Untidy Bookshelves

アクセスカウンタ

zoom RSS 『長崎殺人事件』 内田康夫 (光文社文庫)

<<   作成日時 : 2017/03/23 16:23   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 きのうに続き、30年ほど前の浅見光彦シリーズ。
 『小樽殺人事件』の表紙は黒い揚羽蝶だったのに対し、『長崎殺人事件』は蝶々夫人。
 蝶が出てくるのも共通点――ですが、こちらの蝶は直接、事件には・・・。

 『小樽殺人事件』の犯人は20ページほどで思い出したのに対し、この『長崎殺人事件』は100ページ過ぎ。
 約3分の1を過ぎてからでだいぶ遅め(?)ですが、登場が遅かったので仕方がありません。。
 それにしても、この設定は無理がありますね。
 どんな心境で浅見光彦と絡んでいたのか、説明が難しいような・・・。

 内田康夫はプロットなしで執筆すると、ほかの場所でも書いていますが、この自作解説でも――。

 信じられないかもしれませんが、この作品では、ストーリーの約五分の四前後まで書き進んでも、ぼくには犯人がいったい誰なのか、さっぱり見当がつかなかったのです。だから、そのあたりを読むと、浅見がいかにも四苦八苦している様子が分かるでしょう。そこまでで犯人が誰か分かった読者がいたら、敬意を表します。
 しかし、そこから十ページもいかないで、真犯人に思い当たるのですから、さすがに名探偵だけのことはあります。しかも、驚いたことに、ここに到るまでの文章の中に、無意識のうちにちゃんと伏線が示されていたのですから、作家も天才的です。(P357)


 どこまで本当なのか分かりませんが・・・。
 確かに、途中まで犯人と設定していなかったのであれば、心理状態を書き込みようがないですよね。
 まあ、下手に書き込むと犯人が特定されてしまうので、表現方法は難しいところですが・・・。
 いずれにしても、浅見に対する言動・行動は、犯人としては不自然――という点が、ちょっと残念です。。

-------------------------------------------
      プロローグ
 第一章 春香の反逆
 第二章 蝶々夫人のたたり
 第三章 名探偵飛ぶ
 第四章 稲佐山
 第五章 ポルトガル村計画
 第六章 島原の女
 第七章 グラバー邸の幽霊
 第八章 発掘された真相
      エピローグ
          自作解説 内田康夫
            (1990年3月20日初版第1刷発行)

-------------------------------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『長崎殺人事件』 内田康夫 (光文社文庫) Untidy Bookshelves/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる