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zoom RSS *** 台風3号――関東で予想以上の強雨 (7/4) ***

<<   作成日時 : 2017/07/05 22:43   >>

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 2日9時に発生した台風3号は、きのう(4日)8時頃に長崎市付近に上陸。
 その後、12時過ぎに愛媛県宇和島市付近、17時前に和歌山県田辺市付近に再上陸。
 夜は東海〜関東の南を通過し、けさ9時、東海上で温帯低気圧に変わりました。

 おとといときのうは東日本の担当。
 まず悩ましかったのが、新潟の強雨・大雨がどのエリア中心になるかということ。
 台風が近づく頃には北陸への暖湿気の流れ込みは弱まる予想なので、新潟を片づけてから・・・。
 関東の検討が後回しになった点は否めません・・・というのは、言い訳です。

 それにしても、昨夜の関東南部〜茨城県の強雨は予想以上のものでした。
 きのう18時からきょう1時までのエコーです(画像は気象庁HPより)。

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 遅番の人に引き継いだ18時頃から、埼玉県で雨雲がライン状に組織化。
 茨城県にのびつつ、都内や千葉県北部に南下。
 特に、茨城県西部で記録的な大雨になりました。

 下は7月1位の記録で、赤で囲んだのは観測史上1位を更新した記録(画像は気象庁HPより)。
 茨城県・坂東は1時間降水量:61.5ミリ・3時間降水量:142.5ミリが観測史上1位を更新しました。

画像

 昨夜21時の天気図(画像は北海道放送のHPより)を見ると、台風21号は静岡県沖を東進中。
 梅雨前線は東北南部〜北陸〜山陰に停滞していて、これだけでは関東の強いラインを説明出来ません。

 ●地上実況天気図 7月4日21時                  ●AXFE578 7月4日21時
画像

 下は昨夜21時初期値MSMの可降水量(画像はWeather Modelsから引用)。
 台風3号の中心付近は70ミリ以上で、関東は南部ほど可降水量が多く、60ミリ以上。
 茨城県西部の降水量に近いですが、やはり、これだけではライン状の強いエコーを説明できません。

画像

 梅雨前線の位置からすると、関東平野は南よりの風が卓越しそうなもの。
 ただ、21時のアメダス(画像は気象庁HPより)を見ると、そうではありませんでした。
 南よりの風が入っているのは、神奈川・東京23区・千葉県まで。
 多摩地方・埼玉・茨城では東よりor北よりの風の所が多く、南よりの風との間で収束がありました。

画像

 地上風の収束している位置は強いエコーのやや南。
 ということで、昨夜21時初期値MSMの950hPaの風(画像はWeather Modelsから引用)。
 南風の先端は埼玉南東部〜茨城南西部で、収束している位置はエコーのラインにだいぶ近づきます。

画像

 そんなわけで、昨夜の関東南部〜茨城の強雨には、下層の収束が関連していそうです。
 下層の収束があって、これだけの水蒸気量があれば・・・。

 関東平野のどこかで下層収束が現われるのは想定していましたが、見積もりが甘かったです。
 台風本体の強い雲が千葉県南部・神奈川にどこまで影響するかに気を取られた感じ。
 反省点です。。

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内 容 ニックネーム/日時
この台風で思い出すのは、1999年9月の16号(季節違いますが)、どこかで話題になった、1988年2号とか4号とか。
あれだけ高速で移動するのは、相場は秋という印象ですが、それだけに「塊でやってくる」は心しておきたい感じです。
navarea11
2017/07/08 11:16

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