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zoom RSS *** 関東の短時間強雨+東北南部太平洋側の大雨・・・ (6/29) ***

<<   作成日時 : 2014/06/30 05:50   >>

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 きのうの午後は、予想通りというべきなのか、都心で非常に激しい雨を観測。
 3時過ぎに見た時、Yahoo!のトップには、まだ都心豪雨 排水溝から噴き出すの文字が残っていました。
 以下は、読売新聞の記事からの引用――。

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都心豪雨、排水溝から噴き上がる水…住宅浸水も
読売新聞 6月29日(日)21時20分配信

 上空に寒気が流れ込み、大気が不安定になった影響で、東日本と北日本の各地で29日、局地的に豪雨に見舞われた。

 気象庁によると、富山県立山町で1時間あたり49・5ミリ、東京都練馬区で45・0ミリ、秋田県由利本荘市で43・5ミリ、埼玉県秩父市で37・0ミリの激しい雨を観測した。

 東京都心では、大量の雨水が短時間に流れ込んだため、排水溝から勢いよく水が噴き出したほか、住宅が浸水する被害も出た。

 東京電力によると、埼玉県や東京都などで1万世帯以上が停電。京王井の頭線は、世田谷区の明大前駅付近で線路が冠水し、一時運転を見合わせた。また、地下鉄都営三田線も落雷の影響で運転を見合わせた。

 30日は寒気が東に抜けるものの、北関東や東北では影響が残るという。

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 きのう(29日)は明け方〜朝、北東から南西にのびる強いラインが通過。
 3日前(27日)に見解を組み立てた時に比べると、ずいぶん南にのびました。。

 ●レーダーエコー図      左:6月29日1時〜4時    右:6月29日5時〜8時
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 このエコー自体は東へ抜け、関東地方はいったんエコーの空白域になりかけました。
 が、昼前には北部で対流雲が発生し、夕方にはそのエリアが南東へ移動。
 都内に非常に激しい雨をもたらしました。
 時間降水量は50ミリくらいで済みましたが、10分降水量は20〜30ミリ。
 継続時間が短かったのが、不幸中の幸いでした。

 ●レーダーエコー図      左:6月29日9時〜12時    右:6月29日13時〜16時
画像

 栃木南部や千葉南部では夜遅くにかけて所々で対流雲が発達。
 ようやくおさまったのは、日付が変わる頃でした。

 ●レーダーエコー図      左:6月29日17時〜20時    右:6月29日21時〜24時
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 下は、都内で強雨のピークと15時・16時・17時の風と気温の変化。
 特に、15時から16時にかけての風向・気温の変化が明瞭で、多摩地方と23区の北西部は風向が間逆になり、気温が6〜7℃下がっています。一方で、16時時点で23区内のほとんどのエリアはまだ南東の風が卓越し、北よりの風との間で、地上風の収束が非常に明瞭になっています。
 このために、都内の雨雲は強い勢力を維持、または発達しながら東へ進んだのでしょう。

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 この図で、南東〜南の風は東京湾や相模湾からの海風。
 北西〜北の風は発達した対流雲からのアウトフローでした。
 きのうのモデルを見ると、LFMはアウトフローをうまく表現していて、埼玉・東京から千葉へ東〜東南東進する強雨域は、実況と比較的合っていました。
 これに対し、MSMは鹿島灘からの東よりの風が卓越し、強雨域は秩父や多摩地方が中心。東京湾周辺の降水表現は弱く、それなりの計算になったのは03UTC以降。GSMは・・・省略。。

 大まかには想定の範囲だった関東に対し、東北は・・・。

 下はきのう観測された、6月の1位の記録(降水量のみ)。
 あちらこちらで短時間強雨・・・ということで、1時間降水量の記録を更新したのはよいとして(?)、予想以上に雨量がまとまったのが東北南部太平洋側。宮城南部の白石と福島北部の茂庭では、24時間降水量と48時間降水量の記録を更新しました。


 前日夕方からのレーダーエコー図を並べると、明け方〜朝に北東から南西にのびる強いラインが通過というのは、関東と同様ですが、福島・宮城にはその雨から東西にのびるラインがかかり続けていました。
 (前者が寒冷前線っぽい位相とすれば、後者は温暖前線っぽい位相なのでしょうか。これは精査が必要)

 ●レーダーエコー図      左:6月28日21時〜24時    右:6月29日1時〜4時
画像

 ●レーダーエコー図      左:6月29日5時〜8時    右:6月29日9時〜12時
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 一番問題だったのは、昼過ぎに通過した次のライン通過による降水強度。
 新潟で強雨をもたらしていたのは当然、分かっていましたが、山を越えながら入ってくるので、強度は少し落ちるはず・・・と思っていたら、雲は勢力を維持、または発達しながら・・・って、関東のところでも書きました。。

 ●レーダーエコー図      左:6月29日13時〜16時    右:6月29日17時〜20時
画像

 こちらもキーとなると思われるのが、地上風の収束の強さ。
 東北太平洋側では、東へ抜けた低気圧に巻き込む風が卓越し、南へ行くほど真北に近く、北へ行くほど東成分を持ち・・・ということで、問題はその境界。
 仙台周辺は北東風の予想なので、ある程度地上風の収束がありそうですが、白石周辺はほぼ真北なので収束はそれほど強くないだろう・・・と推測しました。
 実際は、白石など宮城南部も北東風が卓越し、地上風の収束が明瞭。雨雲は弱まらずに、強雨をもたらしていきました。そもそも、西から進んできた雨雲が予想以上の強度だったわけで・・・。
 上空に寒気が入り、大気の状態が不安定だったことを考えると、見積もりが甘かったかもしれません。

 ということで、天気図を載せて終了――。
 詳細はもう少し詳しく見てみないといけませんね。

 ●地上実況天気図 6月29日15時          ●AXFE578 6月29日9時
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   ※ レーダーエコー図は「川の防災情報」、東京の実況は東京都環境局、
     6月の記録は気象庁、天気図は北海道放送のHPから引用しました。

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