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zoom RSS *** 群馬北部の雪 (3/3夜間) ***

<<   作成日時 : 2015/03/07 16:10   >>

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 昨夜の西日本は予想以上に降水域が北へ拡大。
 量は少なかったものの、中国地方の標高の高いエリアでは雪になった所もありました。
 おととい(5日)が夜勤初日で、きのうの朝は降水なしの見解だったのですが・・・。
 かなりやらかしてしまった感じです。

 でも、今週これよりやらかしてしまったのが、3月3日夜間の群馬県北部。
 4日朝にかけて南岸を低気圧が通過していく予想で、例によって下層は雨雪が微妙な気温。
 降水開始時は850hPaが-3℃前後でも、低気圧の接近とともに気温は上昇。
 降り始めは雪でも、次第に雨に変わっていくという見解でした。

 ●GSMの850hPa・解析値(3月3日21時)
画像

 みなかみの気温の予想は下の通り。
 標高が500メートルくらいあっても、4日0時から3時までの間に雨に変わるだろうと推測できる気温でした。
 懸念点があるすれば、降水のピークが4日明け方であること。
 過去にも下層気温が上がりかけのところで降水が強まり、結局、雪のままでした・・・ということが・・・。

 ●GSM・MSMの気温予想(3月3日18時〜4日9時)
          左:3日9時初期値GSM          右:3日12時初期値MSM

画像

 下は3日夜間のレーダーエコー図。
 群馬県には21時から22時頃にかけて広範囲にエコーがかかっています。
 その後、いったん空白域に入ったものの、4日未明〜明け方は再びエコーが広がりました。
 この傾向は当初の予想通りでした。

 ●レーダーエコー図       左:3月3日17〜20時     右:3月3日21〜24時
画像

 ●レーダーエコー図       左:3月4日1〜4時     右:3月4日5〜8時
画像

 ・・・が、降水相はどうだったかというと・・・。
 下はアメダス・みなかみの実況値。
 日界前の1cm×2はともかく、日付が変わってから積雪深が8cmも増加。
 特に、4時は時間4cmの増加で、降水相はほぼ雪のまま経過してしまいました。

画像

 地上気温が0℃台でも、上空の気温がプラスの層がある程度厚ければ、融けて落ちてくるはず・・・。
 実況の積雪深の増加は、上空の気温が予想より低かったことを示しています。
 地上と違い、上空の気温は得られる情報が少ないですが、どこで判断出来たのか・・・。
 以下は備忘録的なメモです。

・日界前の地上気温が予想より低く、毎時大気解析の下層気温も3日昼初期値のモデルよりやや低め。
 なので、当初予想より若干降雪量が多くなると予想するのは可能。
・ただし、時間の経過とともに下層気温が上がっていく場。
 早い段階で目先の悪化傾向を拡大し、降雪量を大幅に増加させるのは難しい。

 下層気温のずれが当初予想から大きくなったのが確認出来たのは、4日0時の毎時大気解析でした。
 925hPaや900hPaの気温・風に着目すると・・・。

・12時初期値MSMの予想では、925hPa/0℃以下のエリアは群馬県の西半分限定。
 これに対し、毎時大気解析では群馬県全域+栃木県北部山沿いに拡大。
・風に着目すると、12時初期値MSMの予想では南風20kt以上のエリアが茨城〜埼玉東部まで広がっていた。
 これに対し、毎時大気解析では千葉+茨城南部のみ。
 特に、東京湾の西側で(予想より)風速の弱まりが顕著。低温エリア拡大に関連していると考えられる。

・12時初期値MSMの予想では、900hPa/0℃以下のエリアは群馬県+栃木北部山沿いに限られていた。
 毎時大気解析では栃木のほぼ全域と埼玉・東京の一部にまで拡大。
・風に着目すると、03zMSMの予想では群馬・栃木の一部をのぞき、南風20kt以上のエリア。
 毎時大気解析では千葉・茨城+東京・埼玉の一部のみ。
 東京湾の西側で(予想より)風速の弱まりが顕著。低温エリア拡大に関連していると考えられる。

 925hPa・900hPaともに、東京湾西側での南風の弱まりが顕著で、予想より低温エリアが拡大した――というより、正確には低温エリアの縮小が妨げられたのでしょう。
 その結果、雨に変わると予想していた群馬県北部の降水相は雪のまま経過。
 降水量が多い時間帯だったため、降雪量も多くなってしまった、というわけです。

 下層の南風が予想より弱かったということは、南岸を進む低気圧の東側の形成されるシアも予想より南に位置したということを示しています。
 MSMの低気圧の予想位置は東京湾でしたが、実際は外房をかすめるくらい。
 東京湾湾央まで南西風が強まりそうに見えたのに、実際は北風でした。。
 下層シアが南へずれたぶん、低気圧のコースもMSMより南へずれたのでしょう。

 ちょっとの差が、大きな差になってしまうパターンの一つ――。
 特に、東京湾の西で下層の南風がモデルの予想ほど強まらなかったのは、この事例だけの特徴なのか。
 それとも、もっと一般化して現われるモデルの癖なのか。
 この辺りをもう少し見抜かないと、またやらかしてしまいそうな感じです。。


   ※ AXFE578は北海道放送、レーダーエコー図は「川の防災情報」、
     みなかみの実況値は気象庁のHPから引用のうえ、加工しました。


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