*** タツマキジヨウホウ ミヤザキ・カゴシマ (4/9) ***
高知県土佐清水市で竜巻によると見られる突風が起こった2日後、今度は宮崎県と鹿児島県に竜巻注意情報が発表されました。
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タツマキジヨウホウ1 ミヤザキ
宮崎県竜巻注意情報 第1号
平成20年4月9日19時45分 宮崎地方気象台発表
宮崎県では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日20時40分まで有効です。
対象地域
宮崎地区、日南・串間地区、延岡・日向地区、西都・高鍋地区、小林・えびの地区、都城地区、高千穂地区、椎葉・美郷地区
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タツマキジヨウホウ1 カゴシマ
鹿児島県(奄美地方を除く)竜巻注意情報 第1号
平成20年4月9日19時45分 鹿児島地方気象台発表
鹿児島県(奄美地方を除く)では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日20時40分まで有効です。
対象地域
鹿児島・日置、出水・伊佐、川薩・姶良、甑島、指宿・川辺、曽於、肝属、種子島地方、屋久島地方
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タツマキジヨウホウ1 カゴシマ
鹿児島県(奄美地方を除く)竜巻注意情報 第2号
平成20年4月9日20時26分 鹿児島地方気象台発表
鹿児島県(奄美地方を除く)では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日21時30分まで有効です。
対象地域
鹿児島・日置、出水・伊佐、川薩・姶良、甑島、指宿・川辺、曽於、肝属、種子島地方、屋久島地方
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下は17時から30分ごとにレーダーエコー図を並べたものです。
例によってというか、後追いっぽい感じで、情報が発表された19時45分には種子島・屋久島地方と宮崎県の沿岸部の一部をのぞき、活発なエコーはすでに抜けた後です。鹿児島地方気象台からはもう一回、20時26分に情報が出ています。だから・・・薩摩地方と大隅地方にはもうエコーはないって・・・。
ひょっとして西海上に進んできたエコーを気にしている? ならば、最初の情報を16時台に発表していそうなもの。どうも一貫性がありません。やっぱり、これってアリバイ工作!?
●レーダーエコー図 左:9日17時 右:9日17時30分

●レーダーエコー図 左:9日18時 右:9日18時30分

●レーダーエコー図 左:9日19時 右:9日19時30分

●レーダーエコー図 左:9日20時 右:9日20時30分

●レーダーエコー図 左:9日21時 右:9日21時30分

地上天気図を見るとチェジュ島付近に動きの遅い低気圧があり、寒冷前線が九州地方に近づいていました。エコーとの対応から考えると、17時~19時に抜けていった発達した雨雲は寒冷前線に伴うものではなく、暖域内の収束でできたもののようです。寒冷前線に伴う雨雲は21時の時点で福岡・佐賀県~熊本県天草地方~鹿児島県の西海上にのびるエコーのようです。
●地上実況天気図 左:9日18時 右:9日21時

850hPa相当温位図(予想図で代用)で見ると、9日21時にチェジュ島付近の低気圧性循環から南東と北西に相当温位の集中帯がのびてますが、これはそれぞれ温暖前線・寒冷前線に対応するものです(温暖前線は309~327K付近、寒冷前線は315~324K付近)。そして、この南、鹿児島県の東海上には相当温位330Kの暖湿気が50KT前後で突っ込んでいるエリアがあります。この暖湿気が対流雲を発達させた要因の一つです。
●850hPa予想天気図(9日9時初期値GSM)
左:12時間後予想図(9日21時対象) 右:24時間後予想図(10日9時対象)

もう一つの要因としては上層寒気の流れ込みが挙げられます。寒冷渦はまだ黄海にありますが、九州地方の上空には徐々に寒気が流れ始めていて、大気の状態が不安定になっていたのでしょう。とはいえ、7日の寒気に比べると弱いもので、今回は下層の強い暖湿流(7日は315K前後)が対流雲発達の主要因と考えられます。
●500hPa実況天気図 9日21時

上で竜巻情報の発表が「後追いっぽい感じ」と書きましたが、南日本新聞の記事によると、竜巻によると見られる突風が起こったのは17時15分頃、情報発表2時間30分も前です(鹿児島地方気象台がまとめた調査報告(福岡管区気象台のHPのリンク)では発生は17時過ぎとされています)。
竜巻情報の発表が始まった先月下旬から3度発表される機会がありましたが(3月27日・4月7日・9日)、最初の発表はいずれも突風が起こった後になってしまっています。
何か事が起こるのが情報発表のトリガ!? なわけはないですよね・・・。情報発表の回数自体は多く、空振りの印象すら受けるのですが、現象そのものに対しては見逃しているような・・・なんとも悩ましいところで、情報の受け手側がうまく利用できるのか、気がかりです。
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タツマキジヨウホウ1 ミヤザキ
宮崎県竜巻注意情報 第1号
平成20年4月9日19時45分 宮崎地方気象台発表
宮崎県では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日20時40分まで有効です。
対象地域
宮崎地区、日南・串間地区、延岡・日向地区、西都・高鍋地区、小林・えびの地区、都城地区、高千穂地区、椎葉・美郷地区
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タツマキジヨウホウ1 カゴシマ
鹿児島県(奄美地方を除く)竜巻注意情報 第1号
平成20年4月9日19時45分 鹿児島地方気象台発表
鹿児島県(奄美地方を除く)では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日20時40分まで有効です。
対象地域
鹿児島・日置、出水・伊佐、川薩・姶良、甑島、指宿・川辺、曽於、肝属、種子島地方、屋久島地方
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タツマキジヨウホウ1 カゴシマ
鹿児島県(奄美地方を除く)竜巻注意情報 第2号
平成20年4月9日20時26分 鹿児島地方気象台発表
鹿児島県(奄美地方を除く)では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
この情報は、9日21時30分まで有効です。
対象地域
鹿児島・日置、出水・伊佐、川薩・姶良、甑島、指宿・川辺、曽於、肝属、種子島地方、屋久島地方
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下は17時から30分ごとにレーダーエコー図を並べたものです。
例によってというか、後追いっぽい感じで、情報が発表された19時45分には種子島・屋久島地方と宮崎県の沿岸部の一部をのぞき、活発なエコーはすでに抜けた後です。鹿児島地方気象台からはもう一回、20時26分に情報が出ています。だから・・・薩摩地方と大隅地方にはもうエコーはないって・・・。
ひょっとして西海上に進んできたエコーを気にしている? ならば、最初の情報を16時台に発表していそうなもの。どうも一貫性がありません。やっぱり、これってアリバイ工作!?
●レーダーエコー図 左:9日17時 右:9日17時30分

●レーダーエコー図 左:9日18時 右:9日18時30分

●レーダーエコー図 左:9日19時 右:9日19時30分

●レーダーエコー図 左:9日20時 右:9日20時30分

●レーダーエコー図 左:9日21時 右:9日21時30分

地上天気図を見るとチェジュ島付近に動きの遅い低気圧があり、寒冷前線が九州地方に近づいていました。エコーとの対応から考えると、17時~19時に抜けていった発達した雨雲は寒冷前線に伴うものではなく、暖域内の収束でできたもののようです。寒冷前線に伴う雨雲は21時の時点で福岡・佐賀県~熊本県天草地方~鹿児島県の西海上にのびるエコーのようです。
●地上実況天気図 左:9日18時 右:9日21時

850hPa相当温位図(予想図で代用)で見ると、9日21時にチェジュ島付近の低気圧性循環から南東と北西に相当温位の集中帯がのびてますが、これはそれぞれ温暖前線・寒冷前線に対応するものです(温暖前線は309~327K付近、寒冷前線は315~324K付近)。そして、この南、鹿児島県の東海上には相当温位330Kの暖湿気が50KT前後で突っ込んでいるエリアがあります。この暖湿気が対流雲を発達させた要因の一つです。
●850hPa予想天気図(9日9時初期値GSM)
左:12時間後予想図(9日21時対象) 右:24時間後予想図(10日9時対象)

もう一つの要因としては上層寒気の流れ込みが挙げられます。寒冷渦はまだ黄海にありますが、九州地方の上空には徐々に寒気が流れ始めていて、大気の状態が不安定になっていたのでしょう。とはいえ、7日の寒気に比べると弱いもので、今回は下層の強い暖湿流(7日は315K前後)が対流雲発達の主要因と考えられます。
●500hPa実況天気図 9日21時

上で竜巻情報の発表が「後追いっぽい感じ」と書きましたが、南日本新聞の記事によると、竜巻によると見られる突風が起こったのは17時15分頃、情報発表2時間30分も前です(鹿児島地方気象台がまとめた調査報告(福岡管区気象台のHPのリンク)では発生は17時過ぎとされています)。
竜巻情報の発表が始まった先月下旬から3度発表される機会がありましたが(3月27日・4月7日・9日)、最初の発表はいずれも突風が起こった後になってしまっています。
何か事が起こるのが情報発表のトリガ!? なわけはないですよね・・・。情報発表の回数自体は多く、空振りの印象すら受けるのですが、現象そのものに対しては見逃しているような・・・なんとも悩ましいところで、情報の受け手側がうまく利用できるのか、気がかりです。
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