり、総雨量が100ミリを超えた所がありました。
●レーダーエコー図 左:10月14日19時30分~21時 右:10月14日21時30分~23時
20時頃の段階で注目していたエコーは、次の二つ。
1) 広島県沿岸部(江田島・呉・東広島周辺)のエコー
時間30ミリ前後の雨を降らせていた。三次・庄原方面へ進む予想。
2) 大分県のエコー
久留米周辺で最大時間80ミリ前後の雨を降らせた。東北東へ進み、広島県沿岸部へ。
どちらも広島県北西部にはかからない予想で、これらはほぼその通りに経過しました。
ただし、読めなかったのは、20時過ぎから山口県で強まったエコーで、このエコーは次第にライン状になりながら広島県北西部にのび、激しい雨をもたらしました。
「低気圧が近づいていたので、雨が強まる」といえば、それまでですが、なぜこのように強まったのか?
アメダスで広島の風をみると、20時は西よりだったのが、21時・22時は南よりの風に変わり、4メートル→8メートルと強まっています。低気圧が近づいてきたから、と考えられます。
ただ、西南西から東北東にのびるエコーが明瞭になったことから考えると、中国地方を進む低気圧と日本海の低気圧を結ぶ形でのびていた寒冷前線性のシアが効いていたのかもしれません。毎時大気解析で下層の風向を見ると、日本海にあった時より中国地方に南下してきた21時~22時のほうが収束が強まっていました。
●地上実況天気図 左:10月14日21時 右:10月15日3時

・寒冷前線性のシアがあったため、低気圧が単体で東進する場合より、下層の収束が強まった
・南に低気圧があったため、寒冷前線が単体で南下する場合より、下層の収束が強まった
という仮説ですが、どこまで一般化出来るのか、いろいろ事例をあたってみる必要があります。
※ 地上天気図は気象庁HP、レーダーエコー図は「川の防災情報」より引用しました。
起きて昼のニュースを見ていたら、長崎で時間100ミリを超える雨、とのこと――。
さっそく(?)チェックすると、キロクアメ ナガサキが発表されていました。
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長崎県記録的短時間大雨情報 第1号
平成23年10月14日11時25分 長崎海洋気象台発表
11時長崎県で記録的短時間大雨
五島市付近で約110ミリ
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長崎県記録的短時間大雨情報 第2号
平成23年10月14日11時41分 長崎海洋気象台発表
11時30分長崎県で記録的短時間大雨
新上五島町有川郷で109ミリ
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下は9時から16時のレーダーエコー図。
11時と12時、五島列島には時間100ミリ以上の強度を示す強いエコーがかかっていました。
●レーダーエコー図 左:10月14日9時~12時 右:10月14日13時~16時
キロクアメ ナガサキの後、今度はキロクアメ トクシマが入電しました。
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徳島県記録的短時間大雨情報 第1号
平成23年10月14日12時24分 徳島地方気象台発表
12時徳島県で記録的短時間大雨
小松島市付近で約100ミリ
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小松島市は徳島市の南で、紀伊水道に面しています。
11時と12時のレーダーエコー図には、徳島県の南東部に紫色のエコーが見られます。
●レーダーエコー図 左:10月14日9時~12時 右:10月14日13時~16時
以下は、日本経済新聞の記事からの引用。
キロクアメ ナガサキの電文では実測109ミリでしたが、結局、120ミリが観測されたようです(~11時44分)。
アメダス地点名は有川で、1989年9月12日の108ミリを破り、観測史上最多の1時間雨量となりました。
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東海や西日本、週末大雨の恐れ 土砂災害警戒を
2011/10/14 12:10 (2011/10/14 18:51更新)
前線を伴った低気圧の影響で14日、西日本は局地的に記録的な大雨となった。気象庁は、西日本の太平洋側と東海は15日にかけ激しい雨の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。台風12号の豪雨に見舞われた紀伊半島では、新たな土砂災害が発生する恐れもある。
長崎県新上五島町では14日午前、この地点の観測史上最多となる1時間に約120.0ミリの猛烈な雨を観測。徳島県美波町でも、10月としては最多の同82.5ミリを記録した。紀伊半島にも雨雲がかかり、弱い雨が降り始めた。
同庁によると、東シナ海に延びる前線上に発生した低気圧が、14日夜に九州付近に進む見込み。日本海でも低気圧が発生すると予想される。前線や低気圧に南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定になるとみられる。
西日本の太平洋側と東海は1時間に50~60ミリの非常に激しい雨が降る見通し。15日朝までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で、近畿300ミリ、東海250ミリ、四国200ミリ。15日は、大雨の範囲が北日本に広がる可能性がある。
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地上天気図は下の通り。
低気圧はまだ東シナ海ですが、すでに湿った空気の流れ込みは強まっていました。
●地上実況天気図 左:10月14日9時 右:10月14日15時

ですので、この日のシフトはかなりシビアと思っていたのですが、確かにシビアでした。
それでも、14日夜間の四国や近畿は、予想ほどの強雨・大雨にはならず・・・。
代わりに(?)予想以上に降られたのが広島県北西部(千代田JCT周辺)。
22時過ぎには時間40ミリ前後の激しい雨となり、総雨量が100ミリを超えた所がありました。
●レーダーエコー図 左:10月14日19時30分~21時 右:10月14日21時30分~23時
20時頃の段階で注目していたエコーは、次の二つ。
1) 広島県沿岸部(江田島・呉・東広島周辺)のエコー
時間30ミリ前後の雨を降らせていた。三次・庄原方面へ進む予想。
2) 大分県のエコー
久留米周辺で最大時間80ミリ前後の雨を降らせた。東北東へ進み、広島県沿岸部へ。
どちらも広島県北西部にはかからない予想で、これらはほぼその通りに経過しました。
ただし、読めなかったのは、20時過ぎから山口県で強まったエコーで、このエコーは次第にライン状になりながら広島県北西部にのび、激しい雨をもたらしました。
「低気圧が近づいていたので、雨が強まる」といえば、それまでですが、なぜこのように強まったのか?
アメダスで広島の風をみると、20時は西よりだったのが、21時・22時は南よりの風に変わり、4メートル→8メートルと強まっています。低気圧が近づいてきたから、と考えられます。
ただ、西南西から東北東にのびるエコーが明瞭になったことから考えると、中国地方を進む低気圧と日本海の低気圧を結ぶ形でのびていた寒冷前線性のシアが効いていたのかもしれません。毎時大気解析で下層の風向を見ると、日本海にあった時より中国地方に南下してきた21時~22時のほうが収束が強まっていました。
●地上実況天気図 左:10月14日21時 右:10月15日3時

・寒冷前線性のシアがあったため、低気圧が単体で東進する場合より、下層の収束が強まった
・南に低気圧があったため、寒冷前線が単体で南下する場合より、下層の収束が強まった
という仮説ですが、どこまで一般化出来るのか、いろいろ事例をあたってみる必要があります。
※ 地上天気図は気象庁HP、レーダーエコー図は「川の防災情報」より引用しました。



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