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zoom RSS *** 千葉の大雪 (1/28) ***

<<   作成日時 : 2013/01/28 23:50   >>

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 最後のプログを見たのは、土曜日の朝。
 日曜日の夜間、本州付近を深いトラフが通過するのは知っていましたが、こんなことになるとは・・・。

 オフなので、昨夜は目覚ましをかけずに寝て、けさ起きたのは9時前。
 カーテンを開けると外は意外に明るく、車道はもちろん、歩道にも雪はありません。
 テレビをつけると、千葉の天気はのちのテロップ。
 ずいぶん悪目・・・と思っていたら、本当に悪目だったんですね。。
 以下は、毎日新聞の記事です。

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<積雪>千葉で6センチ 東京西部や埼玉でも
毎日新聞 1月28日(月)10時46分配信

 上空の強い寒気と関東の沖合にある低気圧の影響で、28日は千葉市など千葉県北東部で局地的に積雪を観測した。首都圏を中心に大雪となった14日以来の積雪になった。

 気象庁によると、雪は28日未明から降り始め、千葉市で6センチ、銚子市で5センチなどの積雪を記録した。東京都西部や埼玉県でも一時、降雪があった。

 雪をもたらした低気圧は東海上に抜け、移動性高気圧に覆われるため、東日本の天候は回復に向かう。【馬場直子】

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 びっくりしたのは、千葉市の積雪6cm。6時から8時の2時間で6cm積もっていました。
 同じ市内でも、ずいぶん降り方が違っていたわけです。
 (もっとも、その時間は寝ていたので分かりませんが、道路にまったく残っていないので・・・)
 さらに、毎日新聞の記事をもう一つ。

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<積雪>成田空港で8センチ 車のスリップ事故相次ぐ
毎日新聞 1月28日(月)10時58分配信

 千葉県内では、28日未明から降り始めた雪が、北東部から千葉市、木更津市にかけて局地的に次第に強まり、午前9時現在の積雪は成田空港で8センチ、千葉市で6センチ、銚子市で5センチを記録した。

 降雪は朝の通勤時間帯と重なり、滑り止めなどの準備不足の車両によるトラブルが各地で発生。千葉市内や成田市周辺などで渋滞が発生した。スリップ事故も相次ぎ、白子町の衝突事故で軽トラックを運転していた男性(80)が死亡した。県教委などによると、県内の公立校62校が休校した。

 成田空港では午前10時までに、計8便が目的地の変更や欠航となった。鉄道ではJR東日本の成田線などの一部の区間で運転を見合わせたほか、高速道路も東関道などの一部区間で通行止めとなった。

 千葉県庁で除雪作業に当たっていた県職員、内海丈雅さん(42)は「短時間でこんなに積もるとは予想外」と雪かきに汗を流した。【田中裕之、小林祥晃】

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 成田空港では8cm! アメダスを見ると、降水量は7時の0.5ミリだけなのですが・・・。

 最初の記事にあるように、雪の原因は「上空の強い寒気と関東の沖合にある低気圧の影響」。
 21時の天気図の山陰沖の低気圧、9時の関東の沖合いの低気圧はどちらも上空の寒冷渦に対応したもの。関東の沖合いの低気圧は3時の天気図から解析されました(1008hPa)。

 ●地上実況天気図       左:1月27日21時    右:1月28日9時
画像

 21時のAXFE578を見ると、山陰付近には+233の強い渦があり、700hPaで-74の強い上昇流が解析されています。この渦は9時には関東付近に進み(+300)、関東の東海上で-65の強い上昇流が解析されました。

 ●AXFE578       左:1月27日21時    右:1月28日9時

 上空に強い寒気を伴った渦の影響で、大気の状態が不安定となり、短時間の強い降雪となったようです。
 エコー図を見ても、7時頃をピークに千葉県北東部〜茨城県南部に強いエコーが現われています。周辺では落雷を多数観測しました。

 ●レーダーエコー図       左:1月27日21時〜24時   右:1月28日1〜4時
画像

 ●レーダーエコー図       左:1月28日5時〜8時   右:1月28日9〜12時
画像

 この雪について、銚子地方気象台は、きのうの夕方に府県情報を発表していました。

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雪に関する千葉県気象情報 第1号
平成25年1月27日16時47分 銚子地方気象台発表

(見出し)
千葉県では、27日夜遅くから28日朝にかけて雪が降り、積雪となるおそれがあります。雪による交通障害などに注意して下さい。

(本文)
[気象状況]
 28日昼前にかけて、東日本には強い寒気を伴った上空の気圧の谷が進む見込みです。また、28日未明までに伊豆諸島付近に低気圧が発生し、関東の南海上を東へ進むでしょう。

 このため、千葉県では、早い所では27日夜遅くから雪が降り出し、28日朝にかけて雪となるでしょう。雪は、28日昼前には止む見込みです。

[降雪の予想]
 28日18時までの24時間の降雪量は、いずれも多い所で
 北東部 5センチ
 北西部 3センチ
 南部  3センチ
 の見込みです。

[防災事項]
 雪による交通障害や路面の凍結に注意して下さい。

[補足事項]
 今後、気象台が発表する注意報、気象情報等に留意して下さい。
 これで「雪に関する千葉県気象情報」は、終了します。

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 結果的には実況に足りないとはいえ、量的にはよい線の見解を発表していました。
 惜しむらくは、「これで・・・終了します」としていなければ・・・。
 なので、あらためて仕切り直しの第1号・・ですが、すでに事後ですね。。
 これだけの急変は、気象台でも読みきれなかったのかもしれません。

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大雪に関する千葉県気象情報 第1号
平成25年1月28日09時35分 銚子地方気象台発表

(見出し)
大雪の峠は越えましたが、北東部では28日昼前まで弱い雪の降る所があるでしょう。雪による交通障害や路面の凍結に注意して下さい。

(本文)
[気象状況]
 大雪の峠は越えましたが、北東部では28日昼前まで弱い雪の降る所があるでしょう。

[雪の実況]
 28日09時現在の積雪の深さ(アメダス速報値)は、
 千葉市中央区    6センチ
 銚子        5センチ
となっています。

[防災事項]
 北西部と北東部では、29日にかけて積雪となる所がある見込みです。
 雪による交通障害や路面の凍結に注意して下さい。

[補足事項]
 今後、気象台が発表する注意報、気象情報等に留意して下さい。
 これで「大雪に関する千葉県気象情報」は、終了します。

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 昼前の天気予報を見ていたら、銚子の積雪5cmは39年ぶり(!)とのこと。
 つい(?)、調べてしまいました。

画像

 39年前――。1974年2月27日ですね。
 NCEP再解析データで、地上と500hPaの天気図を作成してみました。
 (以下、リンクは気象庁HPの銚子の実況値)

1974年2月27日

 沿海州から日本海が深い気圧の谷で、南岸に強風軸。
 東海上の低気圧からのびるシアラインが関東南部へ達していたようです。

  ●1974年2月27日3時       左:地上解析図    右:500hPa解析図
画像


 銚子は積雪深5cmは7時から9時の2時間で積もったもの。
 当然、「降雪の深さ日合計」も5cmになります。
 先の表の通り、この60年で「降雪の深さ日合計」が5cm以上となるのは、今回が5度目。
 ものはついでなので(!?)、今回と39年前をのぞく3事例の解析天気図も載せておきます。

1966年12月27日

 沿海州に正渦はありそうですが、日本海にかけてのびるトラフはあまり深くありません。
 ただし、南岸の強風軸が明瞭な点は、1974年と共通。
 東海上の低気圧から関東南部へ、低圧部がのびているのも共通しています。

  ●1966年12月27日9時       左:地上解析図    右:500hPa解析図
画像

1970年1月16日

 沿海州から日本海は深いトラフで、寒冷渦の中心は1974年の事例より南にあります。
 東海上の低気圧の位置・中心気圧に違いがあるとはいえ、やはり、関東南部へ低圧部がのびています。

  ●1970年1月16日9時       左:地上解析図    右:500hPa解析図
画像


1967年2月12日

 沿海州に渦はあるものの、日本海へのトラフの深まりは1966年の事例と同様、それほどでありません。
 また、地上の低圧部が東海沖を指向している点が、これまでの事例と少し違います。
 といっても、関東南部が低圧部であることに変わりはありませんが・・・。

  ●1967年2月12日21時       左:地上解析図    右:500hPa解析図
画像

 こうして見ると、銚子で過去に「降雪の深さ日合計」が5cm以上となった4事例は、いずれも沿海州〜日本海がトラフで、関東南部の500hPaの流れは西南西。地上では、東海上の低気圧からのびる低圧部が、関東南部へ指向する形でした。
 これに対し、今回の事例は、雪のピークは寒冷渦がかなり接近していた時間帯であったこと、地上は低気圧からのびるシアというより、寒冷渦に対応して発生した低気圧の影響を直接受けた点が異なります。
 千葉県まで範囲を広げると話は違ってきそうですが、少なくとも銚子に関しては、初めてのパターンと言えるかもしれません。

 それにしても――。
 統計期間の異なる「月最深積雪」を見ると、10cm以上が8事例もあり、大半が戦前。
 いったい、どんな要因で降ったのでしょうか・・・。


  ※ 地上天気図と銚子の記録は気象庁、AXFE578は北海道放送、
     過去の解析天気図はNOAA、レーダーエコー図は「川の防災情報」のサイトより引用しました。

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