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zoom RSS *** 南岸低気圧・・・ではないけど・・・九州の雪 (2/10) ***

<<   作成日時 : 2014/02/11 12:39   >>

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 下は、きのう(10日)の阿蘇山の積雪深の変化――。

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 11時から12時までの1時間に6cm、16時から17時までの1時間には8cmも積雪深が増加し、最大で29cm!
 降雪の深さ日合計は30cm。観測史上7位の記録のようです。
                  → 気象庁のHP

 大分の湯布院では日降水量が7.5ミリで、その大半が気温0℃台の時間帯。
 竹田の日降水量は20ミリで、こちらも半分以上が気温0℃台の時間帯。
 山沿いの降雪量は10cmを超えたものと考えられます。
 けさの大分合同新聞にはこんな記事が載っていました。

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大分市内でも積雪 厳しい寒さ続く見込み
[2014年02月11日 09:42]

 県内は10日、気圧の谷や寒気の影響で、全域で雨や雪が降り、大分市内でも雪が積もる所があった。由布市湯布院町の最高気温は2.6度(平年8.4度)までしか上がらず、各地で平年を下回った。
 大分地方気象台は、10日昼から夕方にかけて、大分市で、みぞれやあられを観測した。同市富士見が丘西では、車に積もった雪を住民が払い落としていた。
 竹田市の竹田高校は下校時間を繰り上げ、午後1時半から下校。亀井奎佑君(16)=1年=は「JRで自宅の臼杵市野津町まで帰る。こんなに降るとはびっくり」。学校近くで父の迎えを待っていた府内雅さん(16)=同=は「転ばないよう歩くのに気を付けた」と話した。
 県教委教育改革・企画課によると、同校を含め竹田、豊後大野、大分、別府の小中高24校が下校時間を早めた。
 気象台によると、各地の最高気温は▽玖珠 3.0度(平年9.2度)▽宇目 3.8度(同11.4度)▽竹田 4.1度(同10.2度)―など。大分市は7.4度(同11.2度)だった。
 11日は寒気の影響でおおむね曇りで晴れる所もありそう。向こう1週間は曇りがちの日が多く、厳しい寒さが続く見込み。

 交通機関に乱れ

 県内の陸上交通は10日、雪の影響でダイヤの乱れや通行止めが相次いだ。
 JR豊肥線は、午後1時15分ごろ、竹田市荻町馬場の豊後荻駅構内の信号が赤から青に変わらなくなった。JR九州大分支社によると、積雪で、線路の切り替えができずに信号が変わらなかったとみられる。
 3時半ごろ、豊後大野市内で線路に竹が倒れているのを走行中の普通列車の運転士が見つけ、緊急停止した。5時半ごろには、竹田市内で、普通列車が線路に倒れている木に接触した。竹、木は雪で倒れたとみられる。けが人はなかった。
 さらに午後7時50分ごろ、熊本県阿蘇市の波野駅構内の信号が変わらなくなった。
 豊肥線のダイヤは断続的に乱れ、特急列車2本が部分運休、特急、普通列車計11本が最大約1時間遅れた。
 高速道路は10日午後1時以降、大分自動車道の一部区間や宇佐別府道路、日出バイパスが通行止めとなった。県警によると、山間部を中心に一般道でもチェーンなどの滑り止めが必要となっている。

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 記事にあるように、大分道や宇佐別府道路・日出バイパスで雪による通行止め。
 おととい(9日)の時点から九州太平洋側は降水が予想されていましたが、モデル間のばらつきが大きく、見解のの組み立てが難しい状況でした。もっとも降水域が広いのはGSMで、ほかはもっとまばらな感じ。
 ただ、きのう朝の時点では、MSMなどほかのモデルもGSMに追随する形で降水域が拡大。ばらつきはだいぶ小さくなっていたわけで、そんな状況での上方修正のさせ方としては、中途半端だったかもしれません。

 降雪の要因としては、上の記事の通り「気圧の谷や寒気の影響」で間違いないですが、「気圧の谷」をもう少し具体的に見てみると・・・。

 地上天気図は大きく見ると、西高東低の気圧配置ですが、南には前線を伴った低気圧。
 もっとも、南岸低気圧とよぶにはあまりに離れていて、この影響とは言い難く・・・。
 この天気図での注目点は、南の低気圧から九州の西へ向かってのびる気圧の低い部分。
 右下のAXFE578では、850hPaの等温線が北へ盛り上がり、700hPaの上昇流域が広がっています。
 また、それほど深いものではありませんが、500hPaのトラフが接近していました。

 ●2月10日9時       左:地上実況天気図     右:AXFE578
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 下は、前日(9日)21時初期値のFXJP854で、対象時刻は上と同じ10日9時。
 赤い○が前線を伴った低気圧に対応する循環で、その北側(奄美大島の東海上)には、青い○で示した別の循環があり、さらに北の九州付近では東よりの風と北よりの風が収束しています。
 きのうの九州の降水は、地上天気図では現われない低気圧性循環や下層シアによってもたらされたもので、下層の東風の影響で、太平洋側ほど降水量が多くなったと考えられます。

 ●2月9日21時初期値GSM・FXJP854 FT=12(予想対象時刻:2月10日9時)
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 以下、おととい(9日)21時からきのう20時までのレーダーエコー図を並べておきます。

 ●レーダーエコー図       左:2月9日21〜24時    右:2月10日1時〜4時
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 ●レーダーエコー図       左:2月10日5〜8時    右:2月10日9時〜12時
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 ●レーダーエコー図       左:2月9日13〜16時    右:2月10日17時〜20時
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 九州太平洋側には早朝からエコーがかかっていましたが、日中になるとそれが西へ拡大。
 夕方にかけてこのような状況が続き、阿蘇山で積雪が増加していきました。

 屋久島のウインドプロファイラを見ると、9時頃から中層の風が南成分を持ち始め、17時を過ぎると南成分がなくなり、ほぼ真西に変化しています。
 下層の擾乱の動きとともに、(トラフの動きに対応した)中層の風向の変化が、降水域の拡大・縮小に関連していたのでしょう。

 ●ウィンドプロファイラ・屋久島   2月9日0時〜12時
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 ●ウィンドプロファイラ・屋久島   2月9日12時〜24時
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 モデル間のばらつきが大きかったといえば、早朝からの関東沿岸部の雪――。

 MSMがほかのモデルよりも降水域が広く、結果的にはこの傾向通りになったようです。
 3時には11cmまで減っていた千葉市の積雪深が、9時には21cmに!
 8日の雪とあわせ、「降雪の深さ月合計」は観測史上1位の記録を更新しました。

 それにしても・・・MSMの傾向通りとはいえ、10cmも積雪深が増えるとは予想外。
 午前中は引きこもってしまったので、午後はちょっと外へ出て確かめてみます。。


※ 地上天気図・阿蘇山の積雪深データ・ウインドプロファイラは気象庁、
   レーダーエコー図は「川の防災情報」、AXFE578・FXJP854は日本気象株式会社のHPより引用しました。

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