*** ゼンパンテンコウ1 キシヨウ (5/25) ***
「ゼンパンテンコウ1」というのは電文のヘッダ名。
社会的に影響の大きい天候に関する情報がある場合、この電文が配信されます。
・・・で、きょう(26日)昼前に発表されました。
『北日本、東日本の低温に関する全般気象情報』です。
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北日本、東日本の低温に関する全般気象情報 第1号
平成22年5月26日11時00分 気象庁発表
(見出し)
北日本、東日本では、今後2週間程度、気温の低い状態が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。
(本文)
北日本、東日本では、今後2週間程度、上空の強い寒気の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。また今後の気象情報に注意してください。
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先週金曜日の一ヵ月予報の資料でも、今月末~6月初めの低温傾向は出ていました。
低温を示す気温カーブとともに目を引くのは、オホーツク海高気圧指数の大きな値。
オホーツク海高気圧は数日前からすでに現れていて、日本海の低気圧をブロックする形になっていますが、この先さらに居座りそうです。
(画像は日本気象株式会社のHPから引用のうえ加工)

きのうの異常天候早期警戒情報で無印だったのは、北海道と沖縄のみ。
東北地方から奄美地方までが「かなり低い」と予想されました。
(画像は気象庁のHPから引用のうえ加工)

もっとも、今回のゼンパンテンコウは『北日本、東日本の低温に関する全般気象情報』というくらいなので、西日本は含まれていません。また、北日本・東日本のすべてが対象というわけでもありません。
低温に関するチホウテンコウが発表されたのは、東北地方と関東甲信地方のみ。異常天候早期警戒情報で無印だった北海道だけでなく、北陸地方・東海地方でも発表されませんでした。
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低温に関する関東甲信地方気象情報 第1号
平成22年5月26日11時10分 気象庁発表
(見出し)
関東甲信地方では、今後2週間程度、気温の低い状態が続く見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。
(本文)
関東甲信地方では、今後2週間程度、上空の強い寒気の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。また今後の気象情報に注意してください。
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低温に関する東北地方気象情報 第1号
平成22年5月26日14時00分 仙台管区気象台発表
(見出し)
東北地方では、今後2週間程度気温が低い状態が続く見込みです。農作物の管理等に注意してください。
(本文)
東北地方では、今後2週間程度、上空の強い寒気や冷たい東よりの風の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続くでしょう。農作物の管理等に注意してください。
現在、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県に低温注意報を発表しています。
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ちょっと不思議なのは、フケンテンコウの発表のされ方。
東北地方は6県すべて発表されましたが、関東甲信地方で発表されたのは、東京・神奈川・茨城・群馬・長野のみ。栃木・埼玉・千葉・山梨では発表されませんでした。この違いはいったい・・・?
ちなみに、下は25日00z初期値のNCEPアンサンブルの850hPa気温の偏差予想を並べたものです。
(画像はNOAAのページから引用の上、加工
→ http://www.esrl.noaa.gov/psd/map/images/ens/t850anom_nh_alltimes.html)
FT=0(5月25日) FT=24(5月26日) FT=48(5月27日) FT=72(5月28日)
FT=96(5月29日) FT=120(5月30日) FT=144(5月31日) FT=168(6月1日)
FT=192(6月2日) FT=216(6月3日) FT=240(6月4日) FT=264(6月5日)
FT=288(6月6日) FT=312(6月7日) FT=336(6月8日) FT=360(6月9日)

凡例はこちら →
東北地方は6月1日まで、東~西日本のほとんどは2日まで、奄美は4日まで平年比-4度のエリアに覆われています。あっ、沖縄も入っています・・・。異常天候早期警戒情報通り(orそれ以上)の低温になりそう・・・。
最新の26日00z初期値のNCEPアンサンブルは少しトーンダウンしていますが、平年より気温の低い状態が続く傾向に変わりはありません。気温がこれだけ低いということは、梅雨前線の位置は平年より南でしょうから、九州南部など西日本の梅雨入りは平年より遅れるかもしれません。
FT=0(5月26日) FT=24(5月27日) FT=48(5月28日) FT=72(5月29日)
FT=96(5月30日) FT=120(5月31日) FT=144(6月1日) FT=168(6月2日)
FT=192(6月3日) FT=216(6月4日) FT=240(6月5日) FT=264(6月6日)
FT=288(6月7日) FT=312(6月8日) FT=336(6月9日) FT=360(6月10日)

<5月28日追記>
・5月中旬の日本近海の海水温と平年差
・参考 → 長期予報の利活用に向けて(2)
・28日発表の1ヵ月予報資料(画像は日本気象株式会社のHPから引用)
社会的に影響の大きい天候に関する情報がある場合、この電文が配信されます。
・・・で、きょう(26日)昼前に発表されました。
『北日本、東日本の低温に関する全般気象情報』です。
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北日本、東日本の低温に関する全般気象情報 第1号
平成22年5月26日11時00分 気象庁発表
(見出し)
北日本、東日本では、今後2週間程度、気温の低い状態が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。
(本文)
北日本、東日本では、今後2週間程度、上空の強い寒気の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。また今後の気象情報に注意してください。
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先週金曜日の一ヵ月予報の資料でも、今月末~6月初めの低温傾向は出ていました。
低温を示す気温カーブとともに目を引くのは、オホーツク海高気圧指数の大きな値。
オホーツク海高気圧は数日前からすでに現れていて、日本海の低気圧をブロックする形になっていますが、この先さらに居座りそうです。
(画像は日本気象株式会社のHPから引用のうえ加工)

きのうの異常天候早期警戒情報で無印だったのは、北海道と沖縄のみ。
東北地方から奄美地方までが「かなり低い」と予想されました。
(画像は気象庁のHPから引用のうえ加工)

もっとも、今回のゼンパンテンコウは『北日本、東日本の低温に関する全般気象情報』というくらいなので、西日本は含まれていません。また、北日本・東日本のすべてが対象というわけでもありません。
低温に関するチホウテンコウが発表されたのは、東北地方と関東甲信地方のみ。異常天候早期警戒情報で無印だった北海道だけでなく、北陸地方・東海地方でも発表されませんでした。
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低温に関する関東甲信地方気象情報 第1号
平成22年5月26日11時10分 気象庁発表
(見出し)
関東甲信地方では、今後2週間程度、気温の低い状態が続く見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。
(本文)
関東甲信地方では、今後2週間程度、上空の強い寒気の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続く見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。また今後の気象情報に注意してください。
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低温に関する東北地方気象情報 第1号
平成22年5月26日14時00分 仙台管区気象台発表
(見出し)
東北地方では、今後2週間程度気温が低い状態が続く見込みです。農作物の管理等に注意してください。
(本文)
東北地方では、今後2週間程度、上空の強い寒気や冷たい東よりの風の影響で、気温が平年より低い状態が続く見込みです。特に今後1週間程度は、日平均気温が平年より4度前後低い日が続くでしょう。農作物の管理等に注意してください。
現在、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県に低温注意報を発表しています。
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ちょっと不思議なのは、フケンテンコウの発表のされ方。
東北地方は6県すべて発表されましたが、関東甲信地方で発表されたのは、東京・神奈川・茨城・群馬・長野のみ。栃木・埼玉・千葉・山梨では発表されませんでした。この違いはいったい・・・?
ちなみに、下は25日00z初期値のNCEPアンサンブルの850hPa気温の偏差予想を並べたものです。
(画像はNOAAのページから引用の上、加工
→ http://www.esrl.noaa.gov/psd/map/images/ens/t850anom_nh_alltimes.html)
FT=0(5月25日) FT=24(5月26日) FT=48(5月27日) FT=72(5月28日)




凡例はこちら →

東北地方は6月1日まで、東~西日本のほとんどは2日まで、奄美は4日まで平年比-4度のエリアに覆われています。あっ、沖縄も入っています・・・。異常天候早期警戒情報通り(orそれ以上)の低温になりそう・・・。
最新の26日00z初期値のNCEPアンサンブルは少しトーンダウンしていますが、平年より気温の低い状態が続く傾向に変わりはありません。気温がこれだけ低いということは、梅雨前線の位置は平年より南でしょうから、九州南部など西日本の梅雨入りは平年より遅れるかもしれません。
FT=0(5月26日) FT=24(5月27日) FT=48(5月28日) FT=72(5月29日)




<5月28日追記>
・5月中旬の日本近海の海水温と平年差
・参考 → 長期予報の利活用に向けて(2)
・28日発表の1ヵ月予報資料(画像は日本気象株式会社のHPから引用)


この記事へのコメント
東北地方の場合、寒気による低下以外に太平洋沿岸の水温の低さが尋常ではありません。他の地域との違いかと思われます。
上記にあった図の極東東西指数では、単位は何を使っているのだろう。と言うのがあって判断が付きませんが、単位mでの値でマイナスとなると、低温側へシフトとするという経験則があるそうです。元々極東東西指数が、単位mでしたから。あの値の解釈が???なのですがね。
関連する資料をいくつか追加してみました。
三陸沖の海水温は平年よりかなり低い状態が続いていますね。
平年より低いエリアは4月以降、日本海や黄海などにも広がり、
このままの状態が続くと、夏の天候に大きく影響しそうです。
1ヵ月予報の資料についてですが、先日記事にアップしたのは
「東西指数」ではなく、「東方海上高度」でした。
どちらも、もともとはm単位で算出したものを
正規化しているのだと思います。
「東西指数」の値が小さいのは、
南北の蛇行が大きい流れであることを示し、それだけでは
低温側・高温側のいずれにシフトするのか判別できません。
ほかの指数や面的に場を検討した上で、
該当エリアがどちらになるか、判断することになります。
きょうの資料は先週よりもかなり低温側にずれました。
西日本でもチホウテンコウが出るかもしれません。
東西指数では、これまでにも興味深い経験則というのがあって、東西指数が-50より小さい値の場合、早冷になりやすくどうかすると冷夏というのがあります。1980年代後半まではその指標が快勝というくらいの指標ですが、今回の場合東西指数が、-50以下なのか興味あるところです。仮に5月でその値以下であれば、冷夏をある程度視野に入れる必要はありそうです。
他の指標では、100hPa高度分布、30hPa気温分布などもあるので、そのあたりも検討もあると、より具体的な経過の予測が出来るかも知れません。
気象庁発表の3ヵ月予報でも
6~8月の北日本は平年並みか低めの予想。
先に指摘があった、平年より低い海水温が影響するかもしれません。
100hPaや30hPaの資料は、最近まったく見ていませんでした。。。
大規模な場を語るには、これも検討しないといけません。反省です。