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zoom RSS *** 湖西線の強風 (2011/3/15夜間) ***

<<   作成日時 : 2014/03/15 23:56   >>

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 これこれに続き、3年前を振り返る第3弾――。
 2011年3月15日の夜間に起こった湖西線の強風についてです。

 3年間放置していた記事の最終保存時刻は2011/06/05 20:48
 3月ではなく、6月になっているのは、この読売新聞の記事をコピペしていたから・・・。
 湖西線の強風つながりで、貼り付けていたのでしょう。

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強風、JR湖西線一部区間で運転見合わせ
 台風から変わった低気圧の影響で、大津市のJR湖西線近江舞子駅の風速計が29日午後11時35分頃、規制値(毎秒25メートル以上)に達したため、近江舞子―近江今津間、和邇―志賀間で運転を見合わせ、普通電車5本の乗客計約120人が各駅で足止めされた。

 乗客は全員、JR西日本が用意したタクシーで30日午前3時20分までに駅を出て帰宅した。

 湖西線は30日も近江塩津―山科間で始発から運転を見合わせ、午前7時30分から堅田―山科間で運転を再開したが、近江塩津―堅田間は午前10時現在、不通のまま。同線を走行する特急「サンダーバード」は、始発から東海道線経由にルート変更している。

(2011年5月30日10時27分 読売新聞)

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 記事の中にある台風は台風2号のこと。
 台風2号から変わった低気圧については、こんなことあんなことがありました。。

 3月15日夜間に戻り・・・といっても、あれから3年。
 今さら付け加えられることもなく、当時書いていたものを若干手直しするだけですが・・・。

 まずは、地上天気図。
 15日夜間は低気圧が日本海を東進し、西日本では地上の等圧線が南北に立っていました。
 通常吹くパターンとされている、等圧線の走向が北東〜南西の形とはちょっと異なります。

 ちなみに、等圧線が北東から南西に走る形は45度マジックと呼ばれることもあるようで・・・。

    → ビワコダスから見た近江盆地の局地風

 もっとも、等圧線の走向は北東→南西である必要はなく、北→南でも吹く時は吹きます。
 ただ、この時は日本海中部に低気圧が残っていて、風が北成分を持ちにくいと思っていました。

 ●地上実況天気図       左:3月15日21時    右:3月16日3時

 45度マジックをいうなら・・・、翌16日日中のほうが吹きそうな形。
 実際、当時の予想でも、強風の「本命」は15日夜間ではなく、16日日中でした。

 ●地上実況天気図       左:3月16日9時    右:3月16日15時

 下は、MSMのFT=0の風速・風向を並べたもので、地点は南小松です(15日18時〜17日3時)。
 これを見ると、風速の極大は16日0時と16日12時。
 ただし、0時は風速は強い(+下降流も強い)ものの、850hPa以下の風向が西北西。
 北西より寝ていて、通常は強風が起こりにくい向きです。
 一方、12時(〜18時)は風向が北西に変わり、強風が起こるとされる条件に合致します。
 実際はどうだったかというと、このタイミングでは強風とならず・・・。
 それどころか、アメダス・南小松では南東の風が卓越していました。。



 あっ、風向の色はそれぞれ下のように対応しています。


 下は、MSMのFT=0の湿度を並べたもので、地点は同じく南小松(15日18時〜17日3時)。



 下層風向から、強風の可能性が低いとしていた16日0時頃に強風となり、強風の可能性ありとしていた16日午後に強風とならなかった理由としては、安定層の高度の下がり具合が挙げられます。
 15日21時から16日0時・3時にかけて顕著に安定層が下がっているのは、600hPa湿度の急低下(15日21時→16日0時)・700hPa湿度の急低下(16日0時→3時)に現われています。
 これに対し、16日午後は中層にこのような湿度の急低下は見られず、安定層の高さがあまり変化していなかったことを示しています。
 強風が起こるかどうかの判定に、安定層の高度変化を含めたほうがよいのか、要検討――。

 ・・・と、分析はここで終わっていますが、その後、ロジックには含めていませんね。。
 ほかにも着目すべき要素があり、優先順位としては後ろに回っている感じ。
 日本海に低気圧が残っている形での強風――というのが、出現頻度が低いこともあります。

 ちなみに、当時の福井のウインドプロファイラを見ると、17〜21時はデータが得られた高度が7000m前後までだったのに対し、22時以降は5000m前後まで。安定層高度が下がったことを示唆しています。
 (16日日中のを保存していなかったのは残念、、)

 ●福井のウインドプロファイラ(3月15日14時〜3月16日2時)
画像

 以下は、南小松・今津・小浜・美浜の3月15日の10分ごとの実況値のリンクです(気象庁HP)。

        ・南小松     ・今津     ・小浜     ・美浜

 謎なのは、2010年4月13日の実況値のリンクも張ってあったこと。
 おそらく、この時も湖西線で強風になったのでしょう。
 南小松では19時過ぎ〜22時過ぎに最大瞬間風速15m/s以上が継続、ピークには20m/sに達しています。

        ・南小松     ・今津     ・小浜     ・美浜

 もう一つ謎なのは、当時のエコーが貼り付けてあったこと。
 どういう文脈で使おうと思っていたのか思い出せませんが、残しておきます。。

 ●レーダーエコー図   左:2011年3月15日17時〜20時   右:2011年3月15日21時〜24時
画像画像

 ●レーダーエコー図   左:2011年3月16日1時〜4時   右:2011年3月15日5時〜8時
画像画像

 ●レーダーエコー図   左:2011年3月16日9時〜12時   右:2011年3月15日13時〜16時
画像画像

 やっぱり、分からない・・・。
 こういう振り返りは、すぐにやっておかなければダメということですね。。


  ※ 地上天気図は北海道放送、レーダーエコー図は「川の防災情報」のサイトから引用しました。

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