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zoom RSS *** -48.3 or -48.2 ? ***

<<   作成日時 : 2012/12/26 23:56   >>

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 下はけさ4時前に入った、気象庁の短期予報解説資料。
 1ヵ所間違いがあります。

画像
                           (画像は日本気象株式会社のHPより引用のうえ、加工)

 正解は――って、タイトルに書いてましたね。。

 短期予報解説資料には稚内の25日12UTC高層気象観測 500hPa気温は-48.3と書かれていますが、正しくは-48.2℃。-48.3という値は、おそらくAUPQ35を参照したのでしょう。
 確かに、25日21時のAUPQ35には、しっかり-48.3と書かれていますが・・・。

画像
                           (画像は北海道放送のHPより引用のうえ、加工)

 気象庁のHPで25日21時の稚内の値を確かめると、500hPaの気温は-48.2℃。AUPQ35とは違います。

 ちなみに、この-48.2℃という値、12月の月最低気温としては、2番目に低い記録に当たります。
 それにもかかわらず、500hPaの月最低ジオポテンシャル高度の低い記録として10位以内に入っていないのは、下層寒気が記録的に強いわけではないから、と考えられます。それでも、十分強いのですが・・・。
画像
                           (画像は気象庁のHPより引用のうえ、加工)

 それはともかく、なぜ、AUPQ35に表示される値と真の値が異なるかというと・・・。
 4年前の記事で、同じ話題について書いていました。

---------------------------------------------------------------
・高層観測の気温は0.1度単位で観測されている。
・電文では小数点第1位が奇数か偶数かで正負を区別している。
 このため、(見かけと違って)0.1度単位で正確に表現できない。
      −20.5と−20.4はどちらも−20.5と表示される。
      同様に、20.5と20.4はどちらも20.4と表示される。
・高層実況天気図に表示される気温は観測値そのものではなく、電文中の値。
      −20.5と−20.4はどちらも−20.5と表示される。
      同様に、20.5と20.4はどちらも20.4と表示される。

---------------------------------------------------------------

 25日21時の稚内の500hPaに当てはめると・・・。

---------------------------------------------------------------
・高層観測の気温は0.1度単位で観測されている。
・電文では小数点第1位が奇数か偶数かで正負を区別している。
 このため、(見かけと違って)0.1度単位で正確に表現できない。
      −48.3と−48.2はどちらも−48.3と表示される。
      同様に、48.3と48.2はどちらも48.2と表示される。
・高層実況天気図に表示される気温は観測値そのものではなく、電文中の値。
      −48.3と−48.2はどちらも−48.3と表示される。
      同様に、48.3と48.2はどちらも48.2と表示される。

---------------------------------------------------------------

 このようなルール、詳細をすっかり忘れていました。。
 たまに復習しないと、ダメですね・・・。

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コメント(2件)

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バイナリーデータのBUFR(高層実況)では、A/Nデータとは違い小数点の奇数/偶数による温度符号の区別はありません。データをコンバートする必要はありますが、いかんせんコンバートのソフトがないのが難点です。
navarea11
2012/12/27 00:34
BUFRは扱ったことがなく、
奇数/偶数による温度符号の区別がないとは、知りませんでした。
手軽に扱えないのが、難点なんですね。

一方で手軽に扱えるAUPQ35やAUPQ78は
奇数/偶数による温度符号の区別があり、
しかも、それがあまり知られていない・・・。
区別があるのはやむを得ないにしても、
誤解を招かないような周知は必要な感じがします。
利用範囲が狭いので、効果が微妙かもしれませんが・・・。
たかはし
2012/12/31 02:13

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