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zoom RSS *** オーストラリア・NSW州で「10年に一度」の暴風雨 ***

<<   作成日時 : 2015/04/24 12:04   >>

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 このウェブリブログの編集画面の左には、AFPBB Newsのリンクがついています。
 3日前(21日)の夜に目を引いたのは、豪NSW州に「10年に一度」の暴風雨、死者3人の記事。

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【4月21日 AFP】豪ニューサウスウェールズ(New South Wales)州は20日から21日にかけて「10年に一度」の強い暴風雨に見舞われ、これまでに3人の死亡が確認された。

 同国最大の都市シドニー(Sydney)周辺では住宅が流されたり、数千人が停電の被害を受けたりしたほか、有名なボンダイビーチ(Bondi Beach)などから暴風によって吹き飛ばされた砂が街中の公園や舗道、主要道路などを覆った。根こそぎ倒れた木が車を破壊したり、電線が切断されたりする被害も出た。

 また、およそ2日間にわたって最大で秒速37.5メートルの強風と豪雨に襲われた同地では、高波の影響で船舶にも影響が出ており、少なくとも客船1隻がシドニー港(Sydney Harbour)の外で立ち往生した。また、航空路線でも多くの便に遅れが出た。オーストラリア気象局によると、シドニーの24時間の雨量は2002年以来最多の119ミリに達した。

 マイク・ベアード(Mike Baird)同州首相によれば、州内の緊急サービスには約4500本の通報があったという。(c)AFP/Martin PARRY

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 「10年に一度」というのは、シドニーの24時間雨量が2002以来であることを指しているのでしょう。
 暴風雨の要因は何だったのか ――。
 以下の画像はオーストラリア気象局のサイトからの引用です。

 まずは、21日00UTCの地上天気図。
 NSW州沿岸には1014hPaの低気圧。
 西にある高気圧(中心気圧は1038hPa)との間で気圧傾度が大きくなっていました。
 南半球では低気圧周辺の風向は時計回りなので、NSW州の大半は南東の風。
 水蒸気を多く含んだ風が強く吹いていたと考えられます。

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 次は500hPaの天気図。
 オーストラリア南東部には上空の流れから切り離された寒冷渦がありました。
 このため、大気の状態が不安定になっていたのでしょう。

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 大きな気圧傾度、水蒸気を多く含んだ下層の南東風、上層寒気による大気の不安定な状態。
 これらが「10年に一度」の暴風雨の背景になったと推測されます。

 下は21日一日のNSW州の降水量。
 沿岸部は広範囲で100ミリ以上で、一部に200〜300ミリを示す紫色が見られます。

画像

 次の絵は、オーストラリア全体の降水量。
 NSW州ほどではなかったものの、この日、降水量が多かったのは、オーストラリアの北西部。
 こちらは1007hPaの低気圧の東側にあたり、北よりの湿った空気が入った影響と考えられます。

画像

 ちなみに、平年の4月1ヵ月の降水量は下の通り、NSW州沿岸部は100〜200ミリ。
 21日一日だけで、平年の1ヵ月分か、場所によってはその倍以上の大雨になったことになります。

画像

 平年の差だけでいえば、オーストラリアの北西部も負けていません。
 平年なら1ヵ月で25ミリ以下のエリアで、50ミリ以上降ったところもあったわけで・・・。
 だからといってニュースにはなりませんが、ちょっと興味深くはあります。

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