『"小太刀流"実戦型詰将棋 丸田の5手詰』 丸田祐三 (将棋世界平成11年5月号付録)

 部屋の掃除をしていると、いろんなものが出てきます。将棋世界の付録もたくさん・・・。気分転換にはこの付録のような5手詰がちょうどよい感じ・・・。でも、気分転換ばかりで、なかなか片づきません。

 丸田九段は1919年生まれで、1996年に現役を引退したときは77歳。これは最年長記録だそうです。で、この付録が出たのはこの3年後(1999)・・・ということは、80歳! 昔の詰将棋を集めたものなのか、それとも新しく作ったものなのか? 一般向けの5手詰なので、さすがに新味には乏しいけれど、後者だとすれば脱帽するしかありません。

 ちょっと謎なのは、表紙のタイトルは『"小太刀流"実戦型詰将棋 丸田の5手詰』なのに、1ページ目のタイトルは『"小太刀の名手"実戦型詰将棋 丸田の5手詰』と微妙に違うところ。
 どっちでもよいのでは・・・という話もありますが、そもそも「小太刀」という言葉は必要なんでしょうか? このフレーズは丸田九段が現役時代、歩の使い手であることから「小太刀の名手」と呼ばれていたのにちなんでいます。でも、この詰将棋集に歩がテーマの作品はほとんどありません。歩がテーマのばかりだったら、このタイトルはぴったりなんですけど・・・。
 プロ棋士の棋風を「○○流」と称することがあっても、詰将棋は別物のはず。そのほうが売りやすいとはいえ、安易なネーミングは誤解のもとなので、避けるべきと思います。最たる例と思われるのは光文社文庫から出た羽生二冠の『天才詰将棋』。谷川九段の『光速の詰将棋』は・・・まあ、いいか・・・。
 ひょっとして某永世名人の『自然流詰将棋』とか、某連盟会長の『さわやか流詰将棋』や『泥沼流詰将棋』なんて本、ありましたっけ?

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