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zoom RSS *** 暖冬の中、記録的に強い寒気 & 1078hPa (1/24) ***

<<   作成日時 : 2016/01/28 23:58   >>

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 日曜日にエントリーした *** フレ イシガキ & フレ ミナミダイトウ (1/17〜18) ***
 最後はこんなことを書いていました。

 ・・・で、その一週間後には記録的な寒気。
 名護では、沖縄本島で初となるみぞれを観測しました。

 ウェザーマップの記事を追記しておきます。

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沖縄県名護市と久米島で雪 久米島は39年ぶり、沖縄本島では初の観測
ウェザーマップ 1月25日(月)0時1分配信

tツイートqシェアする 沖縄県久米島と名護市でみぞれを観測した。みぞれは雪の観測となり、久米島での雪の観測は1977年以来39年ぶり、名護市では初めてとなる。なお、両観測地点とも自動観測となっているので、初雪の観測とはならない。

 日本付近は、強い冬型の気圧配置となっており、雪を降らせるような寒気が沖縄地方まですっぽりと覆っている。このため24日の日中には、鹿児島県奄美市の名瀬で115年ぶりに初雪を観測した。寒さのピークは月曜日の朝で、各地で記録的な低温になる見込みだ。気象庁は低温に警戒するよう呼びかけている。

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.
 記録的な寒気については、また別の記事にて――。



 そんなわけで、遅くなりましたが、記録的な寒気について――。

 この寒気は西日本を中心に流れ込み、ピークは24日でした。
 先週は木(21日)〜土(23日)で三日連続の西日本担当。
 24日は休みだったものの、25日はオフ呼びで、午後は西日本のハインドキャスト(おもに九州)。
 26日は北海道〜関東の担当でしたが、シフト業務終了後は西日本のハインドキャスト(おもに中国)。
 なので、状況はよく分かります。。

 まずは、全般的な概況を――。

  日本付近は20日頃から冬型の気圧配置が続いていて、
  西日本には24日をピークとして、記録的に強い寒気が流れ込んだ。
  今回の寒気は(500hPa気温のわりに)700hPaで強かったのが特徴で、
  24日21時の福岡・鹿児島は観測史上1位の低温を記録(それぞれ-26.3/-23.3)。
  下層寒気が低緯度まで及んだのも特徴的で、
  名瀬・石垣島の24日21時の850hPa気温も観測史上1位の低温を記録した(それぞれ-7.4/-4.4)。
  また、24日9時の松江の700hPa気温は観測史上1位の-28.4℃、21時は観測史上2位の-24.3℃。
  松江の850hPa気温は24日9時が観測史上1位の-16.6℃、21時は観測史上2位の⁻24.3℃。
  松江の高層気象観測は統計期間が短いので、統計期間の長い米子を含めても、
  9時の850hPa気温/700hPa気温はともに観測史上2位に相当。

  この寒気の影響で、24日の九州地方は多数の地点で
  「日最低気温の低い記録」「日最高気温の低い記録」を更新。
  名瀬で115年ぶりに初雪を観測したほか、久米島では39年ぶりにみぞれを観測。
  名護では沖縄本島では初となるみぞれを観測した。
  上空に強い寒気が流れ込んだため、黄海〜東シナ海の海面水温との差が大きくなり、雪雲が発達。
  九州地方は北部や東シナ海側でまとまった雪となり、長崎では観測史上1位となる積雪17p、
  鹿児島では2011年1月以来5年ぶりの2桁となる積雪14pを記録した。

   ※ 福岡700hPa気温は暫定値。0.1℃変わるかも。

  24日の中国地方は「日最低気温の低い記録」「日最高気温の記録」を更新した地点があり
  (統計期間は10〜15年と短いが)、瑞穂では観測史上1位となる積雪102pを記録した(24日23・24時)。


 以下は、24日と25日に更新された観測史上1位の記録です(左が24日、右は25日)。

画像画像

 九州地方で大雪になった背景として考えられるのは――。

  九州の西海上には700hPaで-24〜-27℃前後の非常に強い寒気が流れ込む一方、
  海面水温は平年並みかやや高めの16〜18℃。
  両者の差は45℃近くに達し、大気の状態は不安定になっていた。
  また、九州の西海上では下層風速が強く(850hPaで40kt前後)、
  海面から水蒸気が効果的に補給される状況だった。

  下層の風向分布は時間帯によって異なるが、
  おおまかには長崎北部〜佐賀〜福岡が西〜西北西だったのに対し、
  五島・長崎南部〜鹿児島はこれより北に立ち、北西風が卓越していた。
  佐賀〜福岡(筑豊地方)は大まかには前者の流れ込み+脊振山地での地形効果、
  長崎・熊本南部・鹿児島は後者の流れ込みにより、降水量が多くなった。
  強い下層寒気の影響で地上気温は低く、雪水比も大きかったため、降雪量が多くなったと考えられる。

  これに対し、下層風向の発散場となった熊本北部や大分の降水量は比較的少なめ。
  気温は低かったものの、降雪量はそれほど多くならなかった。


 中国地方で大雪になった背景として考えられるのは――。
 九州についての記述とだいぶ重なりますが・・・。

  朝鮮半島の南東海上〜山陰沖の海面水温は平年より低いエリアもあり、概ね12〜15℃。
  700hPa気温は-27〜-30℃。
  ピーク時には両者の差は45℃前後に達し、大気の状態は不安定になっていた。
  また、朝鮮半島の南東海上〜山陰沖では下層風が強く(850hPaで30〜40kt前後)、
  海面から水蒸気が効果的に補給される状況だった。
  さらに、24日夜間はJPCZの南下に伴い、発達した雲が流れ込んだ。
  強い下層寒気の影響で地上気温は低く、雪水比も大きかったため、降雪量が多くなったと考えられる。


 ちなみに、24日9時・21時の850/700/500hPaの気温は以下の通り。

    9時  850hPa 700hPa 500hPa 21時 850hPa 700hPa 500hPa
  潮岬    -10.6/-19.0    /-22.5     -12.5(6位)/-22.8(5位)/-25.1
  福岡    -14.8/-26.1(5位)/-22.4     -14.9(3位)/-26.3(1位)/-29.7
  鹿児島   -9.7/-20.0(7位)/-21.5     -11.6    /-23.3(1位)/-18.8
  名瀬    -4.4/-12.6    /-15.2     -7.4(1位)/-9.6    /-12.6
  石垣島   -2.3/-1.6    /-11.8     -4.4(1位)/-1.1     /-11.7

   カッコ内は通年を通しての低温記録。
  ※ 21時の福岡は暫定値。


 「全般的な概況」でも触れたように、21時の福岡の気温は暫定値。
 まだ、気象庁のHPでは空欄なので・・・。
 では、この数字は何なのかというと、AUPQ35/AUPQ78から読み取った数字です。
 この値は真値から0.1℃違う可能性があるので、「暫定値」としています。

 ただし、今回の場合、0.1℃では済まないかもしれません。
 というのは、鹿児島のAUPQ35/AUPQ78から読み取った値は、以下の通りだったので・・・。

     850hPa:-12.3 700hPa:-23.7 500hPa:-16.9

 鹿児島の24日21時の実況は、少なくともおととい(26日)の時点で空欄でした。
 25日21時の実況値は入っているというのに・・・。
 そして、先ほど見たら、ご覧の通り。
 850hPa気温は0.7℃、700hPa気温は0.4℃高くなり、500hPa気温は1.9℃も低くなりました。

 福岡は4日経った時点でも、気象庁のHPでもまだ空欄。
 値が入ったら、鹿児島のようにけっこう変わっているかもしれません。
 それでも、700hPaの低温記録は確実でしょうが・・・。

 ちなみに、地上天気図でもちょっとしたトピックがありました。
 1月24日9時のシベリア高気圧は1078hPa。
 1078hPaが記録されるのは、2010年1月20日21時以来、6年ぶりのことです。


 それにしても――。
 暖冬の中、このように低温や積雪深の記録が更新されるのは、難しくもあり、面白くもあり・・・ですね。


   ※ 観測史上1位の記録は気象庁、天気図は北海道放送のHPから引用しました。

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