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zoom RSS 『三国志 三』 吉川英治 (六興出版)

<<   作成日時 : 2018/06/28 23:50   >>

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 きのう未明、『三国志』の第二巻について書いた記事をエントリー。
 きょう未明、第三巻を読了――といっても、当然、1日で読んだわけではありません。。

曹操の大望
 かつての白面  の一青年も、人心をつかみ機を得て今や二十万の兵馬を養っている。
 董卓死後の政治的混乱から、帝は蛮族までも味方にし、絶壁を縄で吊り降されるような苦労をなめながら逃げ廻っておられた。
 小成に安んじるような曹操ではなかったが、さすがに勅使を迎えるや感激し、一挙に洛陽に入って帝の身辺を警護した。帝の安心と喜びは一通りではなかった。
 しかし、間もなく帝にとって、曹操は恐い人となってしまう。遷都にも逆らえず、彼の奏請を何一つ拒めないような有様である。
 "乱世の姦雄"と予言された通り曹操は測り知れない抱負を追いかけ始めるのだ。


 曹操を忠臣に、玄徳・呂布・袁術・孫策・・・。
 敵味方がめまぐるしく入れ替わり、追いかけるのが大変でした。
 第二巻までより少し難易度が上がった感じです・・・!?

 この後、さらに難易度が上がるのでしょうが・・・。
 私が持っている六興出版の『三国志』は第三巻まで。
 学生時代はここで挫折したということですね。。

 今なら先まで読めそうですが、六興出版のはさすがに手に入りそうにありません。
 近くの書店には新潮文庫のが第五巻までありましたが、第六巻〜第十巻はなし。
 帰省した時に立ち寄った新古書店にあったのは講談社文庫の一・二・四・五巻。
 講談社文庫は全五巻で、六興出版・新潮文庫の二巻分が一巻に収まっています。
 これはこれでよいのですが、第三巻まで読んだ私にとって、講談社文庫の第二巻は微妙な感じ。
 どれを選択するべきかは、新潮文庫の『三国志ナビ』を眺めながら考えます。。

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巫女/緑林の宮/改元/火星と金星/両虎競食の計/禁酒砕杯の約/母と妻と友/大江の魚/
神亭廟/好敵手/小覇王/日時計/名医/平和主義者/花嫁/馬盗人/胡弓夫人/淯水は紅し/
陳大夫/増長冠/仲秋荒天/空腹・満腹/梅酸・夏の陣/北客/健啖天下一/黒風白雨/奇計
            (昭和31年8月25日初版発行 昭和63年9月30日第79刷発行)

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 各章のタイトルも意味ありげなのが多いですが、一番驚いたのは健啖天下一

 おそらく天下第一の健啖家は、夏侯惇であろう。
 ――後には、人々の話題を賑わし、夏侯惇もよく笑いばなしに語ったが、わが眼を喰って血戦したその場合の彼の心は、悲壮とも壮絶とも言いようはない。(P238)


 わが眼を喰っては比喩でも何でもなく、「文字通り」というのが何とも・・・。

 その次の章・黒風白雨もすごく、吉川英治がわざわざ「読者へ」と間に入れざるを得ないほど強烈――。

 作家として、一言ここにさし挟むの異例をゆるされたい。劉安が妻の肉を煮て玄徳に饗したという項は、日本人のもつ古来の情愛や道徳ではそのまま理解しにくい事である。われわれの情美感や潔癖は、むしろ不快をさえ覚える話である。
 だから、この一項は原書にはあっても除こうかと考えたが、原書は劉安の行為を、非常な美挙として扱っているのである。そこに中古支那の道義観や民情も窺われるし、そういう彼我の相違を読み知ることも、三国志の持つ一つの意義でもあるので、あえて原書のままにしておいた。(P243)


 非常な美挙とは・・・!

 感覚の違いはこの後も感じることになるのでしょう。

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