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zoom RSS *** 97180 ***

<<   作成日時 : 2013/09/27 20:54   >>

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 このブログで3桁の数字といえば、天気テロップ。
 5桁の数字といえば、アメダス地点番号かSYNOPの国際地点番号。
 でも、アメダス地点番号は94で始まる5桁の数字が最大。
 そんなわけで(?)、97180はSYNOPの国際地点番号に絞ることが出来ます。
 どこの番号かというと、インドネシアのマカッサル。
 ひょんなことから、ちょっと調べることになりました。

 ネットにはこんなサイトがすでにありますが・・・。

     ・南スラウェシ州の気候
     ・インドネシア・マカッサルの気温

 WMOのサイトをもとに、自分でも平年値のグラフを作ってみました。

   ※ WMOのサイトはMakassarではなく、Ujung Pandang(ウジュン・パンダン)の表記。
     Wikipediaには、「元々、都市の名前はマカッサルであるが、
     1971年にウジュン・パンダンに改名され、1999年に元の名前に戻された」とあります。
     私が持っている地図は1998年発行なので、マカッサルではなく、ウジュン・パンダンでした。

 まずは降水量。
 「南スラウェシ州の気候」にあるように、「概ね5月〜10月が乾期、11月〜4月が雨期」です。

画像

 気温を見ると、もっとも最高気温が高いのは9月の34.8度で、8月と10月が34度台。
 乾季に日較差が大きく、雨季に小さいという傾向が見て取れます。

画像
 

 次に、日降水量が頻度がどんな感じなのか、雷はどの時期に多いのかを調べてみました。
 さすがに30年分調べる時間はなかったので、とりあえずは2008年から2012年の5年分が対象。

 データはNOAA NCDCサイトの 3.Integrated Surface Database (ISD), Hourly, Global のISD FTP Access <ftp://ftp.ncdc.noaa.gov/pub/data/noaa/> をクリックして地点番号(971800)をダウンロード。
 拡張子が.gzなので、Lhaplus (無料ソフト) http://freesoft-100.com/download/lhaplus/ を利用。

 ・・・で取得したのですが、データを見るとSYNOPとMETARが混在していて、かなり難儀しそうな感じ。
 なので、この線はあきらめ、降水量は別ルートで取得。
 雷日数はWeather Undergroundのデータを利用しました。

 その結果を集計したのがこちら。
 ただし、00UTCに通報された前24時間降水量を前日の降水量として扱っています。
 そんなわけで、正確には日界区切りの降水量ではありません。

画像

 この表と上のグラフから言えそうなことは・・・。

  ・雨季は熱帯収束帯がインドネシア付近まで南下。
   12〜2月は日降水量が100ミリを超える日もあり、
   もっとも雨量が多くなる1月は月降水量が1000ミリ近くに達することもある。
  ・雷のピークは11月で、月に15〜20日前後観測される年が多い。
   雷のピークが雨のピークより早いのは、地上気温が高いことが関連していると考えられる
  ・乾季は熱帯収束帯が北へ遠ざかり、顕著な収束がないため、降水日数・雷日数ともに少ない。

 また、上の表から分かるように、日降水量100ミリ以上の日数(正確には、00UTCに前24時間降水量が100ミリ以上と通報された日数)は、2008年から2012年の5年間では11日ありました。
 古い順に並べると次のようになりますが、この日付はあくまでも目安(?)で、正確にはこの翌日の00UTCに、100ミリ以上の降水量が通報されたことを示しています。

     1)2008/ 2/ 2  172ミリ
     2)2009/ 1/31  128ミリ
     3)2009/ 2/12  103ミリ
     4)2010/ 1/14  103ミリ
     5)2010/ 9/17  106ミリ
     6)2011/ 1/12  113ミリ
     7)2011/ 2/ 4  129ミリ
     8)2012/12/4   103ミリ
     9)2012/12/23  115ミリ
     10)2012/12/25  138ミリ
     11)2012/ 1/29  107ミリ


 この中で異彩を放っているのは、何といっても2010/9/17。
 11事例中、唯一、乾季の中での日降水量100ミリ以上なのです。
 SYNOPを詳しく見ると、9月17日06UTCから12UTCの12時間で、106ミリ降ったようです。

     9日17日06UTC ------(前6時間)
          12UTC 106ミリ(前6時間)
          18UTC ------(前6時間)
     9月18日00UTC 106ミリ(前24時間)


 2010年の9月はこの日だけが例外的に降水量が多かったわけではありません。
 下の表は2010年の降水量を階級別に集計し、雷日数を加えたものです。
  (上で示した2008年から2012年の5年分と同様、00UTCに通報された前24時間降水量を
   前日の降水量として扱っているので、正確には日界区切りの降水量ではありません)

画像

 月別の降水量を1961〜1990年の平年値と比較すると、目立つのは乾季の降水量の多さ。
 6月は平年の3倍近く、7月は約4倍、8月は7倍!
 さらに、9月は平年の32ミリに対して323.2ミリなので、平年の10倍!
 ・・・というか、9月17日12UTCまでの6時間雨量106ミリは、これだけで平年の3倍以上でした。。

 雷が起こった日数も多く、2010年9月は14日。
 平年値は分かりませんが、2008年から2012年の5年で平均をとると、月の雷日数は3.8日。
 5年で19日起こっていたわけで、そのうちの14日が2010年だったわけです。
 2010年は8月も特別で、7日雷が起こっていて、5年間の平均が1.4日・・・。
 ということは、この5年で雷が起こったのは2010年だけだったことになります。

 ちなみに、2011年の9月は2010年と対照的で、降水日数はわずか1日。降水量は0ミリでした。

 オーストラリア気象局のサイトから引用した天気図で、2010年9月17日と2011年9月17日を比較すると――。

 ●2010年9月17日00UTC MSLP
画像

 ●2011年9月17日00UTC MSLP
画像

 どちらの年も沖縄の南に台風があるのは、まったくの偶然。。
 ですが、地上気圧ではインドネシア周辺の違いがよく分かりません。 

 やはり低緯度の状況を把握するには、流線図のほうがよいです。
 これもオーストラリア気象局のサイトからの引用――。

 ●2010年9月17日00UTC Gradient Level Wind Analysis
画像

 ●2011年9月17日00UTC Gradient Level Wind Analysis
画像

 これでも違いがよく分からないという話もありますが・・・着目点はスマトラ島付近の風でしょうか。
 2011年9月17日の天気図では、スマトラ島付近は東〜南東風ですが、2010年の天気図ではスマトラ島北部は西より。インドシナ半島南端ほどでないにしても、スマトラ島〜カリマンタン島付近が収束域になっているような・・・。
 もっとも、こういうのはスナップショットの天気図ではなく、月平均図を見ないとダメ。
 マカッサルだけでなく、ほかの地点の観測値もあわせて見ないと・・・。
 時間的にも空間的にも、もう少し長く、広い視点で見る必要があります。

 本気でやろうとすると、時間がかかりそうな話。
 でも、雪氷期のオペレーションで疲れた時の気分転換に・・・ならないですかね、やっぱり。。

        ・月平均 大気の循環・雪氷図表類(気象庁HP)

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