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zoom RSS *** FEFE19のバックアップ その2 ***

<<   作成日時 : 2013/02/12 03:20   >>

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 ちょうど一週間前は、気象庁のスーパーコンピュータがダウン。
 4日21時初期値のGSMデータやFAX天気図などが入りませんでした。 
 5日朝になっても復旧せず、入電した天気図は実況(ASAS&速報天気図)のみ。
 そんな中、8時過ぎ、いつもの時間にFEFE19が入りました。
 まだ復旧していないにも関わらず、(予想天気図の中で)FEFE19だけ入ったのには、理由があります。

 下は5日朝に配信されたFEFE19(4日21時初期値)――。

 ●2月4日21時初期値・FEFE19


 下は前日、4日朝に配信されたFEFE19(3日21時初期値)。
 5日朝に配信されたものは、4日朝に配信された天気図を一コマずらしたものでした。
 すなわち、3日21時初期値のFT=96(下図の上段・中央のコマ)と4日21時初期値のFT=72(上図の上段・左のコマ)が同じ、3日21時初期値のFT=120(下図の上段・右のコマ)と4日21時初期値のFT=96(上図の上段・中央のコマ)が同じ・・・、3日21時初期値のFT=192(下図の下段・右のコマ)と4日21時初期値のFT=168(上図の下段・中央のコマ)が同じなのです。
 では、4日21時初期値のFT=192(上図の下段・右のコマ)は何?

 ●2月3日21時初期値・FEFE19


  5日10時発表の<週間天気予報解説資料>の冒頭には

障害のため、041200UTC初期値の資料はありません。031200UTC初期値の資料で記述しています。本日配信したFEFE19(041200UTC初期値)は041200UTC初期値とありますが、資料は031200UTC初期値のデータから作成しています。

 4日21時初期値のFT=192の絵は、3日21時初期値のFEFE19には描かれていませんが、FT=216を利用したもの。どうやら、週間アンサンブルが計算されなかったため、FEFE19はやむを得ず、前日の資料から作成したようです。

 ●2月5日10時発表・気象庁週間天気予報解説資料

 5日の週間予報の見解は「昨日の週間アンサンブル資料とGSM資料を参考に」組み立てられたものなので、内容が前日・4日10時発表と似ているのは仕方がないですね。

 ●2月4日10時発表・気象庁週間天気予報解説資料

 夜勤で帰る時には障害発生からすでに半日ほど経過していましたが、まだ復旧の連絡はなし。
 4日21時初期値のGSMやアンサンブル予報が再計算されたのが何時頃だったかは分かりません。
 ただ、遅れて計算されたのは確かで、FZCX50とFXXN519は再配信されていました。
 下の図は3日21時初期値と4日21時初期値の500hPa予想図を並べたものです。
 後半もまあまあそろっていて、日替わりが少ないほうと言えるでしょう。

画像

 これだけ障害が長引いたのは、そして、FEFE19に前日のバックアップ使われたのは、気象業務支援センターで障害があった2009年3月9日(・・・四十路の日・・・)以来と思っていたのですが、過去の記事を遡ってみると、そうではありませんでした。記憶もかなりいいかげんなものです。。

 4年前の3月9日に気象業務支援センターで障害が起こったのは事実。
 FEFE19にバックアップが使われた可能性はありますが、確証はありません。

    → *** 気象業務支援センター、システム障害 (3/9) ***

 FEFE19にバックアップが使われたのは、さらにその1年前、2008年の3月のことでした。

    → *** FEFE19のバックアップ ***

 2ベース分のFEFE19を比較した部分は初期時刻の日付を変えただけで、この記事のほぼパクリ。
 週間解説資料を貼り付けたのも、以前の記事のパクリです。。

 ただし、大きく違うのは、バックアップが必要となった原因。
 2008年3月の時は障害の範囲が狭く、問題があったのは週間アンサンブル予報のみ。
 こんなマニアックな(?)ことが、障害原因でした。

   週間アンサンブル予報の作成の際に計算する「摂動」(初期値に加える微小な変動。
   中高緯度域、熱帯域それぞれについて算出)を求めるための特異ベクトル計算が、
   熱帯域において収束しなかったため正常に終了しなかった。
   計算手法上、特定の場においてまれに収束しない場合があるものと考えられる。
   そのような場がどのような頻度で現れるのかについては調査中である。


 まったく覚えていません。ほんと、いいかげんなものです。。
 この現象、その後は起こっていないようなので、ごく稀にしか起こらないのでしょう。
 スーパーコンピュータの障害と比べ、どちらの発生確率が高いのか、という問題設定は不謹慎でしょうか。。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
FEFE19は現在、T+240まで出るようになっています。ですが192時間より先で画が出ないのは、週間予報の信頼性評価を検証する目的もあるようで、前後の評価を行うからが男もだった理由です。
GSMモデルも00,06,18UTCはT+84まで。12UTCはT+210までありますが、そこまで公表しているサイトは本当に数が少ない状態です。T+210があっても不思議ではありませんが、あまり出てこないです。
昔の手書きFEFE19と比較してなのでしょう。アジがありましたがね。
navarea11
2013/02/13 23:03
多くの海外モデルがFT=240まで閲覧出来るのに対し、
気象庁の資料はFT=192まで。
年末年始やゴールデンウィークの前など、
週間予報のレンジだけでなく、10日間先までを比較して
ストーリーを組み立てたい場合、不自由さを感じますね。
長い目で見れば、公開される方向に向かうと思いますが・・・。
たかはし
2013/02/14 19:47
気象庁がT+240まではやっていませんが、他国でT+240というのは、まだ少数派です。欧州の場合、ECMWFが中期予報でT+240をやっているくらいで、UKとフランスはT+192に足りないくらいのT+186前後くらいです。
最も長いのがGFSのT+384は論外として、T+240というのはメーンフレームといえども、グリッドなどの計算能力やキャパシティーの問題もあって、意外にハードル高いのかも知れません。
考えてみれば、気象庁でT+192が毎日出るようになったのは、1988年3月(1987年11月のSR-810が入ったとき)ですから、今でもハードルは高いのかも知れません。グリッドデータ自体はT+216まで出ています。ただ、圧縮されても200MB超えるのですから、デコードだけでも容易ではないでしょうね。PCでもパンクするかも知れません。
とはいえ、FAX図よりもGRIBデータのデコード表示ツールが出るだけでもかなり変わるのですがね。
navarea11
2013/02/16 00:44
そういえば、1987年以前の週間予報は
毎日の発表ではなく、週2回でしたね。
仮にFT=240まで資料があったとしても、
8〜10日後を週間予報と同じ形で出すかは微妙な問題。
予測を「発表可能」ということと
その内容にどの程度意味があるかは別問題、
と思うのですが、なかなか理解されないようです。

別記事の件ですが、資料送付いただきありがとうございます。
コメントを追加しておきます。
たかはし
2013/02/16 22:49

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