『詰将棋パラダイス 2008年2月号』

 今月号の詰パラは11月号の結果発表です。
 11月号には自分の詰将棋も載っていて、解答者の評価次第でめでたく入選となります。ドキドキしながらページをめくると・・・入選でした! 忘れていましたよ、この感覚・・・。何しろ最後に入選したのは2000年1月号ですから、約8年ぶり!なのです。
 正確な入選回数も忘れていました。これで32回。31回の時、入選回数が年齢を上回ったのですが、一瞬のことで・・・、あっという間に年だけが・・・。


 この詰将棋が載ったのは「ヤング・デ・詰将棋」というコーナー。ヤングでなくても、課題に合えば掲載され、平均点が2.2を超えると入選可能です(評価はABCの三段階で、A→3点・B→2点・C→1点)。自分の予想ではAよりBのほうがかなり多いだろうから、入選ラインぎりぎりと思っていたのですが、結果はA:55名、B:35名、C:なし! の平均2.61、望外の高評価でした。

 作意手順
  ▲1六銀  △同 玉  ▲3八馬  △4六桂打 ▲2六歩  △3八桂成
  ▲2五歩  △1七玉  ▲1六飛  △同 玉  ▲2七金  △2五玉
  ▲2六金   まで13手詰


<紛れ>
 初手▲1四金は△1六玉▲3八馬△4六桂打で逃れ。
<変化>
 4手目△6六桂や△4六歩は▲2六歩で早い。
 8手目△6六桂は▲2七金以下、2手早い。
     △4六飛は▲同飛△同桂▲2七金△2五玉▲2六金まで同手数駒余り

 開き王手3回の詰将棋を作ったのはもちろん初めて! ということで、11月号のテーマは「開き王手」・・・ではないんですね、これが・・・。正解は「歩」です。

  連続歩突きでアピールしますが、その前後の手順の面白さにテーマはかすれがち 

 担当者の評がこの詰将棋をよく表しています。前後の手順を面白いと感じてもらえるかどうかは別として、必要以上に派手なのは確かで、「歩」のテーマには適当でなかったかもしれません。ほかの3題は見事にテーマに合致していて、この点では最下位確実ですね。

 いや、テーマに合わないのは十分自覚していたのですが・・・、久しぶりに詰将棋を作れたので、うれしくなって投稿してしまいました。
 作品を募集していた8月号に結果発表が載っていた、この詰将棋に触発されたのです。


 作意手順
  ▲7五馬  △6七飛成 ▲5三馬 まで3手詰


 作意はこの手順なのですが、一見▲3九馬でも詰みそうな感じがします。でも、これが作者の仕掛けたワナなのです。▲3九馬だと△3七香▲2七歩△3九香成で詰みません。△3七香に▲同飛はもちろん△同飛成で逃れます。

 この逃れ順で△3九香成にさらに▲2六歩として詰むような手順はないか? というのが創作のきっかけで、わりと短時間で原形が出来ました。ただ、初手が銀である必然性がなく(歩でも代用可)、2三銀が不動なのも重くて気に入りません。4五歩を4五桂に変えて▲2三銀から始められないかとも考えたのですが、駒数が多くなりそう・・・。〆切も近いことなので(?)、妥協することにしたのです。
 インスピレーションを与えてくれる結果発表が載っていて、かつ、出来上がった詰将棋にあう(!?)テーマを募集していた2007年8月号は、これまでにないくらいお得な一冊でした。

 これは推測ですが、おそらく同じように廣瀬さん作に触発されたと思われる詰将棋の結果発表が、同じように今月号に載っていました。廣瀬さん作と同じ「小学校」のコーナー。しかも、半年ごとの通し番号も同じ「小21」・・・、偶然なのでしょうか? それとも担当者の深い・・・?


 作意手順
  ▲8六角  △8五歩  ▲5九角  まで3手詰


 初手▲5三角成は△3五歩▲同飛△2五角▲同飛△同歩▲4二馬△2四合▲3七角△2六桂で逃れ、▲6四角は△5五歩▲同飛△2五角・・・で詰みません。焦点の歩で逃れる順は廣瀬さん作と味が違います。
 それにしても、結果発表を見るまで、この詰将棋に何も感じなかったとは・・・どうかしていますね。解けなくても形を見ればピントきそうなものですが・・・。アンテナがさびついてしまったということなのかもしれません。

 この2月号で岡田敏さんがなんと入選700回!!を達成しました。
 記念作詰将棋の出題の言葉より――。

 最後の最近覚えて私のモットーとしている言葉をご紹介しましょう。
 「"老い"は怖くない。目標を失うのが怖いのだ」


 とりあえず・・・目標は詰パラの入選回数が年齢を上回ること・・・としておきましょう。
 この詰将棋からまったく作れていないので、何年後になるか分かりませんが・・・。

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