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zoom RSS *** 前線通過、七日前 ***

<<   作成日時 : 2006/11/22 22:50   >>

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 10日31日の週間予報―――。最近、やけにモデルの日替わりに遭遇するような気がする。
この日もGSMを見て、眩暈がしてきた。前日の計算は(29日12z)は期間終わりに巨大な渦が南下してくる予想だったのに、最新(30日12z)のは渦が二つに分裂し、先行するものが足早に東へ抜けていく形に変わった。
29日12z                        30日12z
05日21時
06日21時
07日21時
 地上天気図で見ても、寒冷前線は6日夜にはほぼ東へ抜け、7日夜には高気圧の中心が東北地方へ。ということは7日日中は全国的に晴れる所が多くなりそう・・・。きのうまでのストーリーでは寒冷渦の影響で、不安定な天気―――だったのに。
29日12z                        30日12z
05日21時
06日21時
07日21時
 ほかのモデルを見てみる。ECMWFも7日朝には前線は東へ抜けているが、日本海には寒冷渦に対応する低気圧が残り、GSMのような明瞭な高気圧はない。高気圧に覆われてくるのは9日で、通り道も北緯30度付近とだいぶ表現が違う。NCEPはECMWFよりも前線の通過のタイミングは早いが、後ろの低気圧は逆に遅く、7日朝の時点で朝鮮半島の北。
 三者三様の表現だが、ECMWFとNCEPが似ている。前日との連続性を考え、ECMWFとNCEPに近い線―――7日朝は寒冷前線は東へ抜けるが、沿海州〜朝鮮半島の北に寒冷渦直下の低気圧が残る。高気圧は華中方面から九州付近に張り出す―――とした。
ECMWF 5日9時NCEP 5日9時
ECMWF 6日9時NCEP 6日9時
ECMWF 7日9時NCEP 7日9時
ECMWF 8日9時ECMWF 9日9時

 6日後の11月6日14時30過ぎ、「ゼンコクジヨウホウ」の声・・・。こんな時間に?
 通常は短期予報の発表される少し前、4時台、10時台、16時台に出るものなのだが・・・。
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ゼンコクジヨウホウ1 キシヨウ 

暴風と高波に関する全般気象情報 第1号
平成18年11月6日14時30分 気象庁予報部発表
(見出し)
日本海で低気圧が急速に発達するため、山陰地方から北の日本海側では、7日明け方か海上を中心に風が非常に強くなり、海は大しけとなるでしょう。暴風や高波に警戒してください。
(本文)
 6日9時現在、朝鮮半島付近に発達中の低気圧があって東に進んでいます。この低気は、6日夜以降急速に発達しながら日本海を北東に進み、7日朝には北海道の西海上に達し、その後さらに発達して7日夜にはサハリン付近に達する見込みです。
 このため、山陰地方から北の日本海側では、7日明け方から西よりの風が海上を中心に非常に強くなり、海は大しけとなる見込みです。
 山陰地方から北の日本海側で、7日にかけて予想される最大風速は、陸上で15〜20メートル、海上で20〜25メートルで、突風を伴うでしょう。波の高さは、6メートルの見込みです。
 低気圧の接近・通過に伴い、急激に風が強まり、波が高くなることが予想されます。暴風と高波に厳重に警戒してください。
 また、7日にかけては西日本から北日本の太平洋側の地方でも風が強くなりますので、強風や高波に注意して下さい。
 また、低気圧や前線の通過に伴い、大気の状態が不安定になるため、日本海側の地方を中心に、落雷や突風にも十分注意が必要です。
 低気圧の通過した後、日本海には上空約5500メートルで氷点下33度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。7日夜にかけて北日本や東日本の標高の高い所では雪が降り、山岳部ではふぶきとなる所があるでしょう。

 今後、地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、7日05時頃発表の予定です。=
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 6日9時の実況天気図。寒冷前線が日本列島を通過中。これは週間予報で描画したのと同じような位置。全国情報で触れているのは「朝鮮半島付近の発達中の低気圧」。では日本列島を通過中の前線は?
 6日15時と18時の天気図に現れた、めったに見ない前線記号。サハリンの西〜北海道日本海側〜本州日本海側にのびる寒冷前線、サハリン北部を横切る温暖前線、前線記号の間に短い線が描かれているが、これは解消しつつある前線を示すものである。


6日15時6日18時

 実際、次の21時の天気図で日本海側の前線は消えた。残った後ろの前線は翌日日中、北日本〜東日本を通過。昼過ぎ、佐呂間町に竜巻をもたらした。
6日21時7日9時

 下は5日21時、6日21時、7日21時の500hPa解析図と地上実況天気図。 500hPa天気図、渦が二つに分裂したのは30日12z・GSMの予想通りだが、計算は渦の東進が速すぎた。先行する渦が北日本を通過するタイミングはGSMの計算では6日夜だったが、実際は7日夜。ほぼ一日遅めとなった。
 上がこれだけずれていては、下がずれるのも当然。それでもGSMからECMWF・NCEP寄りに修正した判断は間違っていなかったが・・・。
 前線の表現が変わったため、天気図の寒冷前線の位置は5日21時と6日21時でほぼ同じ。7日21時で東の海上へ。7日朝にこのあたりに進むと思ったのだが・・・、さすがにメインの前線が入れ替わるまでは読めなかった・・・。難しい。
500hPa解析図地上実況天気図
05日21時
06日21時
07日21時


ECM、NCEP・GFSの天気図はECMWFのHPユタ大学のHPより引用。

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