『薪割り流 詰みと必至』 佐藤大五郎 (将棋世界・平成14年12月号付録)

 『将棋世界』・最新号の田名後三昧に、先月亡くなった佐藤大五郎九段のことが書かれていました。

 本誌の校了作業をしていたところに、佐藤大五郎九段の訃報が入ってきた。慢性腎不全のため、9月1日にご自宅で亡くなられたという。73歳。
 佐藤九段は、北海道函館市の出身で、昭和32年にプロ四段昇段。40年に王位戦の挑戦者になった。A級には2期在籍し、平成8年引退。豪快な振り飛車で「薪割り流」と呼ばれた。
 将棋世界では、詰将棋の付録や懸賞必至の出題を担当してくださった。(以下略)


 このブログでは以前、将棋世界の付録・『大五郎の痛快5手7手』について、Part2・3・4・5・7の記事を書きました。残るは、Part1とPart6・・・ですが、ちょっと探したくらいで見つかるわけがありません。。。
 代わりに出てきたのは、『薪割り流 詰みと必至』。

 詰将棋だけの付録はもちろん、必至だけの付録もあったはずで、どちらも載っているのは相当珍しいはず。しかも、通常の39問ではなく、必至17問・詰将棋30問の計47問。ストックなど気にする必要もないくらい、詰将棋や必至問題はいくらでも作ることが出来たのでしょう。ひょっとすると、付録の登場回数は最多かもしれません。

 この付録は、三手必至→五手詰→七手詰→九手詰の順に並んでいて、だいたい「昼休み×2」の時間で解けました。手数は短くても必至のほうがややこしく、五手詰に入ったら、あっという間でした。
 でも、これは必至か詰将棋か、さらに手数も分かっているから解けている部分もあります。必至か詰将棋かが伏せられていて、さらに手数も不明だったら、少なくと3倍は時間がかかりそうです。
 
 最近、ニコニコ動画で見つけた、羽生名人の動画。
 この動画の2:40頃~4:00頃の話に、「四段時代に印象の残る相手」として、佐藤大五郎九段のことを話しています。対局前、わざと駒を並べ間違えるとか・・・。今では廃れた(?)番外戦術の一種ですね。先崎九段も文春のエッセイで、同じようなことを書いていたので、これは佐藤九段の得意技(!?)のでしょう。

 ちなみに、その将棋は羽生四段の負けだそうで・・・。
 ということは、これですね。リンク先は「棋譜でーたべーす」です。

 「棋譜でーたべーす」からもう一局。某スレッドに棋譜が貼り付けてあった、中原七段とのB級1組順位戦。
 居飛車のほうが手厚そうな感じを受けますが、▲7三銀成(59手目)や▲3四銀(95手目)~▲7五馬(101手目)など、まさに「薪割り流」。棋風がまったく違うので、棋譜を並べたことはほとんどなかったのですが、これは面白いです。少し研究してみましょうか・・・。

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  • 将棋で行こう

    Excerpt: 将棋!今日の格言サッカー日本代表とルパン三世と棋譜並べ(将棋)と詰将棋: 6ヶ月で ...サッカー日本代表とルパン三世と棋譜並べ(将棋)と詰将棋,【1ヶ月で初段、3ヶ月で三(3)段を目指します。】将.. Weblog: 将棋 racked: 2010-10-09 16:56
  • トラックバック失礼いたします。m(_ _)m

    Excerpt: 初めまして、いつも楽しく拝見させていただいてます!^^ 実はこの度、 『慢性腎不全と診断された人のパーフェクトマニュアル』 という記事をを書きましたので トラックバックをさせて頂きました。m(.. Weblog: 通販専科♪ racked: 2010-10-20 01:48