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zoom RSS *** 河口湖で6年ぶりのまとまった積雪・・・ (3/26) ***

<<   作成日時 : 2017/03/26 23:58   >>

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 夜勤3日目の昨夜は、甲信〜東海が担当エリア。
 「山梨県の富士五湖方面は量的に見逃しそう」という不穏な引継ぎを受け、その通りになりました。。

 以下は、ANNニュースからの引用です。

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桜開花の関東で真冬の光景 山沿いでまとまった積雪
テレビ朝日系(ANN) 3/26(日) 11:53配信

 山梨県の河口湖では6年ぶりのまとまった積雪になり、桜が開花したばかりの関東や甲信地方では真冬の光景が広がっています。

 低気圧や寒気の影響で、関東や甲信地方では冷たい雨や雪になっています。河口湖では積雪が一時、7センチになり、この時期としては6年ぶりです。また、桜が開花したばかりの東京都心や横浜では冷たい雨が降っていて、最高気温は都心で8度と日中も真冬並みが予想されています。27日にかけて、関東甲信地方の多い所で30センチの雪が予想されるなど山間部を中心に大雪になる見込みで、季節外れの寒さに加えて、交通への影響や路面の凍結など注意が必要です。

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 河口湖の積雪は7cmでしたが、山中湖観光情報の道路状況によると――。

 午前10時半現在
    夜半過ぎぐらいから雪が降り始め、20cm以上の積雪となり道路も真っ白で、
    スタッドレスやチェーンが必須の状況となっています。
    まだ降り続いていて明朝まで雪の予報となっているので大雪になるかもしれません。


 東日本に雨や雪をもたらしたのは、南海上の低気圧――ではありません。
 天気図上の低気圧はさすがに位置が南過ぎます。
 500hPaの流れからも、あまり北上成分はありません。

 ●地上天気図とAXFE578 3月26日9時
画像

 下は26日6時を対象としたMSMの降水量と地上風の予想図。
 紀伊半島の南と静岡県の南には、赤い○で示した低気圧性の循環があります。
 紀伊半島の南の循環は天気図上の低気圧に対応したもの。
 静岡県の南の循環は天気図には表現されていませんが、東日本に雨や雪を降らせた擾乱です。
 850hPaの-3℃ラインは関東南部から長野県を通り、北陸西部へ。
 通常の南岸低気圧と比較すると、下層気温は低く、甲信地方は雪の所が多くなりました。

 ●3月26日0時初期値MSMの降水量・地上風予想図  対象時刻:3月26日6時
画像

 見逃したのは富士五湖方面の降雪量だけではありません。
 そこまで量は出なかったものの、長野県も・・・。
 擾乱の西側なので、雲の強度はそれほでなく、降ったとしても弱いという見立てでした。

 ところが、未明以降、紀伊半島の東〜愛知県を通り、長野県までしっかり北上。
 諏訪湖周辺までは時間1ミリ前後の強度が出ました。
 擾乱の西側なので・・・というのは関係なく、読みが甘かったです。

 下は26日6時を対象としたMSMの700hPa湿度と風の解析図。
 注目すべきは、東日本太平洋側の風がほぼ真南であること。
 擾乱の前面はもちろん、後面の愛知・岐阜でも南南西。
 500hPaの流れから受ける印象よりも700hPaの南成分は強く、湿潤域が盛り上がる形になっています。
 このため、長野県でも時間1ミリ前後の強度が出たのでしょう。
 幸い、露点温度が微妙に高く、大事にはいたりませんでしたが、けっこう危なかったです。。

 ●3月26日6時初期値MSMの700hPa相対湿度・風予想図 対象時刻:3月26日6時
画像

 週末の降雪は金曜日に抑えられていればよいのですが、今回は難しいパターンの一つです。
 メインの低気圧が南海上を離れて通るのは、500hPaの流れからも確度は高め。
 その北側に擾乱発生の可能性はあっても、グローバルモデルでは限界があります。
 結局、メソスケールのレンジに入る前日からストーリーを変えざるを得ないわけで・・・。
 このあたりの事情(!?)をどのように共有するのか(共有出来るのか)、課題です。。

 擾乱が抜けた後、富士五湖方面の雪は峠を越え、河口湖の積雪深は0cmになりました。
 ・・・が、夜に入って、寒気トラフの接近とともに西から降水範囲が広がっています。
 河口湖の積雪深は23時に5cm、この記事を公開後の0時には再び7cmに・・・。
 「6年ぶりのまとまった雪」のレベルが24時間経たないうちに再び――です。
 この雪はまだ数時間、降り続きそうなので、河口湖の積雪深は15cmはいきそうな感じ。
 これはこれで、ハインドキャストの対象になる事例ですね。

 ※ 天気図は北海道放送、MSMの画像はこちらのサイトから引用のうえ、一部加工しました。

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