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zoom RSS 『無実はさいなむ』 アガサ・クリスティー 小笠原豊樹訳 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

<<   作成日時 : 2017/07/28 23:35   >>

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 半月ほど前、『無実はさいなむ』がドラマ化されることを知りました。
 日本ではなく、英BBCの話ですが・・・。
 以下、映画.comからの引用です。

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アガサ・クリスティ「無実はさいなむ」ドラマ化にビル・ナイ、キャサリン・キーナーら

 ミステリーの女王”アガサ・クリスティの小説「無実はさいなむ」を英BBCがドラマ化する新作に、豪華キャストが出演することがわかった。米ハリウッド・レポーターによれば、ビル・ナイ、キャサリン・キーナー、マシュー・グード、アリス・イブ、エド・ウェストウィック、エレノア・トムリンソンらが共演するという。

 3話構成のミニシリーズ「無実はさいなむ」は、クリスティの名作「検察側の証人」を2016年に、「そして誰もいなくなった」を15年にドラマ化した英プロダクション、マンモス・スクリーンが制作。サラ・フェルプスが脚本、サンドラ・ゴールドバッハーが監督を務め、今月下旬にスコットランドでクランクインする。

 1958年に出版された原作「無実はさいなむ」は、義母殺害の罪で逮捕されたジャッコが獄中死して2年後、ジャッコのえん罪を証明するという男が現れ、遺族たちの間で波乱が起こる、という内容。この小説は、84年にドナルド・サザーランド主演「ドーバー海峡殺人事件」として映画化された。

 クリスティの小説はほかに、ケネス・ブラナー監督・主演で映画化した新作「オリエント急行殺人事件」が公開を控えている。ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリーと、こちらも豪華スターが勢揃いしており、11月10日から全米公開、12月8日から日本公開される。

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 クリスティの文庫本は50冊以上読みましたが、『無実はさいなむ』はまったく覚えていません。
 読んだかどうか以前に、タイトルを忘れていたくらいで・・・。
 先週、帰省した時に本棚を確認したところ、そのタイトルを発見。
 (おそらく)25年ぶりくらいで読みました。

 読み始めて間もなく、まるでルビコン川をわたるようなというフレーズが登場。
 カッコ内に、小さな文字で注釈が書かれていました。

   紀元前四九年、ガリア遠征から帰国したシーザーが国命にそむいて
   "さいは投げられた!"とルビコン川を渡り、ローマに進撃した故事から
   大英断を下して思い切った手段に出るの意 (P9)


 前に読んだ時はピンとこなかったはずですが、『ローマ人の物語』を読んだ今は、よく分かります。。

 この手のカッコ内の小さな文字の注釈は、その後もいくつか登場。
 引っかかったのは、登場人物の一人の発言・「アンナニ高ク、オ盆ノヨウニさ」についた注釈。

   童謡≪キラキラ星≫の歌詞をもじって (P229)

 まったく分かりませんが、オ盆ノヨウニはちょっと違和感が・・・。

 Wikipediaを見ると、予想以上に詳しく書かれていました。
 まず知らなかったのは、フランスのシャンソンがもとだということ。
 私が聞いたことがある"Twinkle, twinkle, little star"は替え歌だったんですね。
 一部引用すると――。

   Up above the world so high,   世界の上空はるかかなた
   Like a diamond in the sky.    空のダイアモンドのように


 ダイアモンドなら分かりますが、オ盆ノヨウニは・・・。
 ・・・と思ったら、「編曲・替え歌」のところに、こんな記述がありました。

   『不思議の国のアリス』の中で、"Twinkle, twinkle little bat(こうもり)"、
   "Like a tea-tray(お盆) in the sky"と、英語の替え歌に対しさらに替え歌が歌われている。


 Like a tea-tray!
 確かに、オ盆ノヨウニとなりますね。
 ニュアンスはよく分かりませんが・・・。

 本筋に戻ると――。
 以前読んだことをまったく覚えていないので、初めて読むかのような新鮮さ。
 真犯人とその動機は、最後の最後まで分かりませんでした。
 分かってみれば、序盤からそれらしい伏線はありますね。。
 ただ、アリバイを作るのであれば、もう少しちゃんと(?)やりそうなもの――。
 まあ、あまりちゃんとされると、ストーリーが成り立たないのかもしれませんが・・・。

 最初に引用したように、『無実はさいなむ』は『ドーバー海峡殺人事件』として映画化されました。
 ドーバー海峡はまるで関係ないのですが・・・。
 Yahoo!知恵袋にそのものズバリの質問があるとは思いませんでした。
 回答はそれらしいですが、どこまで正しいかは分かりません。。

   ・ドーバー海峡殺人事件(Wikipedia)

 『無実はさいなむ』は映画のほかにも、イギリス・ITVのテレビドラマとして映像化されていました。
 しかも、ミス・マープルのシリーズとして・・・。
 ほかのブログをいくつか見たところ、マープル以外の登場人物や被害者も変わっているようです。

   ・アガサ・クリスティー ミス・マープル

 原作でマープルが登場しないのに、同じシーズン3でドラマ化されたのが『ゼロ時間へ』。
 来月帰省した時に、持ってこようと思います。

    (1978年2月15日発行 1991年6月30日21刷)

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『無実はさいなむ』 アガサ・クリスティ (著),小笠原豊樹 (翻訳)
「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『無実はさいなむ(原題: Ordeal by Innocence)』を読みました。 [無実はさいなむ(原題: Ordeal by Innocence)] ...続きを見る
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2017/08/29 21:02

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