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zoom RSS *** キロクアメ フクイ × 3 (7/21) ***

<<   作成日時 : 2012/08/21 23:54   >>

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 前の記事で一年前を振り返ったので(?)、この記事では一ヵ月前の出来事を――。
 
 その前日、7月20日は広範囲で大気の状態が不安定となり、和歌山・富山・福井・岡山の各地方気象台がキロクアメを発表。当然、警報も多数発表され、かなりシビアな一日でした。
 翌21日は少しはマシになるだろうと思っていたら、そんなことはなく・・・。
 それどころか、予想外のキロクアメが発表され、驚きました。
 明け方の強雨で3通もキロクアメ フクイが・・・。

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福井県記録的短時間大雨情報 第2号
平成24年7月21日03時47分 福井地方気象台発表

 3時30分福井県で記録的短時間大雨
 あわら市金津で95ミリ
 あわら市六日で93ミリ
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福井県記録的短時間大雨情報 第3号
平成24年7月21日04時02分 福井地方気象台発表

 3時30分福井県で記録的短時間大雨
 坂井市付近で約100ミリ
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福井県記録的短時間大雨情報 第4号
平成24年7月21日05時25分 福井地方気象台発表

 5時福井県で記録的短時間大雨
 あわら市付近で約80ミリ

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 第2号から始まっているのは、前日(20日)の第1号から続く、一連の現象としたからでしょう。

 ただし、大雨に関する府県情報となると、話は別でした。
 下は20日18時に発表された情報ですが、雨は夜遅くには終息する見解でした。

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大雨に関する福井県気象情報 第1号

平成24年7月20日18時00分 福井地方気象台発表

(見出し)
嶺北では、20日夜のはじめ頃まで土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒してください。
(本文)
[要因]
 福井県には、湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となっています。

[雨の実況]
 解析雨量では、1時間の多い所

  越前市 15時30分まで 約90ミリ           
  鯖江市 15時30分まで 約70ミリ
  南越前町15時30分まで 約60ミリ
  池田町 15時30分まで 約70ミリ    
  福井市 14時30分まで 約50ミリ
  美浜町 13時30分まで 約60ミリ
  若狭町 13時30分まで 約50ミリ
  小浜市 13時30分まで 約50ミリ
 
 また、越前市では、15時30分までの3時間に約200ミリを観測しています。

 ※解析雨量とは、気象レーダーにより観測された雨の強さをとアメダス等の雨量計により観測された雨量を用いて解析・補正したものです。
   
[雨の予想]
 福井県では、20日夜のはじめにかけて、1時間に50ミリ程度の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。その後も小康状態はありますが、21日昼前まで雨が断続的に降るでしょう。
 
[防災事項]
 土砂災害、低地の浸水、河川の増水に警戒してください。

[特記事項] 
今後、気象台の発表する注意報・警報に留意してください。

[情報の発表予定]
 「大雨に関する福井県気象情報」は、この情報で終了します。

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 ところが、実際は――。

 ●レーダーエコー図     7月20日22時〜24時
画像

 ●レーダーエコー図     7月21日1時〜3時
画像

 ●レーダーエコー図     7月21日4時〜6時
画像

 福井地方気象台にとっても、21日未明からの雨は予想外だったのでしょう。
 3時過ぎに、「第1号」の府県情報があらためて発表されていました。

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大雨に関する福井県気象情報 第1号
平成24年7月21日03時17分 福井地方気象台発表

(見出し)
嶺北では、21日朝まで土砂災害に、21日明け方まで低い土地の浸水や河川の増水に警戒して下さい。
(本文)
[要因]
 太平洋高気圧から、暖かく湿った空気が東シナ海から日本海を通り北陸地方に流れ込んでいます。更に、大気の状態が不安定となっており、福井県では、雨雲が発達しやすくなっています。この状態は、21日明け方まで続く見込みです。 

[雨の予想]
 21日6時までの1時間降水量は
  嶺北の多い所で 40ミリ
 の見込みです。

[雨の実況] 
 7月20日10時から21日03時までの総降水量(アメダス速報値)は、多い所で
 坂井市三国    60.5ミリ
 南越前町今庄   21.0ミリ
 大野       20.5ミリ

[防災事項]
 昨日からの大雨により地盤が緩んでいる所があります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に厳重に警戒して下さい。
 
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、気象情報等に留意願います。

[情報発表予定]
 「大雨に関する福井県気象情報」は、21日11時頃に発表する予定です

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 ちなみに、石川県でも6時前に「第1号」が発表されました。
 ただ、こちらは福井と違い、前日夕方には発表していなかったはず・・・。
 どちらにしても、後手であることに変わりありませんが・・・。

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大雨と雷に関する石川県気象情報 第1号
平成24年7月21日05時55分 金沢地方気象台発表

(見出し)石川県では21日朝にかけて、所々で非常に激しい雨が降るでしょう。
低い土地の浸水、河川の増水や土砂災害に警戒してください。
(本文)
[要因]
 北陸地方には、湿った空気が流れ込んでおり、大気の状態が非常に不安定となっています。石川県では、局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨の降っている所があります。

[雨の予想]
 石川県では、21日朝にかけて1時間に50ミリを超える非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
 22日6時までの24時間に予想される雨量は、石川県の多い所で100ミリの見込みです。

[防災事項]
 石川県では低い土地の浸水、河川の増水や土砂災害に警戒してください。
 また、落雷や突風にも注意してください。

[特記事項]
 今後、気象台の発表する、警報や注意報、気象情報等に留意してください。

[情報の発表予定]
 次の「大雨と雷に関する石川県気象情報」は、21日12時頃に発表する予定です。

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 北陸地方の中枢である新潟地方気象台からは、20日夕方に地方情報が発表されていますが、当然のごとく、この情報で「終了」扱い。未明以降の強雨が福井・石川が中心だったせいか、その後、地方情報の発表はありませんでした。

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大雨と雷に関する北陸地方気象情報 第1号

平成24年7月20日16時27分 新潟地方気象台発表
(見出し)福井県、富山県では20日夜のはじめ頃にかけて、所々で非常に激しい雨が降るでしょう。低い土地の浸水、土砂災害や河川の増水に警戒してください。
(本文)
[要因]
 北陸地方には、湿った空気が流れ込んでおり、大気の状態が非常に不安定となっています。
 このため、福井県、富山県では、積乱雲が発達しており、局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨の降っている所があります。20日夜のはじめ頃にかけて所々で非常に激しい雨が降る見込みです。

[防災事項]
 福井県、富山県では低い土地の浸水、土砂災害や河川の増水に警戒してください。
 また、落雷や突風にも注意してください。

[特記事項]
 今後、地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報等に留意してください。

[情報の発表予定]
「大雨と雷に関する北陸地方気象情報」はこれで終了します。

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 朝以降もエコーは同じようなエリアに停滞し、昼頃にようやく弱まりました。

 ●レーダーエコー図     7月21日7時〜9時
画像

 ●レーダーエコー図     7月21日10時〜12時
画像

 地上天気図では、6時の図にとってつけたように(!?)低気圧が現われていますが、この低気圧はあまり本質的な問題ではありません。
 梅雨明けしていたので描きたくない気持ちは分かります(?)・・・とはいえ、南海上の高気圧とオホーツク海の高気圧は、明らかに気団が違います。本州付近には、前線が停滞していたと考えるほうが自然でしょう。

 ●地上実況天気図       左:7月21日3時     右:7月21日6時
画像

 500hPa天気図を見ると・・・。
 東海上には寒冷渦があり、その北のリッジとあわせて考えると、逆位相の動きの遅い場。
 さらに、九州の南のサブハイとあわせて考えると、本州付近の流れは概ね北西→南東。
 このため、同じようなエリアに北西から雨雲がかかり続けたのでしょう。
 そして、この流れは下層が非常に湿った空気で対流不安定な成層だったので、雨雲が発達し、地形の影響などで、より強められたと推測されます。

 ●地上実況天気図       左:7月20日21時     右:7月21日9時

 それにしても、この事例はどのモデルも弱い降水予想しかなく、予想が難しいものでした。
 似たようなパターンが現われた時に、どのような対応が可能なのか、考えどころです。


  ※ レーダーエコー図は「川の防災情報」、天気図は北海道放送のHPより引用しました。

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